＊：ある日のこと。のび太くんたちは近くの空き地で野球をしていました。
ジャイアン：おーい、のび太！いつまでボール探してんだよ！！早く探さないとぶっとばすからな！！
のび太：ジャイアン待ってよ。あれ、どこへ行っちゃったのかな……？
＊：……そのとき！
妖精：……お願いです、助けてください！妖精の国が、地球が危ないのです……！！
のび太：ええっ？地球が危ない？ど、どうしよう……！？ドラえも〜ん！
＊：のび太くんが出会ったのは、花の妖精だったのです。花の妖精は、慌てて駆け寄ってきたドラえもんたちに話し始めました。
妖精：あなたたち人間の住む世界とは別に、私達妖精が住んでいる国があります。そこに、ある日突然、恐ろしい怪物たちが現れて、暴れだしたのです。その上、私たちの国の女王ユリアス様が怪物に捕らえられてしまい、お城の奥深くに閉じ込められてしまったのです。お願いです！あなたたちの力で私たちを助けてください！
＊：話を聞いたドラえもんたちは、妖精の国の危機を救うため、みんなで妖精の国へ行くことにしました。……そのときです！！
＞変な怪物が現れて、変な光線をドラえもんたちに浴びせる。
妖精：ドラえもんさん！大丈夫ですか！？ドラえもんさん！！
ドラえもん：うーん……。あ、あれれ……。のび太くんたちはどこへ行ってしまったんだろう？
＊：花の妖精の話によると、のび太くんたちは、妖精の世界へ連れ去られてしまったようです。
ドラえもん：あれ……、ない。ない。秘密道具が何にもないぞ！？
＊：ドラえもんの秘密道具も、謎の怪物に奪われてしまったようです。さあ、どうしましょう……！？
ドラえもん：大変だ！！のび太くんたちを助けに行かなくちゃ！妖精の国へ行くにはどうすればいいの？
妖精：妖精の賢者が持っている、５つの「神器」の力を借りなければなりません。「大地」「森」「火」「水」「風」の５人の賢者が、それぞれ１つずつ、「神器」を持っているのです。しかし、賢者のいるところへは、遠く険しい道を進んでいかなければなりません。それに、賢者に会うことはできても、「神器」を貰うことが出来るかどうかは判りません。
ドラえもん：のび太くんたちを助けなくっちゃ！！ボク、賢者に会って「神器」を貰ってくるよ！ねえ、５人の賢者はどこにいるの？
妖精：賢者のいる世界への入り口は、あなたたちのすぐ近くにあります。この町の中にも、賢者のいる世界とつながっている場所があるはずです。それと、これをお渡しします。聖なる水「聖水」です。秘密道具が見つかるまで、お役に立つことと思います。
ドラえもん：みんな、待っててね！必ず助けに行くからね。