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第14話 神爪の里を求めて

「ん…………。」
「気がついたのね。大丈夫?」
「……ここは?」
「恵さんのいる診療所よ。」
下妻町の工場で怪我をした蒼紫と左近児、そして気を失った輝は東京の小國診療所へと運ばれたのであった。
その診療所にて輝は意識を取り戻し布団から起き上がった。
「すごかったぜ、あんな技を持っているくせに、かくしてやがって!あれ、何なんだよ。
 どこで覚えたんだ?」
「えっ?何の……こと?」
弥彦が聞いているのは結城を倒したあの技のことであった。
しかし輝はまったくなんのことか覚えていなかった。
「うっ!」
輝は痛みを伴う頭痛を感じ頭を抱えた。
「大丈夫!」
薫は輝を支えた。
「……ごめん、思い出せない……。」
「そう、わからないのね……。いいのよ、無理しないで。」
「す、すまねえ……。」
弥彦は申し訳なさそうに輝に謝った。
「そうだよな。体が勝手に動いたって感じだったぜ。」
「ええ……はっきり覚えているのは、海野の非道な言葉にカッとなって……、それからは覚えてないです。」
「怒りで我を忘れてたのね……。
 あの動きは、古武術の一種だと思うわ。今までの技も、見たことのない型だったけど……。」
「ああ、迦楼羅の型や迦陵の型は剣心の龍槌閃(りゅうついせん)や龍翔閃(りゅうしょうせん)に似てるが
 性質が違うことから飛天御剣流じゃねえのは確かだな。」
「同感でござるな。だがまあ、今はそれより輝殿の方でござる。体調は、もう大丈夫でござるか?」
「「!」」
薫と弥彦は剣心が輝の名を挙げたことに驚いた。
「えっ?」
「何で名前知ってるんだ?」
「いや、ちょっとした事情があるでござる。輝殿、拙者を覚えているでござるか?」
「……ちょっと待って……、え……と…………。」
輝は剣心の顔を見てしばらく考え出した。
「!、あの時の!?」
ようやく輝は剣心のことを思い出した。といっても名前までは知らないが助けられたのは覚えていた。
「覚えているわ!その頬の傷と独特なしゃべり、それにその刀……あの時の人!」
「覚えていたのでござるか。こんな形で再会しようとは、思わなかったのでござるよ。」
「あの……薫さん、この人は一体……?」
輝は剣心のことを薫に聞いてきた。
「この人は剣心っていって、前にいたうちの居候なの。」
「そうなんですか、この人が……。」
「しっかし驚いたなあ。二人が知り合いだったなんて。」
「以前、不良にからまれていたところを助けてくれたの。あの時はごめんなさい、突然逃げ出したりして……」
輝は剣心に申し訳なさそうに謝った。それは初めて出会ったとき頭痛のあまり逃げ出してしまったことである。
「いや、気に求めておらぬ。記憶喪失であることを知らずに聞いた拙者も悪かったでござるから。」
そんな輝に剣心は笑顔で答えた。
「それはそうと、おめえ、どこ行ってたんでえ?」
「近頃、不穏な輩が増えてきたようでござったのでな。ちょっと調べていたのでござる。
 まさか、佐之や薫殿も同じ事件を追っていたとは……。」
「なんだ、あれ偶然なのかよ。」
「すまぬな。あの工場が、なにやら怪しい薬を作っているようだったので、調べていたのでござるよ。」
「薬?」
「うむ、暗示にかかりやすくする薬でござる。言葉や、光の信号などと合わせて使えば、人を思うがままに
 操れる……という。」
「根津達の使ってた薬だ!」
「どうやら相手の姿が、ハッキリと見えてきたでござるな。」
「ええ……。」
「輝殿、改めて自己紹介するでござるよ。拙者の名は緋村剣心。流浪人の剣客でござるよ。及ばずながら、そなたの力になりたい。
 ……いいかな?」
「輝さん!剣心がいれば百人力よ!」
「おう!その通りだぜ!」
笑顔で語る剣心に薫と弥彦がいきなり割り込んだ。
「ハハハ……。」
突然のことに剣心は思わず目をパチパチさせそのあと苦笑い(?)した。
「うふふっ……。それじゃあご要望にお答えして、そうさせてもらうわ。」
その微笑ましい(?)状況に輝は思わず含み笑いをした。
「ありがたいでござるよ。輝殿。」
「そういえば、奴ら“神爪の里”とかいってたな。輝のなくした記憶に関係あるかもしれねえな。
 調べてみるか。」
輝たちのやりとりに佐之助が割り込んできた。
「神爪の里?」
「海野が言ってたんだ。輝が放ったあの技を見て、『神爪の里の者だ』って。」
「そのことを蒼紫に聞いてみたんだけど、あまり知らないみたいなの。知ってるのは…その者かどうかわからないけど、
 幕末に輝さんと似た動きをした者と戦ったことがあったってことくらいだわ。」
そんな蒼紫はというと安静していた。怪我をしているためあまり動くことはできないのである。
「とりあえず、恵さんにも聞いてみましょう。」
とそこへちょうど恵が部屋へと入ってきた。
「あら、気がついたのね。」
恵は輝を見ていった。
「恵さんちょうどよかった。神爪の里についてなにか知っていますか?」
輝は恵に質問した。
「神爪の里?聞いたことがあるような気がするわね。」
「ホントですか!?」
「詳しくは知らないわ。けど記者の時川さんに聞いてみたら?彼なら新聞社にいるはずだから。」
「新聞社ですか…わかりました……けど、二人はどうするんですか?」
薫は左近児と蒼紫のことをどうするのか恵に聞き出した。
「二人は私が看病するわ。」
「そうですか、お願いします。」
「ほっほっほ、元気になりおったのか?」
部屋を後にしようとしたとき1人の老人が部屋に入ってきた。この診療所の院長の玄斎先生である。
「はい、ご覧の通り。」
輝は玄斎とは初対面であるが、輝はなんの躊躇いもなく接した。
「そうか、よかったのう。」
「それじゃあ、私たちはこれで…………!」
「それにしても……年のわりには、ええ胸しとるのう……。」
部屋を出ようとしたとき玄斎の手が輝の胸に当たっていた。
そんな玄斎の変態行動に輝はわなわなと体を震わせて……
「……ドコ触っているのよ!!」
怒りの表情を出して輝は玄斎に激しくかかと落しをぶつけた。
「あうぅぅ〜〜〜〜……。」
かかと落しをくらい頭に大きなタンコブを作った玄斎は目を回しながら「医者ぁ〜〜〜〜〜!!」と訴えた。
「「オマエだろ!」」
弥彦と佐之助が玄斎にビシッとツッコミを入れた。
「まったく、相変わらずスケベなんだから。この前なんて気を失っているあなた(輝)のお尻を触ろうとしたのよ。」
「そうなんですか!?」
「もちろんそれは、私と恵さんがくい止めたけどね。」
「ホント!油断もスキもありゃしないわね!」
「次は関節技でも決めましょうか……。」
女性陣は玄斎がもし前みたいなことをしでかしたら何をするのか話し合っていた。
そんな女3人のやりとりを見ていた男3人は冷や汗を掻きながら見ていた。
「女って怖ぇーな……。」
「ああ……。」
「……でござるよ。」
一方玄斎は相変わらず目を回しながら「医者ぁ〜〜〜〜〜!!」と訴えていた。
相当かかと落しが効いていたようである。
「「だからオマエだよ!」」
またしても弥彦と佐之助はつっこんだ。

そんなこんなで新た仲間として剣心を加えた一向は新聞社へとやってきた。
「すみません。ここに時川さんって人がいると聞いたんですけど……。」
輝はまず、新聞社に入るために入り口にいる男から了解を得るため話しかけた。
「時川さんに、用事なのか。いいよ、入ってすぐの階段を上がってくれたまえ。」
「ありがとうございます。」
了解を得た後、輝達は入った後すぐの階段を上がって編集室へと入っていった。
「すみません、ここに時川って人がいるって聞いたんですけど……。」
薫は室内で時川という人を呼びかけた。
「あっ、時川なら僕ですけど……。」
入り口から奥の人が薫達の方を向いて答えた。
「すみません、聞きたいことがあるんですけど……。」
「今手が離せないんでこのまま話すけど、何について聞きたいんですか?」
「私達、高荷恵さんから聞いてきたんです。時川さんなら、神爪の里のこと知ってるんじゃないかって……。」
「神爪の里!?君たち、よくそんなこと知ってるねえ。」
「そんなこと?」
「どういう意味だ?」
「神爪の里っていえば、はるか戦国時代の昔に暗躍した人間の住んでいた村だよ。」
「戦国時代に?」
「あははっ、本にそう書いてあるだけさ。今じゃあ、ただの伝説で、実在しなかったんじゃないかっていわれてるし。
 詳しく知りたいなら、資料室へ行ってごらん。」
「資料室ですか、ありがとうございます。」
輝達は時川にお礼を言った後編集室を後にした。
「伝説……なわけ、ないよな。十勇士のヤツ、確かに神爪の里っていってたし。」
「そうよね。」
弥彦の言葉に薫は同感した。
「とりあえず資料室へ行って調べてみましょう。」

「神爪の里……神爪の里……。」
輝達は沢山の資料の本の中から神爪の里について書かれている本を探している。
ちなみに佐之助は本を読むのは苦手な為かただ辺りをウロウロしていた。
「…………これも違うでござるな。」
資料には廃刀令やザンギリ頭などといった明治のことに関する資料がいっぱいあるためその中から神爪の里についての
資料を見つけるのは容易ではなかった。
「佐之助も手伝ったら?本の題名を見るだけでもいいから……」
「俺はこういったチマコマしたことは苦手なんだよ。」
「単にめんどくさいだけでござろう?」
「……うるせえ!剣心!」
「……ありました!」
「「「「!」」」」
佐之助と剣心のやり取りの最中輝が神爪の里について書かれている本を見つけた。資料名は“神爪の里考察”である。
それぞれは輝のもとに集まった。
「……読みますよ。」
輝は本を開いて読み出した。
「……神爪の里。それは、この国を統べし神によって、特に創り出された者の住むところ。善き力持ち、乱世を切り開く
 宿命を背負う一族の聖地。女子供に至るまで傑出した才能は、時の支配者にまで尊重され、あるいは恐れられたという。
 一説には、いにしえの民の子孫だともいわれている。しかし、時の流れにいつしか神爪の里は滅びた。
 今はただ、葉隠山(はがくれやま)のふもとにその痕跡をとどめるのみである。」
「葉隠山。そこだ!そこにあるんじゃねえのか?」
「でも、本当にあるのか?」
「とりあえずそこへ行ってみましょう。場所は下妻町の隣よ、割符にも載ってるわ。」
一行は本を戻した後新聞社を後にした。

葉隠山へ向かう途中突然輝が声をかけた。
「そういえば、平八郎さんが以前私に用があるみたいなことを言ってましたので一旦そこに寄りませんか?」
「……そうだな、ちょっくら先生に顔見せるついでに行ってみるか。」
「そうでござるな。」
寄り道として平八郎のもとへと向かうことにした。
その途中で
「ちょっとそこの方。刀を差しているな。」
ねじり鉢巻をした上半身裸で見た感じは鍛冶師の男が一行に話しかけてきた。
「拙者のことでござるか?」
「ははは、それもそうだが俺が言ってるのは、そこのあんたのことだ。」
鍛冶師が指差したのは輝であった。
「私?」
輝は自分自身を指差した。
「そう、廃刀令ってヤツを知らないのかい?」
「廃刀令?」
当然記憶喪失の輝はそんなこと知らなかった。
「簡単に言えば、刀を差して歩くなってことなの。」
「……知らなかったです。」
「ははは……よく今まで警察に捕まらなかったな。」
「まあ……色々訳ありで……。」
「そうかい。これからも気をつけろよ、勇気ある剣客さん。」
そう言って鍛冶師はその場を去っていった。
「……何なんだアイツ?」
「んなことより、先生んトコへ行くぞ。」


輝達は寺子屋へと向かった。今の時間帯なら学問も終わっているので平八郎さんはそこにまだいるからだろうと思ったからである。
寺子屋に入ると、やはり学問塾の部屋に平八郎の姿があった。
「平八郎さん。」
「やあ、また会いましたな。それに緋村さんも、お久しぶりです。」
「平八郎殿も元気そうでござるな。」
「要望があって来たんですけど、何なんですか?」
「神風隊のときといい、この前の比留間伍兵衛と愚連隊の一件といい、佐之さんたちには、いつも助けられてばかりだからな。
 たまには、私に恩返しさせてくれ。」
「恩返し……でござるか?」
「そりゃあ、かまわねーが……。先生、一体どうするつもりでェ?」
「以前輝さんに私のもとに来てくれないかと言ってましたよね?」
「はい。」
「それで、今の私にできること。それは…………輝さん、おぬしに私の秘技を伝授しよう。」
「「「ええっ!?」」」
平八郎の言葉に輝、薫、弥彦の3人は驚いた。佐之助はというと無言で驚いた。
「先生の剣って……まさか、紫電の太刀かっ!?」
「……いや、紫電の太刀は一撃必殺の殺人剣。これからの世には必要ない。伝授するのはまったく別の技だ。」
そんなに危険な技なんだなと輝は薫達の反応を見て理解した。
しかし、剣はもう振るわないという約束を佐之助たちと交わしているので輝にとっては疑問であった。
「でも……確か、平八郎さんは二度と剣を持たないって佐之助たちと約束したんじゃ……。」
「うむ、そういう約束は確かにしていたな。だが、私がチカラになれることといったら、これぐらいしか思いつかんのだ。」
輝は悩んだ。確かに伝授されるのは殺人剣ではないもののそれを行なうには平八郎が剣を持つ以外に方法はない。
しかしそれでは約束を破ってしまうのではと不安になっていた。
数秒くらい考えた末輝は技を覚えることを決意した。
「……お願いします。」
「そうか!覚える気になったのか。ならば、私について来てくれ。」
輝は平八郎の後を追って寺子屋の外へと向かっていった。
「仕方ねェ。今回だけ、約束破りに目ェつぶってやるぜ。」
「剣を取るといっても、人を斬るためではござらんからな。」
「大目に見てもいいんじゃない?」
「それより、俺たちも行こーぜ。どんな技か見なきゃ損だ!」
剣心達も外へと出た。

「では………。行くぞ!!」
「はい!!」
平八郎は木刀を、輝は自前の刀を持って組み手に入った。
表情はとても温厚な人とは見えないほど少し険しかった。
そしてお互いに距離を置いて様子を見た後平八郎から仕掛けた。
「はあ!せい!」
「っ!はあ!」
輝は攻撃をかわしつつ攻撃も仕掛けた。平八郎はすべて受け止めるも輝から何かを感じ取っていた。
「たあ!」
輝の刀が平八郎の木刀とぶつかりあった。
「よし!組み手はここまでだ。」
二人は構えを外した。
「ウム、いい動きだ。お前なら必ず会得できるだろう。
 私の動きを見て剣を振るうんだ。いいかね………。」
「はい。」
輝の返事の後平八郎は素早い三連撃を披露した。その後輝も真似てみるが……
「……あれ?」
なにか違うとばかりに動きに違和感を感じた。すると平八郎から助言がきた。
「違う、違う。もっと剣に気持ちを込めるんだ。殺気ではなく、気持ちをだ。」
「気持ちですか…………わかりました。もう一度やってみます!」
そして再び素早い三連撃を放った。すると今度はキレが鋭く以前平八郎がやっていたのとは比べられないほど完璧になっていた。
「!!これは……。」
輝は平八郎がやっていた技を会得したようだ。
「そう、それだ!わが秘剣の真の姿、つかむことができたようだな。」
「はい!……でも、この技は一体?」
「この技の名は、那托の型(なたのかた)。きっと、おぬしの役に立つであろう。」
「那托の型……。」
輝は刀を見て考え込むようにうつむいた。
「どうしたんですか?」
そんな輝を見て平八郎が輝に声をかけた。
「いえ、何でもないです。ありがとうございます!」
輝はすぐさまに平八郎にお礼を言った。
「すまぬでござるな、平八郎殿。」
剣心も礼を言った。
「これで貸し借りは、なしだ。もう、恩返しなんてよけーなコト、考えなくていーんだからな。」
「ハハハ……。分かっているよ、佐之さん。」
「所で……どうしてこの技を平八郎さんは知ってるんですか?」
輝は平八郎に質問をした。輝が那托の型から感じ取ったことはこの技が輝が使う技に性質が似ていることでからである。
「それは幕末のときに、この技を使う者から教わったんです。」
「えっ!?そうなんですか!?」
「はい、正確には見て覚えたと言っていいでしょう。戦ったこともありました。結果、私は負けました。
 そこで、この技を会得すれば勝てると思い懸命に修行しました。……しかし、どうも剣に殺気がこもってしまい
 完全な形にならなかったのです。……今なら完璧な形になると思っていましたが、あの者が戦っている理由を理解できたので
 私は二度と剣は振るわないと佐之さんと約束を守っているのですからそれで……。」
「それで私にこの技、那托の型を伝授したんですね。」
「ああ。おぬしなら、この技を伝授しても“屠る”ためではなく“守る”ために剣を振るえるということで
 この技を伝授することにしたんです。」
「そうなんですか……。それで、その人は今どうしてるんですか?」
「……分かりません。今どこで何をしているのかも不明です。」
「……そうですか。」
「所で、何故その事を聞くのですか?」
「ああ、ちょっと神爪の里のことを調べてるんでな。」
「神爪の里ですか……なるほど、どおりであの者が私より強いわけだ。」
「知ってるのか!?」
「いえ、言い伝えぐらいしか知りません……。」
「そっか……。」
「しかし、それとどういう関係があるんですか?」
「実は……」
薫はこれまでのことを平八郎に話した。
十勇士のこと、輝が神爪の里の者なのかの疑問のことなどをすべて話した。
「……なるほど、そういうことなんですか……。」
「確証はないんですけど、もしかしたら……って思うんです。」
「そうですか……。つらいでしょうけど、頑張ってください。」
輝は平八郎から激励の言葉をもらった。
「はい!」
「それから、剣さん、佐之さん、薫さん、弥彦君、輝さんのこと、頼みますぞ。」
「わかってます。」
「おう!」
「言われるまでもねェぜ!」
「承知してるでござる。」
平八郎はそれぞれの返事に対し笑顔で答えた。
「では、私はこれで。みなさん、お気をつけて……。」
そして平八郎は長屋へと帰っていった。
「技を教えてもらってよかったわね、輝さん。」
「うん。」
「こりゃ、俺も負けてらんねーな。」
「さ……拙者たちも、そろそろ出発するでござる。」
「ええ。改めて、葉隠山目指して行きましょう!」
そして一行は葉隠山を目指して一路下妻町へと再び足を向けた。

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