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ジェクトとの再開〜エンディング直前

そこにはジェクトが立っていた。
ジェクト「おせえぞ アーロン」
アーロン「……すまん」
ジェクトがゆっくりと振り返り、ティーダを視認する。
ジェクト「……よお」
ティーダ「ああ」
ジェクト「へっ! 背ばっか伸びて ひょろひょろじゃねえか! ちゃんとメシ食ってんのか ああん?」
黙ったままのティーダ。ジェクトはティーダの顔をのぞきこむようにして、優しく言った。
ジェクト「……でかくなったな」
ティーダ「まだ あんたのほうがデカイ」
ジェクト「はっはっは! なんつってもオレは『シン』だからな」
ティーダ「笑えないっつうの」
ジェクト「ははは…… じゃあ なんだ まあ その……」
言いにくそうに頭をかくジェクト。
ジェクト「ケリ つけっか」
ティーダ「オヤジ」
ジェクト「ん?」
ティーダの顔がアップになる。
ティーダ「……ばか」
泣き出しそうな顔のティーダ。
ジェクト「はははは……」
少し笑った後、優しくティーダに話しかける。
ジェクト「それでいいさ」
ジェクト「どうすりゃいいか わかってんな」
ティーダ「ああ」
ジェクト「もう 歌もあんまし聞こえねえんだ。もうちっとで オレは……心の底から『シン』になっちまう 間に合って助かったぜ」
ジェクトは明るく振舞おうとする。
ジェクト「んでよ……はじまっちまったら……オレは こわれちまう。手加減とか できねえからよ! すまねえな」
悲しそうに言うジェクトに対し、ティーダは無理している父親に耐えきれなくなったのか、泣だしそうな顔で首を振る。
ティーダ「もう いいって! うだうだ言ってないでさあ!」
ジェクト「……だな」
ジェクトは振り返ると、ティーダ達に背を向けて縁まで歩いていく。
ジェクト「じゃあ……いっちょやるか!!」
ジェクトは向き直ると力を解放し、ゆっくりと後ろへ下がり、下へと落ちていった。その姿を見て必死に助けにいくティーダ。
あと少しというところで手が届かず、ジェクトは下へ落下する。

〜〜〜ジェクト(召喚獣)との戦闘〜〜〜

ジェクトの体が人の姿へ戻り、ゆっくりと崩れ落ちる。走ってジェクトのもとにかけより、ジェクトを支えるティーダ。
ジェクト「泣くぞ すぐ泣くぞ 絶対泣くぞ ほら泣くぞ」
ティーダ「……だいっきらいだ」 (ここだけムービー)
ゆっくりとたちあがるティーダ。
ジェクト「はは……まだ早いぜ」
ティーダ「全部 終わらせてから……だよな」
ジェクトが上半身を起こす。
ジェクト「わかってるじゃねえか。さすがジェクト様のガキだ」
ティーダ「初めて……思った。あんたの息子で……よかった」
ジェクト「……けっ」
ユウナがジェクトに近づく。
ユウナ「ジェクトさん……あの……」
ジェクト「ダメだ ユウナちゃん! 時間がねえ!」
周りを飛び回るエボン=ジュに対し、ティーダがキレる。
ティーダ「邪魔すんじゃねえ!」
ジェクト「ユウナちゃん 分かってんな? 召喚獣を……」
(バハムートの)祈り子「僕たちを!」
ジェクト「呼ぶんだぞ!」
祈り子「呼ぶんだよ!」
倒れこみ、消えていくジェクト。

ユウナ「……はい」
ルールー「来るよ!」
みんな吹き飛ばされ、気がつくとジェクト(召喚獣)の巨大な剣の上にいた。

ティーダ「ユウナ!」
ユウナは身構える。

〜〜〜エボン=ジュが乗り移っていく召喚獣たちを次々と倒していく〜〜〜

ティーダ「みんな!」
皆を見渡すティーダ。
ティーダ「いっしょに戦えるのはこれが最後だ よろしく!」
ワッカ「へっ?」
ティーダ「なんていったらいいかな…… エボン=ジュを倒したら オレ……消えっから!」
ルールー「あんた なにいってるのよ!」
黙って見つめあうティーダとユウナ。
前に進み出て、皆を背に剣を構える。
ティーダ「さよならってこと!」
リュック「そんなぁ……」
ティーダ「勝手で悪いけどさ……これがオレの物語だ!」

〜〜〜エボン=ジュ本体との戦い、エンディングへ〜〜〜

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