※仮に主人公の名前はスクエニにしています。
空のはるかはるか上。
ねえ?だれかいるの?
いるのだったら姿を見せてよ。何か言ってよ。
そんな人々の声が聞こえる……。
いったいいつの頃からこの世界を見守ってきたのだろう……。
ボクたちは天使と呼ばれていた。
村。子供が駆け回り、平和に過ごすのどかな村。その様子を上空から見ている二人の天使。
イザヤ:守護天使スクエニよ。よく頑張ったな。私に代わりこの村の守護天使を任せたときは少々不安ではあったが……。お前の働きにより村人たちも安心して暮らしているようだ。立派に役目を引き継いでくれて、このイザヤール、師としてこれいじょうの喜びはない。これからはウォルロ村の守護天使スクエニと呼ばせてもらうぞ!
イザヤール:ん!?
>村に続く道を、老人と娘が歩いている。
老人:……フウ、フウ。年はとりたくないもんじゃ。苦労かけるのう、リッカや。
リッカ:頑張っておじいちゃん!村まであとちょっとだよ。
>そこにモンスターが現れ、二人を襲おうと物影で待ち伏せを始めた。
イザヤール:むむむ!これはいかん!あのままでは魔物に襲われてしまうだろう!さあっ!ウォルロ村の守護天使スクエニよ。我らの使命を果たすときだ。