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探偵オペラミルキィホームズのオープニング


燃え盛る屋敷の屋根の上で対峙する二人。

小林
「くっ…ここまでだ!もう、逃げられないぞ怪盗L!!」

怪盗L
「フッフッフッフッフッ…いやはや脱帽だよ、天才中学生……小林オペラ君!!
 しかし、この私に敗北はない。決着を着けようではないか…小林君!!!」

小林
「望むところだ怪盗L!!」

その瞬間、爆発が立て続けに起き屋敷が崩れていく。

小林
「しまっ…!」

怪盗L
「ぐわあああっ──っっ!!」

爆炎が上がり、怪盗Lは炎に飲み込まれる。

小林
「うわああぁぁ──っっ!!」

足場が崩れ、炎の中に落ちていく。

小林
「!!!!!」

目を覚ますとそこは車の中。

小林
「……………」


「どうされました?」

小林
「あ…いえ、何も…。」


「うなされていたようでしたが…
 何かよろしくない夢でもご覧に?」

小林
「夢…?」

小林
(そう…確かに今見ていたのは夢だ…。
 でも、すべて現実にあったこと…少し昔に…。)

過去を思い出し、小林は沈んだ表情を見せる。

小林
「……………」


「ご気分がすぐれないようでしたら、少し車を停めますので…」

小林
「あ、いえ…。大丈夫です…少し寝不足気味なだけですから…。」


「お疲れのところをお呼び立ていたしまして誠に申し訳ございません。
 ですが、お嬢様は是非ともお会いしたいとのことで…
 私も名探偵「小林様」とお話をさせて頂き大変にうれしく…」

小林
「違いますよ。」


「は?」

小林
「僕は…探偵じゃありません。」


「そ、それは…」

小林
「もう、あの力も…『トイズ』だって使えませんから…。」


「……………」

小林
(僕は…もう、探偵じゃない…。)

トイズ――選ばれしものに芽生えた奇跡の力
そのトイズを使い謎を振りまく存在“怪盗“
彼らの暗躍によって世界は混沌の時代を迎えようとしていた
だが、黒き力に白き力をもって悪のトイズに善のトイズで対抗し、謎を解へと導くものが現れる
そう、人は彼らを“探偵“と呼んだ。


結成、ミルキィホームズ!


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