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ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート・オープニング
※主人公の名前はデフォルトの「キーファ」にしています。
 
広大な海の広がる世界に
たった ひとつ 浮かぶ島
エスタード島……。
そして ここは この島を治める
バーンズ王の住む グランエスタード城。
あなたは まだまだ 10才の
ワンパクざかりの この国の王子です。
今日も また 城を
ぬけ出そうとしたところを みつかり
王さまに呼び出されてしまいました……。
 
 グランエスタード城・玉座の間。
*「この バカものおっ!!」
王「キーファ! おまえは じぶんの
 したことが わかっておるのか!?」
王「2かいの バルコニーから とびおりて
 城の外へ 行こうとするなどと!」
王「ケガが なかったから よかったものの
 ひとつ まちがえば どうなっていたことか!」
王「まったく おまえというやつは!
 これまでは 大目にみてきたが…」
王「今日という今日は ゆるさんっ。
 おしおき! おしおきじゃあ!!」
 兵士が駆け寄ってくる。
*「あわわわ…キーファ王子 これは
 マズいですよ!」
*「今日の 王さまは 本気みたいですっ。
 に…にげたほうが いいですよ!」
 とりあえず階段を下りる。
王「むむっ にげるか キーファ!
 今日こそは そうはいかんぞっ。」
 王は玉座から階段へ向かう。
キーファは いちもくさんに じぶんのへやへと
はしっていった!
 
 キーファの部屋。掃除しているメイドに話すと、
*「あら キーファ王子 どうしたの?
 そんなに あわてちゃって…。」
へやの外から おおきなこえが きこえてきた!
王「こりゃー キーファ どこだーっ!」
*「お…王さまに おいかけられてるの?
 あららら どうしましょ。」
*「とにかく どこかに かくれて!
 あたしが なんとかしてみるから。」
 部屋の隅にあるタンスを調べる。
キーファは タンスを しらべた。
ごうかな こどもふくが かけられている。
こども ひとりくらいは はいれそうだ…。
タンスの中に かくれますか?
 (「はい」を選択)
キーファは タンスの中に かくれた!
 王はキーファの部屋に入ってくる。
王「キーファが ここへ こなかったかね?」
*「いえ… 私は このへやの そうじを
 しておりましたが だれも…。」
王「むう ここに いないとなると あとは…。
 ええい にげあしだけは はやくなりおって!」
王「しごとのジャマをして すまなかったな。
 キーファを みつけたら おしえるのだぞ。」
*「はい おまかせください。」
 王は去っていく。メイドはタンスに話しかけるが、
*「キーファ王子 もう だいじょうぶみたいよ!
 あら?王子?へんじが ないわね…。」
 
 一方、タンスの中のキーファ。
どこからともなく こえが きこえてきた…。
 謎めいた姿がキーファの前に浮かぶ。
われは げんま王 マガルギ。
外に出たいと さけぶ心が われにとどいた。
きゅうくつな城から ぬけ出して
外の世界を みたくはないか?
われがチカラを ふるえば おまえに
冒険のぶたいを あたえることが できる。
 一瞬浮かぶ、エスタード島ではないどこかの島。
しかし 冒険は きびしいものだ。
おまえに それが たえられるかな?ふふふ。
さあ きめるが よい。
いつもとかわらぬ毎日を おくりつづけるか
みちの冒険へと 旅立つのか。
われは おまえと 会える日を
たのしみに していよう ふふふ…わはははっ。
 
 キーファがタンスから出ると、
あたりは ぶきみに しずまりかえっている…。
どこか いつもとちがう ふんいきだ。
キーファの 目のまえに みたこともない
光るうずが ある…。
目のまえの 光るうずの むこうから
ちいさな こえが きこえてきた!
*「なにあれっ もしかして まもの?
 うわっ こっちにきたっ。
*「だ…だめだよ みんな。
 はやく にげようっ うわー!!」
 キーファは意を決し、渦へと入る。
キーファの すがたは しずかに
グランエスタード城から きえていった…。
 
 1章 少年の旅立ち 〜デルコンダル地方〜
 キーファが気づくと、そこは見知らぬ森の中。
 少し前に進むと、そこには見慣れない人々とモンスターがいた。
*「くそっ ルインのヤツ きぜつ
 しちまったのか!?」
*「リーダーが いなくっちゃ
 まともに たたかえないぜっ。」
 どうやらリーダー役の少年は気絶してしまったようだ。
 馬車を守るスライムに話すと、
*「おおっ だれだ あんたは?
 いつのまに ここへ きたんだ?」
*「おっと そんなことは どうでもいい。
 今は それをきいてる よゆうはねえ。」 
*「あんた キャラバンリーダー できねえか?
 まものを やっつけてえんだ たのむ!!」
 (「はい」を選択)
*「ありがてえ! オレは スラロン。
 このキャラバンの ガードモンスターだ。」
スラロン「あんたの なまえは?」
スラロン「…よし キーファって いうんだな。
 キーファ よろしくたのんだぞ。」
スラロン「まずは みんなをばしゃに のせるんだ。
 そうしないと たたかえねえんだからな。」
スラロン「さあ。うしろの みんなに
 はやく こえをかけてくれ キーファ!」
とりあえず気絶した少年を囲む3人の男たちに話す。
*「おおっ あんたが リーダーを
 やってくれると いうのか!」
*「こどもなのに たいした ゆうきだ。
 おれは 戦士アレクス。 よろしくな!」
アレクス「よし イーグル号に のりこむぞ。
 ウデが なるぜっ。」
*「ぼくは 地図士のランドル。
 キーファお兄ちゃん がんばってね!」
ランドル「ぼくたちは ばしゃから
 スラロンの えんごをしているんだ。」
ランドル「だから ばしゃに のっておくね。
 キーファお兄ちゃんの しじをまつよ!」
*「私は そうりょの デクソンと いいます。
 リーダー役を たのみましたよ。」
デクソン「ルインのことも しんぱいですが
 今は まものをたおすことが先です。」
デクソン「では 私も イーグル号に のって
 たたかいの じゅんびを いたしましょう。」
 そしてスラロンに話す。
スラロン「ルインは とりあえず ねかせておこう。
 まものさえ やっつければ だいじょうぶだ。」
スラロン「みんな ばしゃに のったか?
 メンバーを かくにんしてみるぞ!」
スラロン「ガードモンスターの オレは
 ばしゃを 守っているんだ。」
スラロン「てきの こうげきは すべて
 オレが うけとめるぜ!」
アレクス「おれの オノで まものを
 おもいっきり ブンなぐってやるぜ!」
デクソン「スラロンが ひどく キズついたのなら
 私が 神への祈りで いやしてあげましょう。」
ランドル「ぼくが まわりの地形をしらべれば
 スラロンは すばやく うごけるんだ!」
スラロン「オッケー ぜんいん のってるな?
 キーファ これで まものと たたかえるぞ!」
スラロン「キーファ あんたは オレたちに
 たたかうという あいずを くれればいい。」
スラロン「あとは オレたちに まかせておけ!」
キーファは キャラバンリーダーになった!
*「キキキ もう がまん できないキー!
 やっちゃうキーッ!」
スラロン「きたぞ ぬかるなよ みんな!」
 
 ドラキー2匹との戦い。勝利した後、
スラロン「ふっ たいしたこと なかったな。
 キーファ なかなか やるじゃねえか。」
スラロン「あんた キャラバンリーダーに
 むいてるかも しれねえな。」
 その時、ルインと呼ばれた少年が目覚める。
*「ボク…きぜつ しちゃってたのかな?」
スラロン「おっ 気がついたか ルイン。
 まったく こまったもんだぜ。」
ルイン「ごめん スラロン…。
 まものが とっても こわかったんだ。」
ルイン「この お兄ちゃんは だれ?
 はじめて みるんだけど…。」
スラロン「キーファだ。おまえのかわりに
 キャラバンリーダーを やってくれたよ。」
ルイン「ええっ。 ホントに!
 すごいんだね キーファ兄ちゃんって。」
ルイン「ボクはだめだな…たたかいの役にも
 立てないし リーダーも できなかった…。」
スラロン「まあ そういうな。オレたちが
 ついてきたのは おまえだから なんだぜ。」
スラロン「なあ キーファ もうしばらく
 リーダーを やってくれねえか?」
 (「はい」を選択)
スラロン「そうこなくっちゃな!
 おんに きるぜ キーファ。」
ルイン「うん よろしくね キーファ兄ちゃん。
 ボクは ばしゃに のっておくよ。」
スラロン「よし それじゃあ いこう。
 みちは キーファに まかせるぜ。」
 
 そして森を脱出すると、
ルイン「やったっ まよいのもりをぬけたね!
 キーファ兄ちゃんの おかげだよ。」
ルイン「キーファ兄ちゃん ちかくに
 ボクらの キャンプが はってあるんだ。」
ルイン「おれいも したいし キャンプへ
 いっしょに きてくれる?」
 (「はい」を選択)
ルイン「ありがとう!でも ボク
 方向オンチだから みちは まかせるよ。」
ルイン「Aボタンをおして ちずを えらんでみて。
 ランドルがいるから 地図を みられるよ。」
ルイン「右のほうに みえる テントのマークが
 ボクたちの キャラバンだからね。」
ルイン「それと あるいていくと へっていく
 すうじにも ちゅういしてね。」
ルイン「それは 食料が へっていってるんだ。
 なくなると 旅が くるしくなっちゃうよ!」
ルイン「もういっかい せつるいしよっか?」
 (「いいえ」を選択)
ルイン「それじゃ ボクたちの キャンプに
 むかって しゅっぱーつ!」
 
 右に見えるベースキャンプに着くと、
スラロン「ふう なんとか ぶじに
 かえってこれたようだな。」
スラロン「それにしても キーファが
 あそこにいてくれて マジで たすかったぜ。」
ルイン「うん。でも あの もりに行ったのは
 ムダだったみたいだね…。」
スラロン「そういうなよ。 オレたちの旅は
 まだ 始まったばかりなんだぜ。」
ルイン「そうだよね。あ……ギャバンの
 じいちゃんにとこに 行かなきゃ。」
ルイン「キーファ兄ちゃんも いっしょに来て。
 じいちゃんに しょうかい したいんだ。」
 
 三角のテントに入る2人。ルインは老人の元へ行く。
ルインは まよいのもりでの できごとを
老人に はなしてきかせた!
*「…なるほどのう。それは 大変じゃったの。
 とにかく ぶじで なによりじゃ。」
ルイン「うん キーファ兄ちゃんが
 いてくれなかったら どうなってたか…。」
ルイン「キーファ兄ちゃん この人が
 ボクのじいちゃんの ギャバンだよ。」
ギャバン「ルインから はなしは きいたぞい。
 ほんとうに ありがとう キーファ。」
ギャバン「ところで キーファは このあたりでは
 みないカオじゃが 旅をしてきたのかね?」
 (「いいえ」を選択)
ギャバン「…ふむ しかし まよいのもりを
 たった ひとりで あるくとはのう。」
ギャバン「まだ ちいさいというのに なんと
 ゆうきのある少年じゃ。 かんしん かんしん。」
ギャバン「今日は つかれたじゃろう。
 ここで ゆっくりしていくと いいぞい。」
 そしてキャラバンのみんなと話した後、ルインと話すと、
ルイン「…そろそろ 出発しようかな。
 いつまでも ここにいても しかたないし。」
ギャバン「そうじゃな…。」
ギャバン「ところで キーファは これから
 どうするつもり なんじゃな?」
ギャバン「もしも いそぎでない旅なら
 わしらに チカラを かしてくれんかのう。」
ルイン「…じつは ボクの 父さんと母さん
 とても おもい びょうきなんだ。
ルイン「ボクは それをなおせる クスリを
 あのもりに さがしに行ったんだよ。」
ギャバン「…じゃが なにも みつからんかった。
 もっと とおくへ行かなくては ならん。」
ルイン「さっきみたいに キーファ兄ちゃんが
 リーダーを やってくれれば きっと…。」
ルイン「きっと どこへでも 旅が
 できると おもうんだ!」
ギャバン「キーファには キーファの
 じじょうが あるのじゃろうが…。」
ギャバン「とちゅうまででも かまわん。
 いっしょに 行っては くれんかのう?」
ルイン「おねがい キーファ兄ちゃん
 チカラを かして!!」
 (「はい」を選択)
ルイン「やった!ありがとうっ
 キーファ兄ちゃん!!」
ルイン「これからは キーファ兄ちゃんが
 ボクたちの ばしゃ イーグル号の…」
ルイン「キャラバンリーダーだよ!」
ギャバン「うむうむ よかったのう ルイン。
 これから よろしく たのむぞ キーファ。」
ギャバン「じゃが 今日は もう 日もくれる。
 出発は 明日にしたほうが いいようじゃ。」
ギャバン「今日のところは 宿のテントで
 休んだほうが いいじゃろう。」
ルイン「うん そうだね。 キーファ兄ちゃん
 先に 宿のテントで ねてていいよ。」
 
 テントの外に出ると、スラロンたちが待っていた。
アレクス「きいたぞ。 これからも キーファが
 おれたちの リーダーに なるんだってな。」
アレクス「ならば おれは キーファに
 ありったけのチカラを かそう。」
アレクス「たのんだぜ キャラバンリーダー。
 たたかいは おれたちに まかせとけ!」
デクソン「リーダーとなった あなたに
 私から じょげんなどを。」
デクソン「外を 歩いていて 出会うのは
 まものだけとは かぎりません。」
デクソン「われわれ以外の 旅人もいますし
 とつぜんのジコなども あるでしょう。」
デクソン「そういうことに 出会っても
 けっして あわてては いけませんよ。」
スラロン「これからも キーファと
 いっしょに 旅ができるなんて うれしいぜ!」
スラロン「オレは まだ たたかいの
 けいけんも すくない ヒヨッコだが…」
スラロン「いつか 大キャラバンも 守れる
 ガードモンスターに なってみせるぜ!」
スラロン「キーファも 大キャラバンの
 リーダーめざして がんばってくれ!」
スラロン「おっと 今日はもう 宿テントで
 休むんだったな。わりいわりい。」
 そして宿のテントで一泊すると、
やがて キーファは ふかい ねむりにおちた…。
 再びマガルギが姿を現わす。
われは げんま王 マガルギ。
せかいの こどもたちよ きくがよい。
ねがいを かなえたくば
ロトのオーブを われに ささげよ。
ロトのオーブを えるには
チカラと ゆうきが ひつようだ。
われは でんせつの地にて
おまえたちを まつこととしよう…ふふふ。
 
 そして翌朝。
*「さあさあ あさだよ。
 いよいよ 旅の始まりだね!」
 外で待つルインに話すと、
ルイン「ばしゃの用意は もう できてるよ。
 あとは みんなを のせるだけだね。」
 そしてアレクスたちに話すと、
アレクス「おお キーファ 今日は
 旅立ちに ふさわしい よい天気だぞ!」
アレクス「こういう日は おれのオノの
 切れあじも さえわたるってものさ。」
アレクス「スラロンが つよくなれば おれも
 つよくなるってわけさ よろしくな!」
戦士アレクスが キャラバンに くわわった!
ランドル「えっと とりあえず
 デルコンダルの町に もどるのかな?」
ランドル「外に出たら まず 地図を
 ひらいてみてくれる?」
ランドル「地図をみれば どういうルートで
 いけば いいか よく わかるよっ。」
ランドル「いろいろあるけど ルートえらびは
 うでのみせどころだよ キーファ兄ちゃん。」
地図士ランドルが キャラバンに くわわった!
デクソン「私の 神への祈りは キズついた者を
 いやすことが できるのです。」
デクソン「もしも スラロンが たたかいで
 ひどく キズついたのなら…」
デクソン「ならびかえで 私のならびを
 あらかじめ まえにするのが よいでしょう。」
そうりょデクソンが キャラバンに くわわった!
スラロン「よう リーダー!
 いよいよ 出発だぜっ。」
スラロン「ばしゃの守りは オレに まかせろ。
 オレがいるかぎり ばしゃは 平気だ。」
スラロン「だが もしオレが やられちまったら
 そのときは ばしゃもやられて ぜんめつだ。」
スラロン「そうならないように してくれよ。
 あんたには きたい しているからな!」
ガードモンスター スラロンが
キャラバンに くわわった!
 そしてルインに話すと、
ルイン「よし みんな ばしゃに のったよ。
 これで いつでも 出発できるよ!」
ルイン「…ところで キーファ兄ちゃん。
 きのう ヘンなユメ みなかった?」
ルイン「ボクは みたんだ。げんまという
 人が出てきて ねがいをかなえてくれるって。」
ルイン「ロトのオーブとか いうものを
 あつめれば いいって いってたんだ。」
ルイン「きっと おつげなんだよ 神さまの!
 ボク ロトのオーブ さがしてみたい。」
ルイン「でも そのまえに デルコンダルの町へ
 いちど もどろうと おもうんだ。」
ルイン「父さんたちに だまって とびだして
 きちゃったことも あやまりたいしね。」
ルイン「出発のじゅんびは できてるよ。
 外に行っていいかな キーファ兄ちゃん?」
 (「はい」を選択)
ルイン「それじゃ デルコンダルへ むかって
 しゅっぱーつ!」
 
 こうして、キーファとルインの伝説の大陸での冒険が始まった。
 
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