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電撃戦隊チェンジマンの第54話
 

ゴスマートの前にバズーが出現。

バズー「ヒース星人の生き残りがいたとは……しかもこのワシに逆らうためにチェンジマンの長官をやっていたとは―――」

ギルーク「しかし、電撃戦隊基地も失った奴らは……もはや大星団ゴズマの敵ではございません」

バズー「行け! スーパーギルーク。地球を滅ぼせ!! チェンジマンと、こしゃくな宇宙人どもを抹殺せよ―――このワシに逆らった者の、哀れな末路を全宇宙の見せしべにするのだ!!」

ギルーク「ははっ……ゴズマート、発進!!」

ゴズマートが地球に向けて動き出す。

ギルーク「嵐よ起きろ……雷をよ落ちろ!!」
 

ギルーク大爆発!
 

地上に落雷が落ち、町が破壊。

シャトルベース内が危機に陥る。

一同「うわああっ!!」

マーメイド「スカイスがやられた!!」

ペガサス「出力が落ちていくぞ!!」

フェニックス「操縦桿が利かないわ!!」

グリフォン「こっちもだ! 操縦不能!!」

ドラゴン「落ち着け!!」

ゴスマート

ギルーク「フフフ。地獄へ落ちろ……シャトルベース!!」

戦士団が消火に当たる。

ドラゴン「頑張れ! 不時着させるんだ!!」

シャトルベースは無事不時着。

伊吹長官たちが駆けつける。

シャトルベースから剣たちが降りる。

伊吹「おお! みんな無事だったか……」

剣「長官、申し訳ありません! 大切なシャトルベースを、傷つけてしまいました……」

伊吹「ゴズマートにやられたんだ」

一同「ゴズマートが!?」

ゲーター「へぇ。ゴズマ衛星軍の、宇宙要塞戦艦や! 遂に攻めてきたんやで……」

ゴズマートが町を襲撃。そこからスーパーギルークが降り立つ。

ギルーク「見たか! スーパーギルークの力を……」

そこへチェンジマン5人が現れる。

ドラゴン「待てスーパーギルーク! チェンジマンがいる限り、この星は守り抜くぞ!!」

ギルーク「生きておったかチェンジマン! だが……基地はなく、シャトルベースも使えずして、このスーパーギルークに勝てると思っておるのか!! スペースバーター!!」

3つの炎がドラゴンたちを襲う。

一同「うわああ―――っ!!」

ギルーク「とどめだ! スペースバーター!!」

謎の光がスペースバーターを破壊。

そこへ現れたのは伊吹長官の新の姿・ヒース星人ユイ・イブキだった。

ギルーク「ユイ・イブキ! 余計な真似を……」

2つの光がぶつかる。

ギルーク「ゴズマート! 奴らを吹き飛ばせ!!」

ゴズマートが6人を襲う。

伊吹「引け。チェンジマン!」

ギルーク「ははは……」

変身を解いた6人がシャトルベースに戻る。

伊吹「シャトルベースの修理は!?」

戦士団「まだです……」

大空「シャトルベースさえ動けば……ゴズマートに体当たりしてでも食い止めるんだ! シャトルベースの修理が終わる頃には……日本は全滅だ!」

麻衣「悔しいけど……敵が空の上じゃ、手も足も出ないわ……」

剣「何とかしてゴズマートに行くことはできないんですか!? 長官……」

シャトルベースを眺める一堂。

ゲーター「ああっ……どないしたらええねん!? あっ、せや!! ゴズマ戦闘機があるはずや!!」

剣「何!?」

ゲーター「ゴズマ戦闘機や!」

疾風「おい!! それはどこだ!?」

ゲーターが剣たち戦闘機に案内する。

ゲーター「こっちや。こっちやで! 大分前に不時着したんや。これなら簡単な修理で飛べるはずやで」」

剣「よし、早く修理を頼む」

ゲーター「ヘイ!」

シップ「大丈夫かよ? こんなオンボロで」

ゲーターは剣と中に乗り込む。エンジンが作動。

ゲーター「アカンわ。エンジンの出力が足らんわ! 1人しか乗れへんで」

剣「よし……俺が行く。お前は降りろ」

ゲーター「何ゆうてまんねん! 剣はんは、こいつを操縦したことがあれへんやんか!」

剣「お前には……奥さんと2人の子供がいるじゃないか。さあ、早く出ろ」

ゲーター「ああっ! アカンアカン!!」

一同が剣に声をかける。

ゲーター「止めなはれ。危ないで剣はん!」

一同「おい!!」「剣!!」「剣さん!!」

戦闘機が浮上。

ナナ「剣さん!!」

ナナが光となって戦闘機を追いかける。

疾風「ナナちゃん!!」

戦闘機がゴズマートに近づく。

ギルーク「我が手にかかれば、チェンジマンなどたわいもないもの。滅び行く地球に乾杯!」

スーパーギルークが酒を飲む。

鏡に何かが映る。振り向くとそれはチェンジドラゴンだった。

ドラゴン「でやああっ!!」

チェンジドラゴンのチェンジソードがスーパーギルークの胴を貫通。

ドラゴン「油断したな。スーパーギルーク!!」

ギルーク「おのれチェンジドラゴン……」

スーパーギルークの光線がチェンジドラゴンを遠ざける。

ギルーク「たわけ……こんなことぐらいで、この俺が倒せると思っていたのか!」

スーパーギルークの攻撃がチェンジドラゴンを襲う。

そこへナナが駆けつける。

ナナ「剣!!」

ナナが盾となる。

ナナ「ていっ!」

ナナの光がスーパーギルークの目を眩ませる。

するとゴズマートが動き出し、地球に不時着。

そこからギョダーイとスーパーギルークが飛び出す。

内部では剣とナナが倒れていた。

剣が目を覚ます。

剣「ナナちゃん……ナナちゃん!」

ナナも目を覚ます。

ナナ「剣さん……」

剣「ナナちゃん! どうしてここへ!?」

ナナ「剣さんが発進した後に、ゴズマ戦闘機に飛び乗ったんです。私なら体も軽いから、一緒に行っても大丈夫だと思ったの……」

剣「なんて無茶なことを……」

ナナ「剣さんを失いたくなかったんですもの……剣さんが死ぬなんて、私嫌!!」

ナナが剣に抱きつく。

ゴズマートに疾風たちが駆けつける。

ゲーター「あっ、ゴズマートや!!」

伊吹「ゴズマートを選挙しろ。星王バズーの秘密を暴く、手掛かりがきっと隠されてるはずだ」

疾風たち「はい!!」

麻衣「あっ!?」

スーパーギルークが姿を現す。

伊吹「ギルーク……」

ギルーク「ゴズマートには、1歩たりとも入れんぞ!! でやああっ!!」

スーパーギルークの力で空が暗くなり、その姿が宇宙獣士・ギラスへと姿を変える。

疾風「自分で宇宙獣士になりやがった……」

ギラス「宇宙獣士・ギラス!!」

伊吹「ギラス!?」

そこへ剣が駆けつける。

さやかたち「剣さん!!」「剣!」

伊吹「大丈夫か!?」

剣「長官! 早くゴズマートへ。ここは俺たちに!!」

伊吹「うん……行くぞ」

剣「レッツチェンジ!!」

一同「OK! チェンジマン!!」

剣たちがチェンジマンに変身。

ドラゴン「電撃戦隊!」

一同「チェンジマン!!」

ヒドラー兵が現れる。

チェンジマン、伊吹、シーマがそれに挑む。

シーマ「えい! やあ!!」

ゲーターの稲妻がヒドラー兵を襲う。

今のうちに伊吹、シーマ、ゲーターがゴズマートに向かう。

するとギラスの雷撃が伊吹たちを襲う。

続いてギラスは刃でシーマたちに斬りかかる。

伊吹がジャンプしてキックを繰り出す。

ギラスが再び3人を襲う。

ドラゴン「とおっ!!」

チェンジドラゴンがギラスに挑む。

ドラゴン「長官、早く!」

伊吹「急げ!」

ゲーター「ヘイ!!」

伊吹たちはゴズマートに乗り込む。

ナナ「長官……」

伊吹「どこかに星王バズーの手がかりがあるはずだ」

ゲーター「どこやろうな!?」

外ではチェンジドラゴンたちがギラスに苦戦する。

ギラス「うお―――っ!!」

ギラスがチェンジマンに立ち向かう。

チェンジマンはギラスに挑むが、太刀打ちできなかった。

ギラスの猛攻が続く。

一同「うわああ―――っ!!」

フェニックス「宇宙獣士ギラス……これまでの最強の獣士よ……」

マーメイド「まるで歯が立たないわ!!」

グリフォン「一体どうすりゃいいんだ!?」

ドラゴン「おのれ……」

チェンジドラゴンが目にしたのは左胸についた傷だった。

ドラゴン「そうだ! あのときの傷だ!! みんな! チェンジソードで奴の左胸を狙うんだ!!」

5人は立ち上がってチェンジソードを手にする。

ギラス「とどめだ!!」

ドラゴン「行くぞ!! とおっ!!」

一同「とおっ!!」

5人は一斉にジャンプ。

ドラゴン「アースフォース・電撃ソード!!」

5人のチェンジソードがギラスの左胸に突き刺さる。

ギラス「ああっ……」

続いてズーカを一斉射撃。

一同「パワーバズーカ!!」

5人のズーカがパワーバズーカに合体。

チェンジドラゴンが弾丸をセット。

ドラゴン「セット」

ギラスとスーパーギルークの姿が重なる。

フェニックス「サーチ!」

ドラゴン「ファイヤー!!」

パワーバズーカの砲撃が炸裂。

ギラスが大爆発。

ギョダーイ「ギョダーイ……ぎょぎょぎょ……」

ギョダーイの巨大化光線でギラスが再生、巨大化。ゴズマートに向かう。

ゲーター「こっちへ来るで……」

戦士団「キャリアゲートOK!!」「第3ゲートOK!!」「気圧メーターOKです!」「チェンジマン。シャトルベース修理完了しました!」

ドラゴン「わかった。チェンジロボ、発進!!」

チェンジロボが飛来。ギラスを止める。

ギラスは両腕の刃でチェンジロボを切り裂く。

ドラゴン「電撃剣!!」

チェンジロボは電撃剣をチェンジシールドから抜き取り、ギラスに挑む。

ドラゴン「電撃剣・風車斬り!!」

電撃剣がギラスの刃を切り落とし、その胴を貫通。

ドラゴン「電撃剣スーパーサンダーボルト!!」

チェンジロボが電撃剣を振るう。

大爆発―――最後の宇宙獣士・ギラスは最期を遂げる。

ナナ「やった!!」

ゲーター「やったでやったで!! やりましたで……」

伊吹がスイッチを押すと後ろのモニターに何かが映る。

ゲーター「ああっ? 星王バズーの秘密が何かわかったんか!?」

轟音

ゴズマートが浮上。

ドラゴン「ゴズマートが!!」

一同「長官!!」「あんた!!」「父ちゃん!!」

ドラゴン「みんな、シャトルベースで追うんだ!!」

一同「OK!!」

シャトルベースが浮上。その中にゲーターの家族も乗っていた。

ドラゴン「必ずゴズマートに追いつき、みんなを助けてみせる!」

シャトルベースは大気圏を越えて宇宙に出る。

ナレーション「シャトルベースは、果たしてゴズマートに追いつけるであろうか!? 一体、伊吹長官は何を発見したのか? 星王バズーは一体どこにいるのか!? チェンジマンは……宇宙の平和を星王バズーとの一戦にかけて、未知の宇宙空間に飛び出していった」
 

つづく
 

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