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ドラゴンクエスト3のオープニング

アリアハンの城下町のとある家の前で人々が立っていた。
*「・・・・・・はあ はあ。
  ねえ! オルテガさんの 子どもが生まれたんですって!?」
*「そうとも! すごい元気な赤ちゃんだそうだ。」
*「アリアハンの勇者 オルテガの
  子どもなら きっと りっぱな 戦士になるぞ!」
*「・・・・・・そうよね。
  さあ 早く 赤ちゃんの顔を
  見せてもらいましょう!」

アリアハン城の王は兵士を集めていた。
王「みなの者! ついに
  わがアリアハンの勇者 オルテガが
  魔王の城へ 旅立つことになった。
  戦いの旅は さぞや きびしいものに
  なるであろう。しかし オルテガは
  われわれの いや 世界の希望じゃ!
  かならずや 平和をとりもどしてくれるであろう。
  さあ! 勇者オルテガの出発を
  皆で 見送るのじゃ!」

オルテガの家に2人の男が訪ねてくる。
*「おはようございます 奥さん。
  いよいよ オルテガさんの
  旅立ちですね。」
*「オレたちにゃ なにも できないけど
  せめて これを うけとってくれ。」
ふたりの男がカブトを取り出す。
オルテガの奥さん「まあ・・・ このカブトは?」
ふたりの男が去っていく。

オルテガの奥さん「ねえ。せめて もうすこし
  あの子が 大人になるまで
  待てないの?」
オルテガ「すまない。わかってくれ。
  オレは すこしでも はやく
  平和をとりもどしたいんだ。
  みんなのため だけじゃない。
  おまえと アルスのためにも。」
オルテガの奥さん「・・・・・・わかってるわ あなた。
  ごめんなさい。 でも
  無茶だけは しないでね。」

オルテガは旅立つ。
いくつもの試練がオルテガを待っていた。
その途中オルテガは傷を追い、一つの村にたどり着いた。
*「ねえねえ おじいちゃん!
  おもてに へんなカブトを かぶった
  おじさんがたおれてるよ!」
*「そりゃ いかん!
  父さんを 呼んでおいで。」
*「うんッ!」

オルテガはその村の住民に礼をいって、村を後にした。

オルテガは火山にたどりつく。

火山の頂上にてモンスターと戦うオルテガ。
オルテガは全力で戦ったが、モンスターに火口に落とされてしまう。


アリアハンの城にて。
一人の兵士が王のもとにやってくる。
王「おそかったな。
  して どうであった?」
兵士「はっ・・・ もうしわけありません。
  火山の頂上にはわれわれでは
  とても たどりつけず・・・
  オルテガどのの ご遺品は全く 見つけられませんでした。」
王「そうか・・・・・・。しかし
  オルテガほどの者が やられるとは。
  ご家族にも なんと おわびを
  申し上げれば よいのか・・・。」

王「オルテガどのの 奥方。
  まことに 申し訳ない・・・。」
オルテガの奥さん「ありがとうございます 王様。
  私も覚悟は できておりました。
  それに 夫は 立派にたたかいました。
  きっと本望だと思います。」
王「しかし じつに 惜しい命をなくしたものだ。
  もはや 魔王に 挑める者は おらぬ。
  われわれには もう 希望はないのか・・・。」
オルテガの奥さん「いいえ 王様。この子が
  います。オルテガの 血をひく アルスが。
  夫の 遺志は きっと この子がついでみせますわ!」

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