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大戦隊ゴーグルファイブの第49話


ナレーション「透明人間となって、遂に未来科学研究所を突き止めることが出来たマズルカであったが、デスマルク大元帥によって体内に爆弾を仕掛けられていることを知るやデスギラー将軍を道連れに爆発して果てた。マズルカの悲劇的最期によって秘密基地内が崩壊したとも知らず、ゴーグルシーザーは基地の上空を虚しく旋回していたが、やがて何処ともなく姿を消した」

デスマルク「総統タブー、遂に勝ちました。ゴーグルファイブを倒したのです。もはやデスダークの前に立ち塞がる者はありません。この世は全て総統タブーのものになったも同然」

タブー「暗黒科学デスダークの新しい歴史が始まる。デスマルク大元帥、この門出を祝うがよい」

デスマルク「偉大なる総統タブーに乾杯」


                  将軍!最後の挑戦


ダムの局員が倒れている春男を発見する

局員A「うわっ!」

局員B「どうした!」

局員A「子供が死んでいるぞ!」

局員B「えっ」

春男のところへ向かう

局員A「まだ生きてるぞ」

安全なところまで引き上げる

局員B「おい、坊や!しっかりしろ!坊や、しっかりするんだ!」

春男「ん?どこ?ここは、どこ?あ、僕は生きているんだ。僕は生きているんだぞ」

そう言って走り去る

局員A、B「おい、坊や!」

春男「僕は生きているぞ、僕は生きているんだ。おーい、みんなどこにいるんだよ?」

走りながらゴーグルファイブに通信する

春男「ゴーグルファイブ!ゴーグルファイブ!誰か応答してよ」

後楽園にたどり着く

春男「ダメだよ、みんな死んじゃ。嫌だよ、僕一人ぼっちだなんて」

次第に泣き出す

春男「嫌だよ、嫌だよ。みんな死んじゃったのかよ?赤間さん、黒田さん、青山さん、黄島さん、ミキさん、達也さん、誠さん、大助さん、あかねさん、さゆりさん・・・」

青山「おい、春男」

春男「青山さん」

黒田「春男、男だろ!」

みんな無事だった

誠「もう泣くなよ」

青山「みんな無事だぞ」

崩壊した研究所に行く

赤間「うわっ」

達也「ひどいや」

誠「滅茶苦茶だよこりゃ」

大助「これじゃゴーグルシーザーも呼べないぞ」

あかね「私達、何も出来ないわ」

青山「けっ、完全にやられたな」

春男「青山さん、僕達どうすりゃいいんだよ?」

黒田「マズルカが自分の体を犠牲にしただけの効果はあったというわけだ」

黄島「ゴーグルファイブも再起不能かよ」

赤間「何を言い出すんだ!みんなも元気を出せ!こんなことでくじける俺達じゃなかったはずだ。基地が無くなったんなら作り直せばいいじゃないか」

倒れたはずのデスギラーが動き出した

赤間「デスギラー!」

黄島「危ない!」

しかし、反撃する力は残っていなかった

黒田「まだ息があるぞ」

赤間「よし、手当てをしてやろう」

黄島「な、な、な、何であんな奴を!」

青山「そうだよ!あんな奴放っておけば」

赤間「俺達も生きている喜びを味わったばかりじゃないか。数え切れない命を奪った男だからこそ、命の尊さを教えてやりたい」

ナレーション「ゴーグルファイブとコンボイは未来科学研究所員の協力を得て、場所を移し大急ぎでコンボイピュータの再建に取り組んでいた」

黄島「うわっ。誰だよ、こんな所繋いだのは?」

大助「これやったの黄島さんだよ」

黄島「しーっ」

黒田「コンピュータは性格が第一」

黄島「すいません」

赤間「焦らないでやろう」

そこへクマモズーが現れる

クマモズー「クマモズー!」

一同「うわっ!」

クマモズー「月の輪爆弾!」

黄島「コンピュータが」

青山「このーっ!」

赤間「みんな、行くぞ!」

一同「おう、ゴーグルファイブ!」

デスギラーが目を覚ました

デスギラー「やめろモズー!俺はデスギラー将軍だぞ」

クマモズー「最強のモズー、クマモズーさえいれば貴様など必要ない」

デスギラー「なんと言う侮辱、痩せても枯れても俺は将軍だぞ・・・うっ」

やはり戦う力は無い

デスギラー「おのれ・・・」

レッド「さあ、早く向こうへ」

さゆり「OK」

クマモズー「殺れ!」

表へ出る

レッド「待て!」

そこにマダラマンが待ち構えていた

ブルー「行くぞ!」

身の軽さを生かす

ブルー「これで決まりだ!」

今さらだがマダラマンなど敵ではない

クマモズー「クマモズー!熊爆弾!」

レッド、ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「うわっ」

クマモズー「クマモズー!月の輪リング!」

五人を拘束する

イエロー「超エネルギー体だ」

クマモズー「いかにも。リングの中にはハイトロンエネルギーが詰まっているのだ」

クマモズーに攻撃を仕掛けたのはデスギラーだった

クマモズー「デスギラー将軍!」

デスギラー「モズーの分際で無礼なる振る舞い、許せん!」

クマモズー「引け!」

レッド「デスギラー・・・」

デスギラー「これでお相子さ・・・」

デスマルク「何?デスギラーが生きていた?」

クマモズー「しかも、私の邪魔をしました」

デスマルク「奴め、デスダーク勝利の暁にはきっと処刑してやる。デスファイター発進!」

レッド「デスファイターだ」

デスファイターは町中を襲う

レッド「ゴーグルシーザーがあれば勝手な真似はさせないんだが・・・」

クマモズー「今だ、行くぞ!」

そこへゴーグルシーザーが現れ、デスファイターを撃墜した

クマモズー「ゴーグルシーザーが来るとは・・・引け!引け!引け!」

イエロー「あっ、ゴーグルシーザーだ」

ブルー「一体誰が動かしているんだ?」

降りてきたのは本郷博士だった

ブラック「本郷博士!」

ブルー、ピンク「博士!」

本郷博士「ゴーグルファイブ!」

ピンク「博士!」

本郷博士「おお、みんな無事か」

コンボイ「博士!」

本郷博士「みんな、よく頑張ってくれたね。さあ、もうみんな大丈夫だ」

春男「え?でももう何もないんだよ」

本郷博士「未来科学研究所に万一のことがあった場合に備えて第二の秘密基地が用意してあるんだ」

みんなを案内する

本郷博士「ここだ」

黄島「いやあ、こんな山の中じゃ分かりっこねえな」

デスギラー「奴ら、こんな所に」

中は非常用の研究所になっていた

本郷博士「狭いし未来科学研究所ほど揃ってはいないが、ゴーグルシーザーを発進しゴーグルファイブと連絡を取り合い、データ分析をすることが出来る」

赤間「ここが地球を守る最後の砦だ。みんな、頑張ろう」

一同「おう!」

その頃

デスマルク「何?本郷博士がアフリカから帰ってきた?」

デスギラー「そうです。この秘密基地も早く潰さないと危険ですぞ」

デスマルク「デスギラーめ、何を考えておるのだ。クマモズー、今度こそ秘密基地を叩き潰せ!」

クマモズー「出て来い、ゴーグルファイブ!熊爆弾!」

赤間「あっ・・・よし、行くぞ」

黒田、青山、黄島、ミキ「おう!」

クマモズー「殺れ!」

赤間「最後の砦、命に代えても守ってみせる!行くぞ」

一同「おう!ゴーグルファイブ!」

レッド「ゴーグルレッド!」

ブラック「ゴーグルブラック!」

ブルー「ゴーグルブルー!」

イエロー「ゴーグルイエロー!」

ピンク「ゴーグルピンク!」

レッド「戦え!大戦隊!」

レッド、ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「ゴーグルファイブ!」

クマモズー「行くぞ!」

レッド、ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「とおーっ!」

クマモズー「月の輪爆弾!」

先制攻撃を仕掛ける

クマモズー「ベアハンド!行くぞ、ゴーグルレッド!」

力で押されていた

クマモズー「レッド、ブラック、ブルー。おのれピンクめ」

イエロー「ピンク!」

ピンク「イエロー!」

イエロー「よし、力なら俺に任せろ!」

クマモズー「ベアハッグ!」

肉体派のイエローでさえ押されていた

レッド「イエロー!みんな、足攻撃だ!」

クマモズーの足を集中攻撃した

クマモズー「足が・・・足が痛い!」

イエロー「よし、メガトンボールだ!」

レッド「ゴーグルキック!とおっ!」

ブラック「とおっ!」

ブルー「とおっ!」

イエロー「とりゃー!」

ピンク「とおっ!」

デスギラー「ゴーグルファイブを倒せるのは俺しかいない」

レッド、ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「ゴールデンスピア!」

ゴーグルサーベルを合体させる

レッド、ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「ゴーグルゴールデンスピア!」

クマモズー「うおっ」

レッド「行くぞ!」

ワン!」

レッド「ツー!」

ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「GO!」

レッド「アタック!」

デスマルク「おのれゴーグルファイブめ。よし、クマコング発進だ」

デスギラー「待て!」

デスマルク「デスギラー将軍」

デスギラー「クマコングは俺が操縦し、ゴーグルファイブはこれで俺が倒す!」

デスマルク「そ、それはダークビーム砲!デスギラー将軍、勝手な真似は許さんぞ」

デスギラー「くっ・・・」

襲ってきたマダラマンを蹴散らしダークビーム砲をデスマルクに突きつける

デスマルク「な、何をする」

デスギラー「クマコングへの搭乗、お許しくださいますな?さあ!」

タブー「儂が許す!」

デスギラー「有難き幸せ!」

クマコング「リフレッシュパワー!」

デスギラー「クマコング発進!」

現場に到着する

デスギラー「ゴーグルファイブ!デスギラー将軍が相手になってやる!」

ブラック「あっ、あの声は」

レッド「デスギラーがクマコングに乗っているんだ!」

イエロー「何だって!」

デスギラー「デスマルク大元帥、総統タブー。ご覧あれ。デスダーク最強の勇者が誰であるか」

レッド「デスギラー!お前には最後まで命の尊さが分からなかったようだな!」

デスギラー「行くぞ!ダークビーム砲!」

本郷博士「ゴーグルシーザー発進だ!」

達也「ゴーグルシーザー発進!」

レッド「行くぞ!」

ブラック、ブルー、イエロー、ピンク「おう!」

レッド「ゴーグルジェット発進!」

ゴーグルジェットが発進する

レッド「合体だ!」

レッド、ブルー、イエロー「GO!」

レッド「ゴーゴーチェンジ!」

ブルー「ゴーゴーチェンジ!」

イエロー「ゴーゴーチェンジ!」

レッド、ブルー、イエロー「合体完了!」

デスギラー「行くぞ!ゴーグルファイブ!遂に勝負を決する時が来たな!ダークビーム砲発射!」

レッド、ブルー、イエロー「うわっ!」

コンボイ「うわっ」

春男「危ない!」

レッド「ハンドミサイル発射!」

しかしダークビーム砲にかき消される

レッド「ゴーグルスピン!」

これも効かなかった

デスギラー「ハッハッハッハッハ。とどめだ!」

レッド「うわっ」

ブルー「うわっ」

イエロー「うわっ」

デスギラー「ハッハッハッハッハ」

レッド「このままじゃ俺達まで消されてしまうぞ!ゴーグルフラッシュ!」

地球剣を構え

レッド「ゴーグルサンダー!」

デスギラー「うおっ・・・おのれ、行くぞ!」

剣を取り出す

ブラック、ピンク「あっ」

デスギラー「ダークスクリュー!」

レッド「地球剣!電子銀河斬り!」

ゴーグルロボ「地球剣!電子銀河斬り!」

デスギラー「無念!」

デスギラーは誇り高き最期を遂げる

デスマルク「デスギラー将軍までやられたか。いよいよ儂が出陣する時が来たようだ」

コンボイ「おーい!」

赤間、黒田、青山、黄島、ミキ「おーい!」

ナレーション「宿敵デスギラー将軍倒れた。ゴーグルファイブもコンボイ達もいよいよ最後の決戦が近付いていることを肌に感じた。この小さな基地を地球を守る最後の砦として戦い抜くことを決意したのである」

                                          
                                           つづく

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