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超新星フラッシュマンの第49話
 

レッドフラッシュとの一騎打ちを終えたサー・カウラーはサラを宇宙船に乗せてどこかに飛んでいた。

サラ「どこへ行くの!? 私をどうしようというの?」

カウラーが目を覚ます。

カウラー「このままでは……死んでも、死に切れん! ケフレンを倒すまでは……死なんぞ!」

カウラーがスイッチを押す。

サラ「きゃああっ!!」

サラが宇宙船から地上に下ろされる。

カウラー「さらばだ……」

宇宙船が飛び去る。
 

逆襲ラー・デウス
 

サラがおろされたのは廃屋の前だった。

サラ「ここはどこなのかしら!? この家は……」

サラの脳裏に以前、タイムスリップしたときに見た光景の記憶が甦る。

サラ「タイムスリップしたときに見たのと、同じだわ……」

サラは小屋に入り、辺りを見回すと時村博士とみどりが写っていた1つの写真立てが置いてあった。

サラ「時村博士と奥さん! すると、ここが……20年前時村博士が住んでいた家!? じゃあ、この赤ちゃんは……誰? あなたは誰なの!?」

赤ん坊の首にはサラとよく似たペンダントがかけられていた。

サラ「うそ……同じだわ。この意思は私のプリズムフラッシュにしか使っていない……ということは、この赤ちゃんを助けたフラッシュ星人は、このペンダントの意思を……ここにつけたに違いないわ! じゃあ、この赤ちゃんは……この赤ちゃんは、20年前の私!?」

サラが飛び出す。

サラ「カウラー……押しててくれたの……」

カウラーはラボーに向かっていた。

カウラー「行くぞ……ケフレン!!」

ネフェル「ケフレン様!!」

ケフレン「カウラー!!」

ネフェル「ケフレン様!!」

カウラーの円盤がラボーに衝突。

カウラーは円盤もろとも大爆発する。

カウラー「うわああっ!!」

ケフレン「カウラーめ……自爆しおったな!?」

一方、サラは反フラッシュ現象にかかり始める。

ナレーション「その頃、サラの行方をおっていた陣たちにも、サラと同じような異変が起きた」

ダイが車から降りる。

ダイ「苦しい……」

ジンたちも降りて苦しみだす。

ブン「頭が……頭が割れそうだ……」

ルー「く、苦しい……」

ラウンドベースでは、マグがジンたちの隊長を知らば手板。

マグ「体温39度……血圧189……脈拍96……心拍数40……すごい数値だ……酸素吸収能力も落ちている……あらゆるパワーが落ちている……フラッシュマンの体は……地球の環境に合わなくなっている……とうとうここまで弱ってしまったんだ……フラッシュマンが地球にいられるのは……あと4日……あと4日……」

ラボー

ネフェルがケフレンの手の甲にキス。

ケフレンは台の上に上る。

ケフレン「大博士リー・ケフレン! ついに今、改造実験帝国メスの頂点に立ったぞ!! 全宇宙の生きとし生けるもの全てを……この私の手で王様に改造できるのだ!! どれだけこの日を待っていたこととか……」

すると床の血が流れ出す。

ケフレン「ネフェル! この広い宇宙を……私の作り出した生命体遺伝子で満ち溢れさせるのだ!!」

ネフェル「ケフレン様!!」

血がデウスの仮面に注がれていく。

再生した仮面はデウスの亡骸とともに再生してしまう。

ケフレン「あれは……デウスが……」

デウス「この私がお前たちごときに負けると思っていたのか!!」

デウスの攻撃がケフレンを怯ませる。

ケフレンはネフェルを連れて逃げる。

外では苦しんでいるジンたちが浮上しているラボーを発見。

ジン「みんな!! ラボーがおかしい……みんな! 早く何とかしないと、大変なことになるぞ!!」

ルー「サラは!? ねえ、サラは?」

そのサラは今、廃屋で倒れていた。

ラボー内

2人はシンセサイザーの前に逃げる。

ケフレン「負けるものか……私には遺伝子シンセサイザーがある!!」

ケフレンがシンセサイザーを弾き始める。

ケフレン「私の使命は、お前を改造することだったそうだ! 望み通りに改造してやる……ただし、この私の思うがままにな!」

デウス「うわああっ!! 地球人ごときに、この私が操れるものか!!」

ネフェル「危ない!!」

デウスが柱を倒す。

ケフレン「何!?」

デウス「カウラーが言ったように、お前は地球人なのだ!!」

ケフレン「嘘だ……誰が、誰がそんな作り話を信じるものか……」

デウス「嘘ではない!! お前は300年前、この地球から誘拐されたのだ! その赤ん坊に指示をし、そのまま改造実験を施し、今のお前に育て上げたのは……この私だぞ!!」

ケフレンの耳に赤ん坊の泣き声が響く。

ケフレンはそのまましゃがみ込む。

ケフレン「ああ―――っ……」

デウス「ハッハッハ!!」

ネフェル「ケフレン様!!」

ケフレン「寄るな!! みんな……みんな改造してやる……生命改造こそが私の喜び。その中でも最高の遺伝子を持つ……デウス!! 貴様を改造するのは……私の最大の喜びなのだ!!」

デウス「何!?」

ケフレンは再びシンセサイザーを弾き始める。

デウス「うわあっ!! おのれ!! うわああっ!!」

デウスから火花が散る。

一方、ジンたちがラボーの前にやってくる。

そこから舞い降りたのはデウス獣戦士ザ.デウスーラに改造されたデウスだった。

ケフレン「勝ったぞ……デウス獣戦士ザ・デウスーラ誕生!! フラッシュマン!! 大帝ラー・デウスも改造したぞ。今日こそ決着をつけてやる!!」

ジン「あれがラー・デウスの変わり果てた姿……」

ネフェルーラがフラッシュマンの後ろに現れる。

ネフェルーラ「フラッシュマン! 最強最高のデウス獣戦士デウスーラに、4人で勝てると思ってるのか!!」

横からゾローの群れが現れる。

ジン「プリズムフラッシュだ!」

ダイ・ブン「おう!」

ルー「OK!!」

一同「プリズムフラッシュ!!」

ジンたち4人がフラッシュマンに変身。

レッド「シャットゴーグル!!」

グリーン「シャットゴーグル!!」

ブルー「シャットゴーグル!!」

ピンク「シャットゴーグル!!」

レッド「行くぞ!」

グリーン・ブルー「おう!」

ピンク「OK!!」

フラッシュマンがゾローに挑む。

剣、蹴り、拳がゾローを一掃する。

ネフェルーラが4人に襲い掛かる。

ネフェルーラ「やれ! デウスーラ!!」

デウスーラの電撃が4人に浴びせられる。

レッド「プリズムシューター!!」

グリーン「おう!!」

ブルー「おう!!」

ピンク「OK!!」

一同「プリズムシューター!!」

プリズムシューターが炸裂すると、デウスーラの姿がデウスに戻る。

ケフレン「デウスに戻るとは……」

デウス「ケフレン、見くびるな! 大帝ラー・デウスの力を……フラッシュマン! よくも毛羽に逆らってくれたな……だがそれもここまでだ!!」

デウスの強力な攻撃がフラッシュマンを襲う。

一同「うわああっ!!」

デウス「その体では、私に指1本触れられまい……フハハハ!!」

するとデウスは戦場を異空間に変えてしまう。

デウス「わははは!!」

ブルー「ここはどこだ!?」

ナレーション「その頃、時村博士たちもサラの行方を捜していた……」

博士が通信機と手に取る。

博士「サラ! サラ!! 応答せよ。サラ! サラ、サラ!! サラ!!」

サラのプリズムフラッシュから博士の声が響く。

博士「サラ! どこにいるんだサラ!! サラ!!」

サラが目を覚ます。

サラ「(お父さん……)急がなくっちゃ……」

サラは力を振り絞って立ち上がり、博士に信号を送る。

博士がそれを見つける。

博士「もしかして、サラのアジトが!?」

節子「サラ! サラなのね!? なぜ答えてくれないの? サラ!」

廃屋

サラ「お父さん、お母さんって呼べないんだけど……呼べないんです……みんな……」

異空間

デウスの攻撃にピンチに位置いるフラッシュマン。

一同「うわっ!!」

すでに立ち上がることすら出来なかった。

デウス「フラッシュマン、覚悟!!」

すると黄色い竹とんぼがデウスに体当たり。

その後、イエローフラッシュに戻る。

ピンク「イエローフラッシュ!!」

ブルー「無事だったのか!!」

イエロー「ごめんなさい。心配かけて」

レッド「良かった……ラー・デウス! 5人揃えばもう怖いものはないぞ!! 超新星!!」

一同「フラッシュマン!!」

デウス「うわあっ……」

レッド「レッドバル!!」

グリーン「グリーンバル!!」

ブルー「ブルーバル!!」

イエロー「イエローバル!!」

ピンク「ピンクバル!!」

5人のバルが炸裂。

一同「ローリングバルカン!!」

5つのバルがローリングバルに合体。

レッド「イエローフラッシュ、サーチ!!」

イエロー「OK!!」

イエローがサーチ。

レッド「ローリングバルカン!!」

最強武器・ローリングバルカンが炸裂。

デウス「うわああっ!! ハハハ……」

しかし、効いていなかった。

グリーン「あっ!?」

デウス「フハハハ!!」

レッド「よし! もう一度だ!!」

一同「ローリングバルカン!!」

もう1発が炸裂。

デウス「うわああっ!!」

デウスが大爆発。

一同「うわああっ!!」

5人が吹き飛ばされる。

レッド「やった……ついにラー・デウスを倒したぞ!!」

グリーン・ブルー「やった……勝ったぞ―――!! やった!!」

イエロー・ピンク「やった……やった―――!!」

ケフレン「愚か者め……私がいることを忘れるな……クラーゲン!!」

クラーゲンがデウスを巨大化。

姿もデウスーラになっている。

レッド「ケフレンめ……巨大デウスーラにしてしまったぞ!!」

一同「フラッシュキング発進!!」

フラッシュキングが地上に降り立つ。

レッドたちはすでに乗り込んでいた。

レッド「行くぞ!」

4人「おう!」「OK!!」

フラッシュキングがデウスーラに挑む。

しかし、強力なパワーに押されていく。

一同「うわあっ!!」

レッド「頑張れ……俺たちが負けたら、誰がこの地球を守るんだ!?」

グリーン「ううっ……」

ブルー「ううっ……」

レッド「キングミサイル!! キングビーム!!」

フラッシュキングの2つの技が炸裂する。

レッド「コズモソードだ!!」

イエロー「OK!!」

スターコンドルからコズモソードが転送。

レッド「フラッシュキングジャンプ!!」

フラッシュキングはコズモソードを手に取る。

一同「スーパーコズモフラッシュ!!」

スーパーコズモフラッシュが炸裂。

大爆発―――ザ・デウスーラこと大帝ラー・デウスは最期を遂げる。

戦いも終わり、5人はふらつく。

ナレーション「ついに、大帝ラー・デウスは滅んだ。だが、生命改造に取り付かれた大博士リー・ケフレンが、悪魔の支配者になろうとしている……フラッシュマンの体は、いよいよ限界に近づいた。果たして、ケフレンを倒すことが出来るであろうか!? フラッシュマンが地球にいられるのも、わずかあと1日……」
 

あと1日
 

戦場跡

デウスの仮面が起き上がり、目を光らせる。
 

つづく

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