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トルネコの大冒険2のオープニング

半年前、トルネコは不思議なダンジョンより幸せの箱をもちかえった。
それによってトルネコの住む国はみな幸せで平和な日々をおくっていた。

ある日の事、トルネコが家に帰ってくる。
するとトルネコの家から見慣れない老人が出てくる。
老人「・・・いかんな。あれはまさしく幸せの箱。
    このままでは・・・。」
その老人はそんな独り言を言いながら去っていった。

ポポロ「あ パパだぁ〜!
    パパ おかえりなさ〜い!」
息子のポポロがトルネコに飛びついてくる。
ポポロ「ママ〜っ!
    パパだよ パパがかえってきたよ!」
ネネが出てくる。
ネネ「おかえりなさい あなた。
   お仕事ごくろうさま。」
ポポロ「ねえねえ パパ。
    パパも いっしょに遊ぼうよ!」
一仕事終えたので、遊んでやってもいいとトルネコは答えた。
ポポロ「やったぁ〜!
    パパ 大好き〜っ!
    ・・・あ そうだ! さっきね知らないおじいさんが 来たんだよ。
    ・・・ね ママ。」
ネネ「あ そうそう。
   そうなのよ あなた。じつはね・・・。」
ネネはトルネコが留守の間におきたことを話しはじめた。

老人「・・・・・・。」
一人の老人が幸せの箱をじっと見つめていた。
老人「・・・奥方っ!」
ネネ「は はいっ?!」
突然呼ばれたので驚くネネ。
ネネ「な 何かご用でも?」
老人「この箱は・・・どうした?
   なぜ ここにあるのだ?」
ネネ「主人が不思議なダンジョンから
   持ちかえったものですが・・・。」
老人「・・・なんと!
   不思議なダンジョンからじゃと?」
ネネ「ええ。私どもは この村で 道具屋を いとなんでおります。
   半年ほど前 王様のおゆるしをいただき それで・・・。」
老人「・・・奥方。
   この箱 開けてみてもよろしいかな?」
ネネ「え ええ どうぞ。
   みなさんに見ていただくために こうやって「しあわせの部屋」まで
   作ったぐらいですから。」
老人はしあわせの箱を開けてみる。
いつものように幸せのメロディーが聞こえてくる。
老人「・・・お おおっ!まさしくこれは しあわせの箱!
   ・・・奥方よ。そなたは今 しあわせだな?」
ネネ「えっ? ええ もちろんですわ。私だけでなく この曲をきくと
   みなさん しあわせになるとおっしゃいますし・・・」
老人「むう やはり そうか。
   ・・・それは・・・いかんな。」
ネネ「え・・・?」
老人はしあわせの箱を閉じる。
老人「・・・ご主人は?」
ネネ「あ あの・・・
   今は仕事で外に出ておりますが・・・。
老人「・・・そうか。では 出なおすことにしよう。
   では またのちほど。」
外に出ようとする老人。
しかし、外に出る直前。
老人「・・・奥方っ!」
ネネ「は はいっ?!」
また驚くネネ。
ネネ「あ あの・・・何か?」
老人「ご主人に つたえよ。
   邪悪の封印がかなう者は 聖霊の声を聞き者のみ・・・と。」
ネネ「それは 一体・・・。」
老人「では いずれまた。」
ネネ「・・・・・・。」


ネネ「ねえ あなた。
   私 なんだか むなさわぎが・・・。」
そこへ・・・
人のいいおじさん「タ タ タ・・・ タイヘンだぁ〜っ!
人のいいおじさんが慌てて走ってやって来た。
人のいいおじさん「ご ご主人! タイヘンなことに なっちゃったよ。
          東の草原にモンスターが出たんだ!」
ネネ「えっ! 東の草原って お城へぬける あの草原のことよね?」
人のいいおじさん「そうなんだよ!
           キノコとりに出かけたら 妙にデカいキノコを 見つけてさ。
           それで 近寄ってみたら・・・。」
ネネ「まさか・・・ それが モンスターだったの?」
人のいいおじさん「そうそう。
           それに草原の地形まで何だか おかしくなっちゃってて・・・。
           ご主人! わしゃ 思うんだ・・・」
ポポロ「・・・まるで 不思議のダンジョンみたいだね!
人のいいおじさん「そうそう! わしゃ それが言いたかったんだ。
           何でそう思うかって?
           そりゃあ 行ってみれば わかるよ!」
ネネ「東の草原が そんなふうに なっちゃったなんて・・・。
   ねえ あなた。 王様へ お知らせした方がよくなくって?
   何か わかるかもしれないし・・・。」
ポポロ「不思議なダンジョンをぬけてお城までいけるのは パパだけだよ!」
人のいいおじさん「そのとおり! わしも そう思うよ。
           ご主人ならお城へいける!」

トルネコはすぐに草原に向う。
ポポロ「パパ〜!がんばってねぇ〜!」

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