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ドラゴンクエストZ オープニング 主人公の名前は「アルス」にしています。

果てしない海に四方を囲まれた小さな島。この世界には、この島しかありません。
少なくとも人々はそう思っています。昔から、多くの勇敢な若者が何かを求めて船を出しました。
しかし、行けども行けども見えてくるのは海ばかり。結局、誰もがあきらめて引き返してきたのです。
そして、いつしか誰もが、広い海にはこの島だけがポツンと浮いている・・・
そう信じて疑わなくなったのです。
そんな小さな島に住むごく普通の少年であるあなたがこの物語の主人公です。

〜フィッシュベルの古い遺跡〜

?「さてと・・ 今日はこれくらいで そろそろ 城にもどるとするか・・。
  えーと 出口は・・ 出口・・ おっと ここだったな。 よし そっちをもちあげてくれ。
  でも いいな? 家に帰っても ここのことは 誰にもしゃべるなよ!
  オレの親父にもナイショだからな!」

〜フィッシュベル 夜中の浜辺〜

マリベル「ふ〜ん そうなんだ?
     じゃあ どうしても 教えられないっていうのねっ!?」
→はい
  いいえ

マリベル「だったら もう聞かないわ!でも あたしは あきらめないわよ。
     あんたたちが 何をしようとしてるか いつか きっと あばいてみせるからっ。」

マリベル「あっ いけない! 明日は 年に いち度の アミット漁の日だったわ!
     じゃあね アルス。 また 明日ねっ!」

そう言い残すと、マリベルは家へ急いで帰って行った・・・。

〜教会〜

神父「おや アルスじゃないか。 ふむ・・・・・・ 
    さては また 海の向こうの 話かな?
→はい
  いいえ

神父「たしかに わしも 若い頃は 海の向こうに 何があるのか?
    もしや 別の国や村が あるのでは?
    などと よく考えたものじゃ。
    それで 船をしつらえて 海に出たこともあったかのう。
    しかし 行けども 行けども 海ばかり。 島も 国も 村も なーんにも ありゃせん。
    やはり この世界には この島だけ。 この村と 城と それだけなんじゃよ。
    (この島には、このフィッシュベルの村と、グランエスタード城しかない。)
神父「寂しい気もするがの この島が 世界のすべてなんじゃ。
    わかったかの?」
  はい
→いいえ

神父「まあ よい。 アルスも そのうち わかる時がくるじゃろう。
    さあ もう 家へおもどり。
    明日は 年にいち度の アミット漁の日。
    早起きしないと 漁の 船が 出てしまうぞ。」

それでも納得できなかったアルスは、しぶしぶ自分の家へ戻った。

〜2階 自分の部屋〜

もう 休みますか?
→はい
 いいえ

翌日の朝・・・

?「アルス!そろそろ 起きなさい!
  もう とっくに 夜は 明けてるよ!」

母親マーレが、入ってきた。

マーレ「そら そら! 今日は 年に いち度の アミット漁の日 でしょ。
    父さんは もう とっくに アミットさんの 港へ出かけていったよ。
    アルスも 早く 起きて したく しなさい!」

そう言うと、マーレは部屋を出て行った。
アルスはベッドから起き上がり、自分のタンスから「皮のぼうし」を取り出し、
宝箱から、110Gを取り出した。

〜1階〜

マーレ「したくは できたかい。
    漁師の息子が ねぼうしたんじゃ 話にならないからね。
    早く アミットさんの港へ 行って 父さんを 手伝っておやり。」

家を出ようとすると、マーレが呼び止めた。

マーレ「あ ちょっと お待ち!
    父さんに これを 届けてやっておくれ。
    父さんの好きな アンチョビサンドを 作っておいたからね。
    教会の先の アミットさんの 港まで ちゃんと 届けるんだよ。 さあ いっといで!」

アルスは アンチョビサンドを うけとった!

早朝。この日は、さっきも言った通り、アミット漁の見送りの人たちが、港に集まっていた。
そこにはアルスの父、「ボルカノ」と、この島一番の富豪、マリベルの父、「アミット」の姿があった。
アミット漁とは、アミットさんの先祖が始めたことらしく、今の世代にまで伝わっている、と言うわけだ。

そして・・・

?「ふ〜む・・・ ボルカノとのの意見も もっともだが 行き先の漁場を変えるのは どうかね・・・・・・」
ボルカノ「いや アミットさん この潮の流れだからこそ なんだよ。
     こういうのも なんだが 魚たちの ゴキゲンについちゃあ オレら 漁師が 専門家だ。」

アミット「それは もちろん そうだがね・・・・・・」

どうやら、今年のアミット漁について、話し合っているらしい。

アミット「ん? おや アルスじゃないか。
     父さんの手伝いに 来たんだな。」
ボルカノ「うん? アルス!? おそいじゃねえか! まったく 毎日 遊び歩いていやがって・・・。
     母さんの サンドウィッチは もってきただろうな!」

アルスは アンチョビサンド をわたした!

ボルカノ「おほっ! これこれ!
     これを 食わなきゃ 漁に出るって感じが しねえんだ。
     ・・・・・・モグモグ・・・・・・。 ぐ ごほん!
     ・・・なにしてんだ アルス。 ぼーっと 見てねえで 船室のそうじでも やってこい!」

アルスは、船室に入った。

船室の地下2階で、マリベルが隠れていた。

マリベル「シーーーー!
     大きな声 出さないでよ! あたしがここにいること ばれちゃうじゃない!」
コック長「あれ? そこに だれか いるのか?」

コック長「ややっ マリベルおじょうさん! また そんなところに かくれたりして・・・・・・。」

マリベル「もう・・・・・・。いいじゃないの あたしが 漁について行ったって!
     ね 見のがしてよ コック長!
     あなたの 作る シチューって 最高よ! ウフフ・・・。」
コック長「・・・わしに おせじを いっても ムダですぞ。
     さあ お父上に しかられないうちに 船を おりなされ。
     ああ それから アルス ちょうどよかった。
     イモの皮むき 手伝っとくれ。」

マリベル「きい〜っっ! なによ アルスの バカっ。
     あんたと キーファ王子の 秘密の場所 バラしちゃうからっ!」

と言うとマリベルは、アルスを突き飛ばして行った・・・。
でもアルスは、コック長のところへ皮むきを手伝いに行ったが・・・。

コック長「おお 来たか アルス。
     いや 実は もう イモの皮むきは ほとんど 終わっとるんじゃよ。
     おたがい マリベルおじょうさんには 手を やくのう。 ほっほっほ。」
で、結局アルスも、船室を出ることにした。ちょうど、船が出る頃だった。

ボルカノ「アルス。 いよいよ 出航の時間だ。
     お前も 早く 漁に出たいだろうが 今は まだ 足手まといに すぎない。
     まあ あせらず しゅぎょうを することだな。
     そうすりゃ お前のような 男だって いつかは りっぱな 漁師に なれるさ。
     なんたって この オレの息子なんだからな。わっはっはっ!」

(ボルカノは、この村で一番の漁師なのだ アルスもいずれ、自分を超えるだろうと信じているようだ)

ボルカノ「アルスよ。 オレのいない間 母さんのこと しっかり 頼んだぞ!」

アルスは、船を下りた。

アミット「出航だー! イカリを 上げろー!」

・・・船は、出港していった・・・。

フィッシュベルを出ようと、歩いていったが、兵士に呼び止められた。

兵士「ああ こちらでしたか アルスどの。
    王様が なんとしても アルスどのと話したいと 申されて・・・。
    いつも通り 海岸ぞいの道を歩いて 北西の お城まで ご足労ねがえますまいか?
    お願いしたしますぞ! ではっ!」

兵士はそう言うと、城へ戻っていった。
どうやら、この島の王様「バーンズ・グラン」に呼ばれたようだ。
アルスが行こうとすると、マリベルに声をかけられた。

マリベル「フフフ・・・・・・ 聞いたわよ アルス。 また お城へ 呼ばれたのね。
     あたしも いっしょに いくわ! いいわよね?」
→はい
 いいえ

マリベル「あそこの 城下町には かわいい ドレスが たくさん 売っているのよね〜。
     じゃあ いくわよ!」

マリベルが 仲間にくわわった!

そして、マリベルと共に、グランエスタード城へむかっていった。

この日の間に、アルスが奇跡を起こすと言うことにきずいている者は、まだ、誰一人としていない・・・。
                                     終

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