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ドラゴンクエスト2のオープニング

はるか昔
伝説の勇者 ロトの血をひく
若者によって 竜王は たおされ
世界は 光をとりもどしました。

若者は その後
一人の女性と共に 旅に出て
いくつかの 新しい国を
築いたのでした。

それらの国は 若者の子供達に
よって 代々 治められたと
伝えられています。

そして 100年の月日が
流れました・・・・・・・。



ここはムーンブルク。
ローレシアより はるか南西の国。

城の中庭では 王様と
若き姫様が平和な語らいの時を
すごしていました。

しかし・・・・・・!

大きな揺れが城を襲う。
王「こ これは・・・・・・!」
  一体何が起こったのだ?」
王「だれか だれか おらぬかっ?

一人の兵士がやってくる。
*「お 王様!
  たいへんで ございます!
  大神官ハーゴンの軍隊が我がムーンブルクのお城を!」
王「なにっ!? ハーゴンが
  攻めてきたと 申すかっ!?」
*「はい!」
王「ぬぬぬ ハーゴンめ!
  こうしてはおれぬ!
  すぐに 兵士達を集めよ!」
*「はっ!直ちに!」

中庭から出て行く兵士。
しかしその兵士はすぐに魔物の炎によって倒れてしまう。

王は姫を階段に押し込む。
王「よいかサマンサ!
  おまえは ここにかくれているのだっ!
  わしの身に なにが 
  おこっても なげくで ないぞ。」
姫「お お父様・・・・・・!」

王「さあ はやく ゆけ!
  わしは このことを
  ローレシアの王に
  知らせねば ならんのじゃ。」

姫のもとをあとにする王。
王「うぬ!ここまで来ていたとは!
  おのれ!怪物めっ!」

王は魔法によって一体の魔物をたおすが、
さらに二体の魔物がやってくる。

王「おのれ 怪物どもめ!
魔法で戦う王だったが、魔物の後からの火炎魔法によって、倒れてしまう。
王「ぎょえーーっっ!!」
姫「お お父さまーーーっっ!!」

炎に包まれるムーンブルクの城。

一人の兵士が命からがら城から逃げる事ができた。
兵士「いっこくも はやく 
    このことを ローレシア王に
    しらせなくてはっ!」

傷つきながらも草原をあるく兵士はローレシアにたどり着いた。

ローレシア城の前で倒れるムーンブルクの兵士
ローレシアの兵士「む!その傷は!?
           いったい 何が あったのだ!?
ムーンブルクの兵士「傷の 手当てなど かまわぬ!
             すぐに 王様に 会わせてくれ!
             私には お伝えしなくては
             ならぬことが あるのだ!?
             ゴホ ゴホッ・・・。」
ローレシアの兵士「・・・・・・わかった。
           おい!そっちを ささえてくれ!
           城の みなに きづかれては
           大騒ぎになる!静かに
           運ぶんだ!」
2人のローレシア兵に連れられて歩くムーンブルクの兵士は王の部屋についた。

ムーンブルクの兵士「ローレシアの王様!
             大神官ハーゴンの 軍団が
             我がムーンブルクの 城を!
             大神官ハーゴンは 
             まがまがしい神を 呼び出し
             世界を 破滅させるつもりです!
             王様!
             なにとぞ ごたいさくを・・・・・・!
             ぐふっ!」
ムーンブルクの兵士はいきたえた。

王「王子 アルスよ。
  話はきいたな?
  そなたも また 勇者ロトの血をひきし者。その力を
  試されるときが きたのだ!
王「悲しんでいる時間は ない・・・・・・。
  旅立つ 覚悟が できたなら 
  わしに ついてまいれっ。
王「その 勇敢な兵士を 手厚く 葬ってやってくれ。
兵士「ははっ!

王「サマルトリア ムーンブルクには
  同じ ロトの血をわけた なかまが
  いるはず。
  その者たちと 力を合わせ
  邪悪なる者を滅ぼしてまいれ!」

ローレシアの旅が始まったのだった。

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