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ポケットザウルス 十王剣の謎 ようこそゲームの世界へ
僕、ハシモト名人です。 ハンサムで男前なのよね。
ポケットザウルスと言うファミコンゲームを作ったんで、これから家でプレイしようと思っているんだ。
で、帰る途中で変な物を見つけた。 よくみりゃファミコンソフトを入れるアレじゃないの。
とっさにそれを見た僕は・・・
「およ? これもファミコンソフトを入れると出来るのかな?
・・・よーし、家に帰るまで待ちきれないし。 ここでやってしまおう!」
そんでもって、僕はこのゲームをこの変な物体に入れたんだよね。
そしたら・・・突然まぶしい光が僕を包んで来た!
なんじゃこりゃー!!
と、叫んだ後に僕の目の前には・・・。
地面が石の広場が広がっていた。
その肝心の地面になぜかスコアが書いてあるし。
ってことは・・・。
*「ようこそ、ポケットザウルスのゲームの中へ!」
ほえっ?
だ、誰だ? もしかして、ナレーション?
*「そう、君のためにメッセージを表示するありがたい存在だよ。」
ふーん、頼りなさそうだね。
*「失礼な!! 君のために体力も表示してあげてるのに!!」
え? 体力?
そのメッセージの中にちゃんとPOWERって書いてあった!!
こんな風に。
POWER
||||||||||||
・・・これが、僕の体力?
*「ま、そう言うことだね。 それが無くなるイコール君は死ぬってことだな、これが。」
死にたくねー!!
そう誓った僕は、彼に言った。
ど、どうしたら元に戻れるの?
*「実に簡単だよ。最終ボスの『サラマンダー』を倒せば良いのさ。」
サラリーマン?
*「どうやったらそう聞こえるんだよ。
でもね、サラマンダーの住む場所まで行くには、各5ステージのボスを倒さなくちゃいけないんだ。」
わかった。 でもこのゲーム、いつになったら始まるの?
*「とりあえず、サラマンダーが来るまで待って。」
もう最終ボス登場?
そして待つこと3分12秒928後・・・半端だなオイ。
サラマンダーらしき太ったコウモリ人間みたいなのがゆっくり飛んで来た。
で、僕の上空に来たかと思うと・・・?
ほぎゃー!!
いきなり稲妻を喰らった。 しかしその後、体の感覚がおかしいと思った。
僕の体が突然変異した。
*「これでOK。 君は『ポケットザウルス』となって、あのサラマンダーを倒し、
元の体に戻ることが、目的なんだよ。」
なんか、いきあたりばったりだな。 と、思う。
*「さ、今度はこれに乗って。」
なんか黄色い物体がやってくる。
*「これはタイムカプセルと言って、ステージを移動する時や、とにかくいろんな移動をする時に
使う乗り物なんだ。 まずは乗って。 ゲームが始まるよ。」
要するに時空輸送機ね。
それでもまさか、ゲームの世界で自分が主人公になってゲームを進める体感ゲームを
味わえるのだから嬉しいんだよ、これが。 うん、2度と無いことだし。
で、そのタイムカプセルに乗る。
タイムカプセル レッツゴー
マシンのモニターに数字が表示される。
100000000
い、いちおくねん!?
*「ひらがなで言うなよ・・・。」
とりあえずタイムカプセルで時間をさかのぼって・・・ついに到着!!
で、降りてみるとまさに恐竜時代の世界が広がっている。恐竜を間近で見れるボーナスだね、これは。
でもおかしいことが1つ。 何で空に看板が?
ご丁寧に「恐竜島」って書いてあるし。
まあ、何かしっくり来ないけど、とりあえずゲームスタート!!
一体どうなるんだか。
第1話 終