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ときめきメモリアル4・オープニング

???「…なさい!起きなさいよー、ねぇってば!起きなさーい!
もう! こうなったら…えいっ!」
「バコーン!」
あなた「ぐわあぁぁぁぁぁぁ!!??」
(主人公の部屋。どうやら目の前に立っている少女が主人公を起こしたらしい)
???「やっと起きた、ほら、早くしないと入学式に遅れちゃうわよ。
晴れの高校生活の初日から遅刻なんてあたしはゴメンだからね。」
あなた「へ?にゅうがく……しき?」
???「あ、あれ?も、もしかして全力で殴り過ぎたのかな?ヤ、ヤバ……。
え、えーっと、自分の名前は覚えてる?覚えてたら、あたしに教えて。」
(ここで主人公の名前を入力。便宜上この先の主人公の名前は「斎藤将志」にしておきます。)
???「ほっ……。じゃあ誕生日は?」
(ここで誕生日を入力)
???「それじゃあ、血液型は?」
(ここで血液型を入力)
???「なんだ、ちゃんと覚えてるじゃない。心配して損しちゃった。あたしのことは覚えてるわよね。」
斎藤「大倉都子(おおくらみやこ)だろ。お隣で、くされ縁の。」
大倉「くされ縁じゃなくて幼なじみ。」
斎藤「幼なじみは、思いっきりカバンで殴ったりしない!
幼なじみってのはもっとこう……」
大倉「も〜、今はそんなこといいから!早く準備して。
式の前に、伝説の樹見たかったのに時間なくなっちゃうじゃない。」
斎藤「そう思うんなら、まず部屋から出てほしいな。お前がいたら、着替えられないだろ。えっちだな。」
大倉「え、えっちじゃないわよ。表で待ってるから、早く支度してよね。」
斎藤「はいはい。」
大倉「『はい』は1回!」
斎藤「はーい。」
(そして玄関にて)
大倉「それじゃ、行ってきまーす!」
斎藤「行ってきまーす。」

(オープニングテーマ「手のひらの勇気」)

(きらめき高校の正門前)
大倉「ここがきらめき高校……。私たちは、これからここで3年間、高校生活を送ることになるんだね。」
斎藤「きれいな学校だよなー。」
大倉「歴史はけっこう古いらしいけどね。少し前に改築したらしいから校舎自体は新しいんだって。」
斎藤「へー。」
(中庭にて)
大倉「あっ、こっちこっち!クラス分けが発表されてるよ!」
斎藤「ホントだ、どれどれ……。オレはどのクラスかな……。
Aクラスか。」
大倉「ええーっ!?」
斎藤「どうした?都子。」
大倉「あたし、あなたとは違うクラスだ……。
Bクラス……。」
斎藤「あらら……。でも、しょうがないよ。運みたいなもんだからさ。」
大倉「あっ、そろそろ入学式始まるみたい。えっと……、体育館は……、あっちみたいよ。」
斎藤「よし、行こう。」
(体育館の中)
斎藤(……う〜ん。校長先生の話って高校でも長いんだな……。
でもまあ、やっと高校生になったって実感がわいてきたぞ。
あっ。終わったみたいだ。)
(廊下にて)
斎藤「えっと、Aクラスはと……。」

(Aクラスの教室の中)
斎藤「ここか。席はとりあえず適当に座っておけばいいかな。
あれ?なんだ、あの樹……。」
(窓からは「伝説の樹」の姿が見える)
斎藤(すごく大きいな……。植えられてからかなり年月が経ってそうだけど……。
そう言えば都子が、きらめき高校には“なんとかの樹”がある、とか言ってたけど……)
???「“伝説の樹”って言うんだってさ。」
斎藤「えっ?」
(隣の席に座っていた少女が話しかけてくる)
???「あれは“伝説の樹”。私も詳しくは知らないんだけど、
あの樹の下で結ばれた恋人同士は、永遠に幸せになれる……とか。そんな話があるみたいだよ。」
斎藤「へー、そうなんだ。」
???「ロマンチックな伝説だよね。……あっ、ごめんね。
自己紹介がまだだったね。私の名前は星川真希。よろしく!」
星川「えっと、キミの名前は?」
斎藤「あ、オレは、斎藤将志。よろしくね、星川さん。」
星川「うん、こちらこそ。」
???「おらー、席に着けー!」
星川「あっ、先生が来たみたい。またあとでね。」
(教壇には赤いジャージを着た先生の姿が)
???「諸君!入学おめでとう!
オレがキミ達の担任の……古我良平だ!」
古我「キミ達も今日から高校生だ。皆それぞれ、色々とやりたい事も多いと思う。
勉学にはげむもよし。運動で一番を目指すもよし。部活をがんばるもよし!
もちろん!恋愛にかける青春もイイだろう!
だが、しかーし!あまり、学業の妨げにならん程度に……な!
キミ達の成績によっては、オレの給料に悪い影響が出たりするんでな。そこんとこよろしくな。
では、諸君。改めて入学おめでとう。3年間の高校生活、悔いの残らないようにがんばれよ!」

斎藤「ふう……。」
星川「どうしたの?ため息ついちゃって。」
斎藤「えっ?あっいや……、まだ慣れない環境だからね。ちょっと疲れちゃったよ。」
星川「たしかにね〜。でも、そんなこと言ってて、明日から大丈夫〜?なーんてね。あはは。」
斎藤「あはは、がんばるよ。」
???「真希、帰るよー。」
星川「あっ、うん!それじゃあね、明日からもよろしくね。」
斎藤「うん、また明日。」
星川「バイバーイ!」
斎藤(星川さんか〜。初対面なのに、色々話しかけてくれて……。なんだかうれしいな。)
???「よお!」
(眼鏡をかけた少年が現れる)
斎藤「えっ?キミは……?」
???「小林学だ。よろしくな!」
斎藤「よろしく、小林くん。それで、どうしたの?」
小林「……星川さんと、ずいぶん仲がいいんだな?」
斎藤「えっ?そ、そうかな?」
小林「そうだとも!クラス1の可愛い子ちゃんと席まで隣で……ええい! うらやましい!」
斎藤「そ、そんなこと言われても……。」
???「おい、学。彼が、困ってるだろ。それくらいで止めとけ、みっともない。」
小林「なんだってー!」
もう1人、イケメンな少年が現れる。
???「よお。こいつが迷惑掛けたみたいで悪いな。」
斎藤「いや、気にしてないけど……」
???「オレは、七河正志。よろしくな。」
斎藤「あ、うん。オレは、斎藤将志。よろしく。
えと、七河くんと小林くんは仲いいみたいだけど、中学が一緒だったとか?」
七河「堅苦しいな、呼び捨てでいいよ。
それに、こいつとは入学試験で隣だっただけだよ。」
斎藤「あ、そうだったんだ。」
七河「というわけで、これからもよろしくな。お互いに、困ったことがあったら助け合おうぜ。
ちなみに、オレは運動が得意だから、運動の相談にはのれるぜ。」
小林「オレは勉強が得意だ!当然、女の子の事も大得意だ!」
七河「分かってると思うが、女の子の件はウソだからな。」
小林「なっ、なにおう!失敬な!」
七河「はいはい。そういうわけで、よろしくな。」
小林「よろしくな!で、星川さんの事なんだけど……」
斎藤(いや、そんな事聞かれても……オレも知り合ったばかりなんだけどなあ。
しかし……七河正志くんと、小林学くんか。
なかなか個性的なふたりだな。入学早々、男の友達ができてよかった。)

(校門前)
斎藤(さて、帰るか……。)
大倉「将志。」
斎藤「あっ、都子。そっちも今帰りか?」
大倉「うん。学校はどう?」
斎藤「まあ、いい感じかな。楽しくなりそうな気がするよ。」
大倉「そっか。……で?気になる女の子とかいるの?」
斎藤「えっ?なんだよ急に……、まあ、いるような、いないような。」
大倉「ふ〜ん、ということはいるんだ……それで?電話番号とか聞いたの?」
斎藤「いや、いきなりそこまでは聞けないだろ。」
大倉「まっ、それもそうか。女の子に面と向かって聞くのは難しいわよね。
………… じゃあさ、あたしが女の子の情報、教えてあげようか?」
斎藤「えっ、いいのか?」
大倉「まあ、あなたが悪い人じゃないっていうのは、小さい頃からよく知ってるしね。
それに、女の子のことは、女の子同士の方が良く知っていると思うわよ。」
斎藤「それもそうだな。……じゃあ、都子に教えてもらっていいか?」
大倉「うん、まかせて。あたし、こう見えても、けっこう顔が広いの。
あなたが知り合いになるような女の子の情報なら大抵、わかると思うから。」
斎藤「ありがとう、都子。恩に着るよ。」
大倉「じゃあ、休日にでも電話して。待ってるね。」
斎藤「うん、じゃあな。」
(都子、去っていく)
斎藤「やった!これで女の子の情報がわかるよ。持つべきものは幼なじみだな。」

(自分の部屋にて)
斎藤「今日からオレの高校生活の始まりだ!
勉強をがんばろうか?運動をがんばろうかな?
部活に入るのもいいな。いやいやバイトもできるかもな。
それともあれか……。恋か! 恋もいいな!おお〜、なんだかやる気が出てきた!
先生もいってたけど、とにかく色々やってみよう。よし、がんばるぞ!」

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