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アレフに率いられた神々がこの地を拓き、人、そして龍をつくった。
わたくしたちの国オルルド王国のシズニ教は、そう伝えます。
その言葉は神の子シズニによってカービー・アロマーに託され、この国を作り上げる礎となったのでした。

ようこそ、オルルド王国へ。
わたくしは、この国の王宮で執事をしておりますライアルと申します。
まずは慣例どおり、この国の歴史と仕組みをご説明しましょう。

神の采配により、この地のすべては人の治めるところにありました。
しかし、日を、年を重ねるごとに、人が人を支配する時代となり、弱い者は虐げられ、強い者は富をその手に集めだしたのです。
人々は恐れながら、その力の前には従うしかないと思っていました。

しかしあるとき、一人の青年が神の遣いと出会い、神の言葉による帝国を築くよう託されました。
その青年トーゴーの軍勢は、神を忘れ乱れた者たちを打ち破り、地の果てへと追いやったのです。

トーゴーの作り上げた帝国は、この地のすべてを支配していながらも、人々が、そしてすべての生き物が穏やかに暮らす、後に黄金の帝国と呼ばれる平和な国でした。
この時代に龍は更なる進化を遂げ、独自の文化を紡ぎ始めました。
そして、人から独立していったのです。
しかし、それでも龍は、この地に生まれたときの神との約束を忘れることなく、人を助け、守っていくのでした。

その帝国の平和は永久に続くかと思われました。
エッジという一人の異端者が、禁断の知を暴いてしまったがために、帝都とともに巨大な光の中に消え去ってしまったのです。

そのエッジの行いは、帝国を破壊しただけではありません。
世界が歪み、異世界へと通じるアベンの門を開いてしまいました。
そしてそこから、異世界の怪物アンゲロスが溢れ出てきたのです。

アンゲロスは、この地に生きるすべての生き物に襲い掛かり、人と龍は、次第に追い詰められていったのです。

異形の者どもアンゲロス。
我が目の光が通らぬ者。
我らの肉を食らい、血を啜る者。
龍に更なる力を授けよう。
人に新たな力を授けよう。
アンゲロスよ退け。

神の業により龍は生まれ変わり、アンゲロスに対抗できる力を得ました。
新たな力を得た人ノラム人は、その新たな龍に並ぶほどの強さを得たのです。
激しい戦いの末、人と龍は、そしてノラム人は、次第にアンゲロスをアベンの門へと押し返し、封印することに成功しました。
そして、この地の平安を取り戻すことが出来たのです。

アンゲロスを撃退し荒れ果てた世界が徐々に回復してきた頃、世界中で人々は国としてまとまり始めました。
しかし一方で、世界が安定を取り戻すにつれ、ノラム人、そして更には人の力となっていた龍族までもが、人の傍から離れていったのでした。

我らは別の道を行こう。
しかし、龍族は常に人と共にある。
という言葉と、一頭の龍を残して。

初めて人は龍の力を借りず、自らの力で世界を形にし、それが、現在へと続いていっているのです。
ここ、オルルド王国も、その一つです。
神話の時代からの歴史が今も伝わる国なのです。

それでは、この国についてお話しましょう。

龍バグウェルに守られたオルルド王国。
カービーが建国を宣言してから430年。
周りを豊かな自然に囲まれ平和な日々が続いています。
龍の守る国という特別な存在であることと、誠実な国民性で、外部とは穏やかな関係を保っています。

この国を動かしているのは、もちろん、シズニの丘にある王宮ですが、オルグという組織も大きな働きをしています。
国民はオルグに所属し、鍛錬と労働に汗を流しているのです。

オルグは生産と訓練のための組織です。
武術の流派ごとに、開祖である3名人の名をとって、剣術のピートオルグ、格闘術のバンオルグ、魔術のユリウスオルグという3つに分かれています。
そして、各オルグの生産物は、王宮や市場へ出荷されています。

この国の人々は成人の儀式から大人として扱われ、いずれかのオルグに配属され、そのときから、仕事と本格的な訓練を始めます。

武術を極めるということをとても大切にする国で、大会が一年中開かれ、それぞれが目標に向かって一生懸命に訓練し、試合に臨みます。
最大の目標はドラゴンドロップ杯での優勝です。
ドラゴンドロップ杯は4年に一度、各オルグの強者だけが参加できる特別な大会です。
優勝者は勇者の称号を得ることが出来ます。

試合のレベルは高く、観客も熱心に応援するので毎回非常な盛り上がりを見せています。
ドラゴンドロップ杯の優勝者は龍バグウェルに試合を挑むことができ、勝つと、龍族が生み出すドラゴンドロップを手に入れることが出来ます。
ドラゴンドロップ杯は、勇者リーブンと、龍・バグウェルとの契約から始められました。

龍・バグウェルは、遥かな過去から人と共にいる龍族の生き残りです。
龍族は、オルルド王国建国以前に、バグウェルだけを残し、どこかへ去っていったと言われています。
3名人の次代からしばらくして、そのバグウェルが凶暴化したことがありました。
人々はどうすればいいのかも判らず、バグウェルを、ただ避け続けたのです。

そのバグウェルと戦い、沈めたのが、旅の戦士であり、後に王となるリーブンでした。
リーブンとバグウェルは約束を交わし、ドラゴンドロップ杯の開催や新たな平和を生み出したのです。

わたくしたちの国オルルド王国は、人それぞれの生き方を自分で選ぶことの出来る自由な国です。
恋に生きる、仕事に精を出す、ひたすら強くなる、オルグ長を目指す、子供を育てる、どんな人生でもそれがあなたの人生となります。
この国の人々と仲良くして生きてください。
みんなに出来ることは、あなたにも出来ます。
でも、あなただけにしか出来ないこともあります。
あなた、あなただけの人生です。
このオルルド王国で形作っていってください。
迷うことも、戸惑うことも、失敗も成功も、その一部なのですから。

執事「それでは、あなたのことをお訊きしましょうか。この国でのあなたの人生は7歳から始まることになっています」

>名前、性別、性格判断などキャラメイク、そして所属オルグの選択。

執事「こちらがあなたのご自宅になります。本来なら結婚しないと家はもてないのですが、移住してこられた方は特別ですので。先程の地図は王国地図といいます。いつでも現在地と自宅の位置を確認出来ますのでご利用なさってください。今日はこれから各オルグで新年祭が行われます。あなたも王国の一員となられましたので、ぜひ参加してください。それでは、ご案内しましょう。

執事「おっと言い忘れるところでした!何か解らないこと、困ったことがあったら王国ガイドをご覧になってください。きっとあなたのお役に立ちますよ」

天使ウィンドウ「新年祭が始まります。それぞれのオルグに行ってください」

執事「さあ、オルグの新年祭が始まります。急ぎましょう!」

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