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男「誰か倒れてる!あっ!!これはひょっとして……取り敢えず、村へ運ぼう!」

男「やっぱり間違いない!」

男「やっぱり間違いない!言った通りだろ!あの魔道士リナ・インバースだろ!?」
女「じゃあ、あのゴブリンとヒドラ、どうにかしてもらえないかしら!?」
老人「死ぬほどとられるぞ礼金を!」
男「うちの村のどこにそんな金があるんですか!?仮に引き受けてくれても礼が出せない、なんて言ったら、村ごと吹き飛ばされちまうぜ」
女「ゴブリンの住処へ通じる穴まで連れて行って、落としちゃうっていうのはどう?」
老人「そうじゃな。言い訳は後で何とでもなるじゃろう」
男「本当に大丈夫かなぁ……」

リナ「ヴァル……うーん」
男「おっ?気が付いたみたいだな。あなた、リナ・インバースですよね!?」
リナ「???リナ・インバース???」
男「とぼけても駄目ですよ。ちょっと私と来てください」
リナ「こんなところへ連れてきて、どういうこと?」
男「いいから、その穴をの覗いてみてください」
男「おおっと、手が滑ったぁ!!」
リナ「えっ!?」
男「リナさん駄目ですよ、足元には気をつけなくちゃ」
リナ「………」
男「あ、そうそう。この穴にはゴブリンがいるんですよ。どうか、そいつらを退治して無事に出てきてくださいね」

リナ「いったーい!!何なのよっ!」
キャニー「リナさーん」
リナ「あなた誰?」
キャニー「やだなぁ、キャニーですよ。そんなことよりも……リナさんだけじゃ大変でしょうし、ゴブリンのことは村の問題だから私も……」
リナ「ちょっと待った!村の問題ってことは、あなた、あそこの村の人ね。まったくなんてことするのよ!」
キャニー「幾ら怒ってるからって、私と昔会ったことまで忘れたふりするなんて……ヒドイ!……グスン……グスン……。私も一緒についていって手助けしようと思ったのに……グスン……。リナさんの人でなし!鬼!悪魔!」
リナ「…………わかったわ、わかったから。ねっ、もう拗ねないで。いいわ!一緒に行きましょう」

>あんまり頼りになりそうもないが、キャニーが仲間になった。

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