ドラゴンクエストモンスターズ２ ルカの旅立ち オープニング
南の 海の真ん中に 浮かぶ 小さな島国 「マルタ」 ・・・。
一年中 暖かく 自然に 囲まれた この島に・・・
魔物の牧場を 営む 家族が 向かっていました・・・。
船の先頭に立っているルカの姿が会った。いつマルタに着くか、と言う気持ちがあるようだ。
そこへ、妹のイルが走ってきた。
イル「お兄ちゃん！ やっぱり ここにいたのね。
お父さんが 呼んでいたよ。 早く行った方が 良いよ！」
父「うちの牧場を 国に迎えたいとは マルタの王も・・・
なかなか 人を見る 目が あるようだな わっはっは。
これからは 新しい暮らしが待っているんだ。 お前も・・・
お兄ちゃんなんだから しっかりして くれなきゃな。
わかったら イルのところへ 戻ってやってくれ。」
そしてルカは、また、イルのいる船の先頭に戻っていった。
イル「お兄ちゃん！ もうちょっとで マルタが 見えてくるんだって！」
船員「見えた！ マルタが見えたぞ〜！」
そして、船はマルタに到着した。
これは マルタに やってきた 小さな子供達の 物語・・・。
牧場についたルカたちの家族。
ルカは、イルとふたりで遊んでいた。 そこに・・・
父「こら おまえたち！
遊んでばかり いないで 母さんを 手伝いなさい！」
ふたりは遊ぶのをやめ、母のもとへ行った。
母「あら いいところに 来てくれたわね。
引越し祝いの おばあちゃん お手製・・・
木の実パイが 預かり所に 届いているの。
母さんは 荷物の整理で 忙しいから・・・
あなたたち ふたりで 取りに行ってくれない？」
イル「大丈夫よ お母さん！ わたしがついてるから。」
母「それじゃあ お願いするわ。
預かり所は 牧場を出て 西の方よ。
あまり 遅くならないようにね。気をつけていってらっしゃい。」
ふたちは預かり所へ向かう事にした。牧場を出ようとすると・・・
？「おっ こいつらが 新しく ここにやってきた 奴らか！
フフフ 面白くなりそうだ・・・
おい 行くぞ ワルぼう！」
そう言い残すと、ふたりはどこかへ行ってしまった・・・。
改めて、預かり所に向かったルカとイル。
途中で、一人のおばさんの周りをぐるぐる回っているところを見た。
おばさん「あらら・・・ ふ 風景が ぐ ぐるぐる 回って見える・・・。
まったく あのイタズラ王子と精霊には 困ったものだわ！」
どうやらあのふたりは、しょっちゅうイタズラばかりしているらしい・・・。さらに・・・！
お店の商品をボール代わりに、キャッチボールを始めた！！
商人「こら！！ イタズラ 小僧ども！ 商品で遊ぶんじゃない！」
そして、やっと預かり所に着いたふたり。
商人「きみたちが マルタに越してきた 牧場の子供達だね。
おばあさんから 良い匂いのする 荷物が 届いているよ。
え〜と・・・ あっ これだ これだ。
気をつけて 持って帰るんだよ。」
ふたりは、荷物を受け取った。
いざ、帰ろうとすると、さっきのふたりがとうせんぼをしている！
？「オレは マルタの王子 カメハ！ ここは 通さないぞ！」
？「オレは マルタの精霊 ワルぼうだ！ わる わる！」
しかたなく、ふたりは回り道をすることにした。
しかし、いつの間に回りこんだのか、ここもとおせんぼされていた！
ワルぼう「・・・ん！？ このあたりから なにか 良い匂いがするぞ！」
ワルぼうは、ルカを突き飛ばした！
そのひょうしに、パイを落としてしまった！
ワルぼう「これは 食い物かな？ ちょうど 腹が空いていたんだ！」
パイの取り合いになった！しかし、パイは井戸の中に落ちてしまった！
ワルぼうとカメハは、井戸に入っていった。
ふたりもその後を追うように、井戸の中へ入っていった。
井戸の中では、なぜか、カメハとワルぼうが、パイの取り合いをしていた。
ワルぼう「オレは 腹が減って 死にそうなんだよ！」
カメハ「さっき 食べたばかりだろ 食い意地の張った 精霊め！」
ワルぼう「口の悪い 王子だな！ よし！ それなら 勝負だ！」
パイの取り合いが、さらに激しくなった
イル「それは わたしたちの者よ！ 返してよ！！」
イルはパイを奪い取ろうとした！
しかしカメハが、突き飛ばされたひょうしに、丸いふたのような物が壊れてしまった！！
穴から、変な物が出て行く！
ワルぼう「あわわわわ 大変だ！ マルタのへそが 壊れた！！」
カメハ「オ オレの せいじゃないぞ！ オレは 知らないからな！！」
カメハは、その場から逃げ出した！
ワルぼう「ええい しかたがない！」
ワルぼうは穴の中に入り込んだ！なんとかふたの代わりになっているようだ。
ワルぼう「くっ なんとかなるか！？ お前達 こっちに来てくれ！」
ルカたちは、パイを取り戻した。そして、ワルぼうの前に立った。
ワルぼう「いいか お・・・ 落ち着いて オレの話を 聞くんだぞ！
今 この穴から でてったのは・・・
このマルタの ヤシの木の生命力 なんだ！
マルタの国は このヤシに支えられた 浮島だ。
もし このヤシが 枯れれば 島は 海の底に沈む！
それを ふさぐには へその代わりが 必要だが・・・
モンスターマスターを 探してきてくれ はやく！」
井戸から出たふたりは、そのことを島のみんなに話したが、誰一人信じてくれない。
牧場にいる、父も・・・。
結局ふたりは、ワルぼうの元へ戻ることになった。
ワルぼう「どうだ マルタが沈むって 知らせてきてくれたか？
で モンスターマスターは？」
ルカたちは、今までのことを話した。
ワルぼう「・・・ ・・・なんだって！？ 誰も 信じなかっただと！
ムムム この島の奴らは なんて 能天気なんだ！！
こうなったら しかたない お前達に 行ってもらうぞ！」
しかしふたりは驚く。
ワルぼう「仕方ないだろう！ もう 時間が無いんだ！
お前達が 行かないと マルタは 海の底だぞ！
マルタのへその 変わりの物を 探してくれるよな？」
→はい
いいえ
ワルぼう「いいぞ！ 見所のあるヤツだと 思っていたんだ！
マルタのへその 代わりに なる物の 見当はついてる。
オレも 精霊のはしくれだから わかるのさ。
お前達に これを 渡しておこう。」
ワルぼうは、一本の鍵を取り出した。
ワルぼう「これは 不思議な鍵と 呼ばれる 異世界への鍵だ。
それも 精霊の力がこもった 特別製だぞ。
これで この先にある 不思議なドアを開ければ
異世界へと 旅立つことが できるんだ。
異世界と言っても マルタと 違うのは ただひとつ！
異世界には 魔物が住んでいるって 事だけだ。
だがモンスターマスターなら それを おそれる事は無い。
お前達には 素質があると オレは にらんだ！
異世界へ 旅立ち へその代わりを見つけるんだ！
代わりの物が 何なのかまでは オレにも わからんが・・・
行けば きっと わかるはずだ！ さあ！！」
ルカは オアシスの鍵を 手に入れた。
ワルぼう「さあ 行くんだ！ 頼んだぞ！！」
いざ、行こうとすると・・・
ワルぼう「・・・ま 待ってくれ。 こいつを忘れてた！」
ワルぼうは、もうひとつ鍵を取り出した。
ワルぼう「異世界から マルタを戻る時は これを使え。」
ルカは マルタの鍵を 受け取った。
ワルぼう「異世界は 危険だから 魔物を連れて行くんだぞ
オレは マルタの精霊・・・ 島とは 一心同体だ。
島が 沈んでしまえば オレの命も それまでさ。
いや オレだけじゃない！ 島のみんなだって・・・
お前達 絶対に へその代わりを 見つけてこいよ！」
イル「・・・どうしよう 大変だわ！ 家で 相談しましょうよ。」
家に戻ったふたりは・・・。
イル「わたしたちが マルタのへその代わりのモノを 見つけないと・・・
この家も 牧場も 島ごと 沈んでしまうわ。
私達が 異世界に 探しに行くしかないよね？」
→はい
いいえ
イル「でも ふたりとも 行ったら お母さんが 心配するわ。」
そこへ、牧場にいたスライムの「スラッシュ」が入ってきた。
スラッシュ「おいおい！ なに しけたツラ しているんだよ！
悪いが 話は 聞かせてもらったぜ。
オレが 一緒に 異世界に 行ってやるよ。
おめえらのうちの 一人が 残れば 万事解決・・・だろ？」
イル「・・・ルカ とっても 行きたそうな顔 してるわね。
どうするの ルカ 私が 残ったげよっか？」
→はい
いいえ
イル「でも ルカは 方向オンチ だからな・・・。」
スラッシュ「大丈夫！オレがついてるって！！
それに ルカには 素質があると オレは見た！
異世界では 魔物の助けが 必要だ・・・
モンスターマスターの 素質が そこで 役に立つ！」
イル「なら ここはルカにまかせるわ がんばってね！」
スラッシュ「よし それじゃあ 明日になったら 出発だ！
今日は ゆっくり 休んでおくんだぞ！」
そしてルカは、異世界へと旅立つことになった。
終