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     新約
    聖剣伝説

   オープニング


オープニングテロップ>>
遠い昔
ひとりの女神がいたという。

すべての命を愛した女神は
世界を見守るために姿を変えた。

マナの樹へと……

それが伝説のはじまりだった。

ながい時が過ぎ
人々の心が
マナの女神を忘れたころ……

ひとりの男が
マナの樹の眠る聖域へと
足を踏み入れた。

男はマナの力で
大いなる文明を築き上げた。

しかし、それは
恐るべき暗黒時代の
幕開けでもあった……

世界はなすすべもなく
男の前にひざまついた。

彼の名はヴァンドール。

誰もが絶望の闇に
心捕らわれていたとき……

わずかな希望を胸に
立ち上がった若者たちがいた。

戦いは激しいものだったが
彼らはあきらめなかった。

胸にある希望の光のように、
その手にはいつも
聖なる剣が輝いていた。

いかなる闇も
その剣の放つ光の前には無力だった。

彼らの働きによって
マナの力は人の手を離れ
あるべき場所へともどった。

そして……

ふたたび人々の心が
マナを忘れたころ……




オープニング>>
男主人公
「またこの夢だ……
 ああ、俺にこの夢を
 見せないでくれ!!」

女主人公
「またこの夢…
 悪夢だわ……
 ああ、もう私にこの夢を
 見せないで!!」


この世は初め無であった。

そこに女神が現れた。

左手に闇を照らす希望の光を、
右手に悪を斬る聖なる剣を携えて。

次に女神は、
生命の現出を手助けするため、
精霊を召喚なさった。

最後に女神は、平和のために、
聖なる剣を投げ出してしまわれた。

その途端、聖なる剣は
錆びついてしまったのだという。

そして女神は、
世界を支え見守るため
その尊き御身を世界樹へと姿を変えなさった。

その場所は、今も聖域として
不思議な力で守られている……



男主人公のオープニング>>

夢の中>>
グランス城>>

主人公
「すごい!
 いま、マナの樹が見えるような
 気がしたよ……!」
グランス公
「そうかい?」
主人公
「グランス様の声って不思議だ……
 夢を見てるような気分になる」
グランス公
「うれしい言葉をありがとう。
 キミの言葉は人を勇気づける
 魔法の言葉だよ」
主人公
「魔法の言葉だなんて!
 とんでもない!
 それよりもグランス様の物語を
 聞かせてほしいんだ!
 ジェマの三騎士の一人として
 悪のヴァンドール帝国を
 打ち負かした話!」
グランス公
「残念ながら……
 自分の歌は歌えないよ」
主人公
「どうして?
 僕は本当のことが知りたいんだ!
 他の吟遊詩人が歌う
 ヴァンドール帝国の物語って
 謎だらけで……
 おかしなところばっかり
 あるんだもん」
グランス公
「はっはっは!
 物語は物語でしかないよ。
 どんな真実も、
 誰かの口から語られたら
 物語でしかなくなるのさ」
主人公
「じゃあ僕が歌うよ!
 グランス様の物語を。
 そうだ!
 うちに竪琴があったから
 持ってくる」
グランス
「素直でよい子だ……」


城下町>>

グランス城下町の男性
「はやく家に帰らないと、
 大臣に怒られるよ」
主人公
「父さんなら怒らないよ。
 今日は、グランス様に
 歌を教えてもらう日なんだ」
グランス城下町の男性
「へぇ、グランス様は
 竪琴をなくしてからは
 歌をやめたって聞いたけどね」
主人公
「グランス様は
 歌、やめてないもん!」


主人公の家の前>>

黒い剣士
「踏み込め!」
公国兵士
「シャドウナイト様?!
 ここはグランス国執務大臣
 エルマン殿の館ですぞ!!」
シャドウナイト
「それがどうした?
 執務大臣なら
 邪教徒をかくまっても
 罪にならんと言うのか?」
主人公
(僕の家に邪教徒が……?
 父さんや母さんに、
 なにがあったの?)
公国兵士
「そうは申しません!
 しかしエルマン殿は
 グランス公とは無二の親友!
 突然、兵と共に踏み込むなど
 常識では考えられません!」
シャドウナイト
「言いたいことはそれだけか?」
公国兵士
「退かぬとおっしゃるのですか?
 せめてグランス公の、
 許可を仰がれたい!
 今の平和があるのは、
 あの方のおかげなのです!」
シャドウナイト
「不満があるものは去れ。
 私は私のやり方でやる。
 それだけだ」
主人公
(大変だ!
 早くお父さんに
 知らせなくちゃ!)


主人公の家>>

主人公の父
「これ!
 またそんなところから!
 お客様の前だぞ」
主人公
「お父さん!大変!
 家のまわりを
 兵士が取り囲んでる!
主人公の父
「なに?」 >>三人の兵士が入ってくる
主人公の父
「これは、ストラウド王子。
 どうなされました?」
シャドウナイト
「シャドウナイトでよい。
 わが国の執務を預かるものなら
 邪教徒をかくまうことが
 何を意味するかわかるはずだ!」
戦士ふうの男
「エルマン、わしの言ったことは
 本当だったろう?
 この仮面をつけた男が
 マナ一族を
 焼き払ったのだ!
 こいつはもう正気ではない!」
主人公の父
「まさか、ストラウド王子……
 いや、シャドウナイト様……
 本当にそんなことを……
 そんな、まさか……」
シャドウナイト
「邪教だよ……
 ヴァンドールが
 マナの力を利用し、
 国を混乱させたのは
 記憶にも新しい……
 かばいたてするなら
 容赦はせん!」
主人公の父
「そうでございます!
 確かにそうではございますが?」
戦士ふうの男
「グランスめ……
 男子の教育には向かん男だ。
 何をどう間違えば
 こんなバカ息子に育つのか!」
シャドウナイト
「くっくっく
 たわごともほどほどにな。
 俺に意見する気なら
 まずは剣を抜くがいい」
主人公の父
「なにか誤解されています!
 シャドウナイト様!
 剣をお収めください!」
シャドウナイト
「邪魔するな!!」
戦士ふうの男
「マナの一族が邪教徒とは
 とんだお笑いぐさだな。
 どんなへりくつをならべる気か
 知らぬが……
 おまえの罪は、あまりにも重い!
 つぐらってもらうぞ!」
シャドウナイト
「つぐなう?
 つぐなうのは貴様のほうだ!
 ボガード!」
戦士ふうの男
「なに?」
シャドウナイト
「すべてを知りうる立場にいて
 いまだに英雄気取りか!
 教えてやる!」
公国兵士
「賊だ!
 シャドウナイト様をお守りしろ!」
戦士ふうの男
「逃げろ!エルマン!」


屋内通路>>

主人公の母
「あなた!
 どうなさったのです?」
主人公の父
「わからん!
 ストラウド王子が
 マナの一族が邪教徒だとか
 なんだとか……!
 私にもさっぱりだ!」 
シャドウナイト
「邪教徒の娘がいるだろう。
 差し出してもらおう」
主人公の父
『裏口から逃げるんだ!
 主人公とあの子を
 連れて……
 気づかれるんじゃないぞ!』
主人公の母
『は、はい!』
主人公の父
「仕方ありません……
 ご案内いたします……」


館の一室>>

女の子
『お母さん……
 いやよ、一緒にいる!』
主人公の母
「起きて!
 すぐにここから逃げてっ!」
女の子
「なに……?
 どうしたの……?
 ボガードおじさんは……?」
主人公の母
「説明してるひまはないの!
 この子を連れて
 さあ! 早く!」
主人公
「??????
 この子は……?
 何がどうなってるの……??」
主人公の母
「静かに!
 いいから早く逃げて!
 あとは何とかします!」
公国兵士
「ここを開けろ!」
主人公の母
「今しばらくお待ちを!
 今、夜着に着替えております!
 さあ!
 早く!」
女の子
「おばさん!」
主人公
「ダメだよ!
 母さんも一緒に!」
主人公の母
「男の子でしょう?
 この子を守るのよ!」
主人公
「わかったよ……!」
主人公の母
「父さん、母さんのことは
 心配しないで。
 ストラウド王子も
 本当はやさしい方、
 ゆっくりお話してみます」


「ああ……
 もう、この夢は
 見たくない……」
「もう見せないでくれ……」
「もう……」

グランス城牢屋で目覚める>>




女主人公のオープニング>>

夢の中>>
マナ一族の村>>

主人公の母
「これが、マナの一族の歌よ」
主人公
「すごいわ、お母さん!
 いま、マナの樹の姿が
 見えたような気がしたわ」
主人公の母
「まあ、この子ったら。
 おおげさなんだから」
主人公
「不思議。
 はじめて聞く歌なのに、
 なんだかなつかしい……」
主人公の母
「外の世界には、お母さんより
 もっとうまい歌い手がいるわよ」
主人公
「その人に、会えるかしら?」
主人公の母
「きっと会えるわよ。
 楽しみでしょう?」
主人公
「……うん」
主人公の母
「はい、はい、もう、そんな
 浮かない顔はやめて
 母さん、しんみりした別れは
 すきじゃないわ」
主人公
「お母さん……
 私が旅に出ても
 泣いたりしちゃだめよ?
 村のみんなに
 恥ずかしいからね?」
主人公の母
「まあまあ、泣くのは
 あなた じゃなくって?
 ほんとにあなたって
 強がってばっかり」
主人公
「私だって……、本当は
 ずっとここにいたいんだよ。
 だって、ここの人たちのこと
 みんな好きだもん。
 だけど、外の世界に出たら
 今みたいに、みんな好きに
 なれるって思えない。
 ほんの少しだけど、不安なの」
主人公の母
「嫌いな人がいたって
 いいんじゃない?」
主人公
「………
 誰のことも
 嫌いになんてなりたくないよ」
主人公の母
「好きも、嫌いも、同じことよ。
 心が動いて、お互いを
 分かり合おうとしているだけ。
 心が動くままにしていれば
 それでいいの」
主人公
「心が動くまま……?
 お母さん……
 お母さんも、
 わたしくらいのころ、
 旅に出たの?」
主人公の母
「そうよ。
 私もマナの一族の剣士とともに
 世界を見つめる旅に出たわ
 むずかしく考えないで!
 さ、他の方々にも
 あいさつしていきなさい」
主人公
「はい」
マナ一族の男の子
「主人公、おまえのお供は
 あのボガードなんだって?
 ジェマの三騎士の?
 昔から強いだの、すごいだの、
 さんざん聞かされたよ!
 そいつ、もう村に着いたのか?」
主人公
「まだみたいよ」
マナ一族の男の子
「どんなヤツなんだろうねぇ〜!
 すげえ楽しみだよ!
 ヨボヨボのじいさんとかだったら
 大笑いだよね!」
主人公
「もう、ウィリーったら」
ウィリー
「気をつけて行けよ!」
主人公
「うん」
マナ一族の長
「いよいよ明日出発か……」
主人公
「お世話になりました、カシム様」
カシム
「おまえと共に旅する
 剣士ボガードは、
 今日中には村につくと
 言っていたのだが……」
主人公
「ボガード様は
 ずっと旅されてるのですか?」
カシム
「そうじゃ。
 いくつかの重要な使命のため、
 世界を旅してもらっておる」
主人公
「そんな旅なれた方が
 お供してくれるなんて
 光栄です」
カシム
「まあ、風変わりな男なので、
 退屈せんじゃろう!
ウィリー
「カシム様!大変です!
 何者かが、兵士を引き連れて
 こちらに向かっています!」
カシム
「なに?!」 >>三人の兵士がやってくる
カシム
「こんな小さな村に
 兵を入れるとは……
 なにようじゃね?」
謎の兵士
「ここが邪教徒の村か」
カシム
「邪教徒じゃと?」
謎の兵士
「どんな戦乱の中でも
 この村だけは平和だ……
 誰がどこで苦しんでいようとも
 おまえたちだけは笑っている……」
カシム
「そんな話か……
 聞き飽きたわ。
 おまえたちの苦しみは
 おまえたちの身より出た苦しみ。
 そもそも平和とは……」
謎の兵士
「俺に説教か……
 このシャドウナイト様に説教か!
 マナの力を悪用し
 富と平和を独占するやつが…
 いい気になるな!
 邪教徒の分際で!!
 やれ!
 邪教徒をとらえろ!
 誰一人として
 取り逃がすな!!」
謎の男
「そういうわけだ。
 おとなしくしてもらおう」
主人公
「きゃあ!」
カシム
「イリス!
 その子を連れて逃げなさい!」
主人公の母
「はい!」


村周辺の森(?)>>

主人公
「お母さん!」
主人公の母
「先にお逃げ!」
主人公
「いや!
 お母さんを置いていけない!」
謎の男
「逃がすわけにはいかないと、
 言ったはずだ!」
主人公
「どうして、マナの一族を襲うの!」
謎の男
「当然の報いだ。
 おまえらに、いつまでも
 マナの力を独占させるものか!」
主人公
「独占だなんて…!
 マナの力は、世界中どこにでも
 満ちあふれてるじゃない!
 あなたたちの国だって
 マナの力であふれてるはずよ!」
謎の男
「反論はあるだろうが
 私に言われても困る。
 すべてはシャドウナイト様が
 決めたことだ。
 おまえたちの村を消すのは
 グランス公国の意志だ」
主人公
「そんな……」
主人公の母
「耳を貸さないで!
 私がひきつけてるうちに
 早く逃げて!」 >>男に魔法をかける
謎の男
「くっ! こしゃくな!」
主人公の母
「逃げて!」
主人公
「でも!」
主人公の母
「早く行きなさい!
 そして………
 本当のお母さんを捜すのよ!」
主人公
「え?」
戦士ふうの男
「…村が燃えている!!
 グランス兵?
 いやあれは…
 シャドウナイトか!?
 イリス!
 これは何事だ?!」
主人公の母
「こんなふうにして
 伝えたくはなかったけど……
 これが最後かもしてないから
 よく、聞いて!
 私は母ではないの!
 本当の母は他にいるわ!
 さぁ、早く!
 ボガード!
 この子をお願い!」
ボガード
「わかった、イリス!
 この子のことは
 わしに任せろっ!」
主人公
「お母さんっ!」


男主人公の家の前>>

貴族ふうの男
「ボガード殿!
 どうなされた?!」
ボガード
「エルマン!
 今はこの子を頼む!」


館の一室>>

大臣の妻
「気がついた?」
主人公
「お母さんがっ!」
大臣の妻
「ボガードから聞いたわ……
 故郷の村が
 襲われてしまったって……」
主人公
「帰らないと!
 わたし、
 お母さんを助けないと!」
大臣の妻
「主人公…
 気持ちはわかるけど……
 あなたの生まれた村は
 もうどこにもないわ……」
主人公
「ウソよ!
 みんなで私をだますの?
 そんなこと あるわけ
 ないじゃない!
 私、帰る!
 お母さんが待ってるのよ!?」
大臣の妻
「ううう………
 わたしだって、あなたを……
 生まれ育った村に帰して
 あげたいわ……
 だけど、それができないから……
 できないから、こうして……
 ううううう……」
主人公
「本当なの……?
 む、村はどうなったの……?
 何も残ってないの……?」
大臣の妻
「わからない……
 本当のことは何も……
 でもボガードの言葉に
 ウソはないわ。
 ボガードの言う通り
 マナの一族を襲ったのが
 本当にシャドウナイト様
 だったりしたら……」
主人公
「ボガード様はどこ?
 この館にいるのね!?」
大臣の妻
「部屋で主人と……
 エルマン執務大臣と話しています。
 悪夢よ……。
 本当に悪夢だわ……。
 とにかく、これはもう
 あなただけの問題じゃないの。
 明日、何もかもグランス様に
 話してみましょう」
主人公
「……」
大臣の妻
「今日はもう、休みましょう。
 明日にそなえて」
主人公
「お母さん……」


しばらく経って>>

大臣の妻
「起きて!
 すぐにここから逃げてっ!」
主人公
「なに……?
 どうしたの……?
 ボガードおじさんは……?」
大臣の妻
「説明してるひまはないの!
 この子を連れて
 さあ! 早く!」
男の子
「…この子は?
 母さん、何がどうなってんだよ!」
大臣の妻
「静かに!
 いいから早く逃げて!
 あとは何とかします!」
公国兵士
「ここを開けろ!」
主人公の母
「今しばらくお待ちを!
 今、夜着に着替えております!
 さあ!
 早く!」
女の子
「おばさん!」
主人公
「ダメだよ!
 母さんも一緒に!」
主人公の母
「男の子でしょう?
 この子を守るのよ!」
主人公
「わかったよ……!」
主人公の母
「父さん、母さんのことは
 心配しないで。
 ストラウド王子も
 本当はやさしい方、
 ゆっくりお話してみます」


「もう……もう見せないで……」
「もう……」

滝の小屋で目覚める>>


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