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ソニック・オープニング>>

多くの人間が住む平和な街・・・ステーションスクエア。
夜にも関わらず、多くの人々が路上に歩いているのが見える。
そんな騒ぎも起こりそうもない街中に、一機のヘリコプターが飛んで行く。
その背後からには、赤く輝く奇妙な塊も飛んで行った。

その後、建物から建物まで跳びながら高速に走る人物が現れた。
これこそは誰もが知る音速の青いハリネズミ、ソニック・ザ・ヘッジホッグ。
彼がとあるビルの屋上に立ち止まり、ステーションスクエアの光景を見ていた。

ソニック「ヒュ〜! Great、ごきげんだね!」
彼が口笛を吹きながらそう言った。

ソニック「ん?」
彼が下を向くと、多くのパトカーがサイレンを鳴らしながら猛スピードで走る所を目撃した。
それを目撃したソニックはビルから飛び降り、無事着地し、走り去るパトカーを見ていた。
ソニック「なんだ?」
興味津々に思ったソニックは、スピンダッシュしながらパトカーを追った。

ステーションスクエアの中心部・・・夜の街は既に雨に濡れていた。
多くのパトカーはとあるビルの玄関前に駐車され、多くの警官達が銃を持ちながら集まっていた。
彼らが見上げると、空から水で出来た謎の生命体が現れ、屋根の上に着地した。

警官「君は包囲されている。 おとなしく投降しなさあい。」
一人の警察官がメガホンで警告しながら、多くの警官達が銃を構えながら前へ進んだ。
だがその生命体はその警告を耳にせず、屋根から飛び降り、彼らの前に着地した。

警官「かまわん、撃て!」
一人の警官がメガホンでそう指示すると、多くの警官達は銃をその怪物に発砲した。
しかし、何発も撃たれても、怪物はびくともせず、平然な顔をしながら立っていた。
すると体の中から警官達が発砲した弾が抜け出し、地面に落ちた。

警官「な、なんてやつだ・・・! こ、後退! こうたーい!」
怪物に対する恐怖を感じた一人の警官は、メガホンで他の警官達を後退するよう指示する。
その中の一人はまだ発砲するが、当然ながら怪物には通用しなかった。
そんな苦戦の中、ソニックは一体のパトカーの上に乗りながら、戦いを観賞していた。

ソニック「Uh Oh・・・へぇ、面白そうなことしてんじゃないの?」
彼が張り切りながらそう呟くと、パトカーから飛び降り、その怪物の前に立ち上がった。

そして未知なる生物との激しい戦いの末、その怪物は水溜り状態となっていた。
ソニックは少し油断すると、その怪物は排水溝の方へ進んで行った。
ソニック「ハン! 逃げるのか?」
彼は怪物の後を追おうとするが、その怪物は既に排水溝の中へ消えて行った。
ソニックはその排水溝の前に立ちながら、ただそれを見つめていた。

しかし、彼の真上にある建物の屋上から、何者かがソニックを見ていた。
彼の正体は、あの悪の天才科学者、Dr.エッグマンであった。
エッグマン「やっと見つけたぞ。 究極の破壊神『カオス』よ・・・ほーっほっほっほっほ!」
彼がそう言った後、笑い出した。

翌日、ソニックはホテルのプールサイドでベンチに横になりながら寝ていた。
しかし突然空からエンジンの音が聞こえ、ソニックはそれに目を覚ました。
ソニック「ん?」
彼が起き上がると、空から煙を吹きながら暴走している引き後期を目撃した。
しかも操縦しているのは、彼の相棒であるマイルズ・テイルス・パウワーであった。

ソニック「テイルス? おいおい! おちるぞ、ありゃあ。」
彼がそう言うと、飛行機は真っ直ぐエメラルドコーストの方角へ墜落した。
ソニック「テイルス・・・! しょうがないな、ったく!」
そして彼はプールをジャンプとホーミングアタックで飛び越え、テイルス救出のためにエメラルドコーストへ向かった。

テイルス・オープニング>>

ステーションスクエアの上空には、一機の飛行機が飛んでいた。
その飛行機を操縦していたのは、2本の尻尾を持った天才子狐、マイルズ・テイルス・パウワーであった。
テイルス「快調、快調! この調子なら、何の問題もないな。」
余裕な表情をしながら彼はそう言った。

しかし、突然飛行機に鈍い音が鳴り出し、揺れ始めた。
テイルス「あれ?」
彼が気づくと、何と飛行機が壊れ始め、暴走し始めた。
テイルス「うわわわわわっ? まずいっ!」

暴走する飛行機はステーションスクエアの街中に落ちるが、地面に墜落されず、そのまた上空へ飛んで行った。
テイルス「うわぁああああああああっ! ひゃぁあああああああ! おちるぅううううう! 
      だぁああああああ! ひぃいいいいいいいい!」
彼が絶叫しながら、そのままステーションスクエアの海岸エリアへ墜落した。

ステーションスクエアの海岸ステージ、エメラルドコースト。
飛行機は砂浜の中へ突っ込んで破壊されてしまったが、テイルスは無事だった。
しかし余りにも激しい揺れだったためか、彼は目を回しながら、飛行機の隣に座っていた。
すると彼の目の前に何者かの手が伸び出し、正気に戻った後上を向いた。
その手の主は、彼の憧れの的である相棒、ソニック・ザ・ヘッジホッグであった。

ソニックに救助された後、ソニックとテイルスはホテルのプールサイドに辿り着いた。
ソニック「ちょうど見かけて良かったよ。」
彼は安心しながらテイルスにそう言った。

ソニック「それより…どうしたんだ? 飛行機を落とすなんて、テイルスらしくもない。」
テイルス「新型のテスト中だったんだ、動力伝達系にミスがあったみたい。」
ソニック「飛行機なら、あずけといたトルネードがあるだろ?」

テイルス「へへ、今度はもっとスゴイのを考えてるんだ! それもあって・・・ホラ!」
どこからかは不明だが、彼はそう言いながら一個の綺麗な石を取り出した。
その石の正体は、不思議な力を宿った奇跡の石、カオスエメラルドであった。

ソニック「Wow! カオスエメラルド!」
テイルス「うん! 七つのうちの一つが手に入ったんだ。 無限のパワーを生み出す不思議な石・・・。
      これを、なんとか動力源に使えないかと思ってね。 そうだ、ボクの工房に行こうよ! 
      見せたいモノもあるしさ。 ミスティックルーインにあるから、駅から鉄道で行けば すぐだよ!」
彼はソニックを誘いながら、彼の工房があるミスティックルーインへ向かう事にした・・・。

ナックルズ・オープニング>>

嵐の中に浮遊する島・・・エンジェルアイランド。
荒々しい大雨と轟音を鳴らす雷の中、エンジェルアイランドは何の障害もなく浮遊していた。
しかしエンジェルアイランド以外にも、嵐の中に飛ぶ何かがあった。
それはその島へ向かう、巨大な飛行船であった。

嵐が止んだ時、エンジェルアイランドのどこかに祭壇があった。
その祭壇の中心には、ゆっくりと回転しながら緑色に輝く巨大な石、マスターエメラルドと、
そのエメラルドを守る赤いハリモグラ、ナックルズ・ザ・エキドゥナがいた。
ナックルズは眠りながらその祭壇の階段に座り、静かにエメラルドを守っていた。

ナックルズ(物心ついたときには、この空に浮かぶ島にいた・・・
       マスターエメラルドという巨大な宝石を、ひとり護って・・・
       理由なんか知りやしない。 ただ、「そうだった」というだけだ。
       いまも・・・そして、これからも・・・。)

その時、ナックルズが眠っている最中、背後から何かが割る音がした。
その音に反応したナックルズは目を覚まし、立ち上がりながら音が聞こえた方向へ振り向いた。
ナックルズ「なんだ!?」

ナックルズの目の前に、水で出来た謎の生命体が立っていた。
しかもそこから赤く輝く謎の塊も飛んで行った。

ナックルズ「おまえは・・・?」
彼がそう言うと、その怪物の後ろにあるマスターエメラルドに気づく。
マスターエメラルドは何と無残な姿で割れていた。

ナックルズ「あ! マスターエメラルドが!」
マスターエメラルドの無残な姿を見た後、彼は怪物に睨み付いた。
ナックルズ「おまえのしわざか? な、何てことしやがる・・・!」

怒りに燃えたナックルズは自慢の拳をその怪物に殴り掛かろうとするが、怪物は高くジャンプし、
真っ直ぐナックルズの方へ蹴りかかる。 しかもその攻撃の威力は余りにも高く、
ナックルズはその衝撃によって階段の下まで叩き飛ばされた。

ナックルズ「うわっ! くそっ!」
彼は急いで祭壇の上まで戻ろうとするが、辿り着いた時には怪物は水溜りに変身し、その場から姿を消した。
ナックルズ「あっ、待て!」
彼はその怪物を止めようとするが、結果は手遅れ・・・。
ナックルズ「何なんだ、あいつは・・・。」

すると島全体が揺れ始め、ナックルズは一瞬に振り向く。
ナックルズ「始まったか! マスターエメラルドが無くなれば・・・その力で浮いていたこの島は、また落ちる・・・!」
彼がそう言いながら、先ほどの赤い塊はゆっくりと、彼の上を浮遊していた。

マスターエメラルドの力を失ってしまったエンジェルアイランドは、雲を貫きながら落ちて行った。
そして古の地帯、ミスティックルーインに墜落し、その衝撃で巨大な波を起こした。

翌日、ナックルズはステーションスクエアの中心部に立っていた。
ナックルズ「エメラルドのかけらを早く集めて、マスターエメラルドを復活させないと!
        しかし、エメラルドのかけらは、あちこちに飛び散ってしまった・・・。
       手当たり次第に探すしかないか。」
こうしてナックルズは、エメラルドの欠片を探すために旅を始めた。

エミー・オープニング>>

ステーションスクエアは黄昏の日に包まれていた・・・。
多くの人々も仕事を終え、それぞれを行き先へ向かっていた。

そんな街中で一人の少女が買い物袋を抱えながら歩いていた。
彼女はあの自称ソニックのガールフレンドであるピンクのハリネズミ、エミー・ローズであった。
そんな彼女は歩いていると、途中で立ち止まった。

エミー「つまんない。 あっちを見ても・・・こっちを見ても・・・いつもと同じ風景だし。」
そんな愚痴をこぼす彼女は、途中で何かを思い出す。
それはソニックに抱かれ、彼の宿敵、メタルソニックに逃げ回る回想シーンであった。

エミー「ソニック、追っかけてたころは楽しかったなぁ・・・毎日が刺激的って感じ。
     血湧き肉躍る冒険の日々っていうの?」
回想が終わると、彼女は再び歩き出した。

エミー「なのにあいつってば、いつの間にかあたしの前から消えちゃってさ。」
そして彼女は再び立ち止まり、一瞬に振り向く。
エミー「あーあ。 なんかまたこう、ドキドキワクワクすることないかなー。」
彼女がそう呟くと、突然街中が暗くなった。

エミー「えー? いきなりくもり? ひっどぉい! 予報じゃ雨なんて言ってなかったのにやだなぁ・・・!」
彼女は空を見上げると、何か驚くべき物を見てしまったのか、思わず買い物袋を地面に落としてしまう。

街中を暗くさせた謎の影の正体は、その上空に飛ぶ巨大な飛行船であった。
しかもその飛行船には、あの悪の天才科学者、Dr.エッグマンのマークが付いていた。

エミー「Dr . エッグマン!? た、たいへん! あれ?」
彼女が通り掛るエッグマンの飛行船を見た後、何か羽ばたく音に気づき、その音が聞こえた方向へ向いた。
彼女が目撃した物は何なのかは不明だが、その物体はだんだん落下し、仕舞いにはエミーの上へ激突する。
エミー「きゃあ!」
その衝撃により、彼女とその物体は地面に倒れる。

エミー「ちょっと何よぉ、いきなりぶつかってきてぇ・・・。」
彼女は文句を言いながらその物体へ振り向くと、途中に言葉を失った。
地面に倒れていたのは、首飾りをした水色の小鳥であった。
エミー「やだあなた、ケガしてんの?」
先ほどの発言を忘れるかのように、彼女はその小鳥を両手で拾い上げた。

しかし彼女がその小鳥を拾い上げた後、空から何かが降りて来た。
それは大きな黒い手をしていて、バケツのような形をした緑色の大型ロボットであった。
そのロボットが着地すると、真っ直ぐエミーの方向へ向いていた。

エミー「はい?」
彼女は不思議そうに思ったが、突然そのロボットは彼女に向かって攻撃を仕掛ける。
エミー「きゃあ!」
彼女は小鳥を抱えたまま間一髪に攻撃を避けたが、回避した後でもそのロボットは彼女を追跡し始めた。
エミー「なんなのよーっ!」
彼女は早速逃げ出し、近くにあるバーガーショップの中に非難した。

バーガーショップ内部にあるテーブルの下に隠れるエミーと、彼女が拾った小鳥。
ロボットはただ外で通り掛りながら、見失ったエミーを探して行った。
彼女が店内に隠れている事を気づかずに・・・。

ロボットを見失った後、エミーはテーブルの下から出て来た。
エミー「あれはエッグマンのロボット・・・?」
彼女はそう言いながら小鳥に向いた。
エミー「あなた、エッグマンのところから逃げてきたのね? いよーし、安心して!」
彼女がそう言った後、バーガーショップから出た。

エミー「あたしがいる限り、あなたには指一本触れさせないんだから!」
そして彼女は小鳥を守るために、追撃ロボットZEROとのサバイバルゲームが始まる!

ビッグ・オープニング>>

古に満ちたジャングル地帯、ミスティックルーイン。
その夜、ジャングル内部にある小さな小屋に、一人の大きな紫色の猫が寝ていた。
彼の名は"ビッグ・ザ・キャット"・・・ミスティックルーインの住人らしい。

しかし、彼が寝ている間に、彼の友達であるカエル君が目を覚まし、何かに気づいた。
彼のふもとには、微妙に動く液体であった。
カエル君が油断していると、その液体はカエル君に襲い掛かった…。

ビッグ「んー?」
彼も起き上がり、目の前にいたカエル君を見つめた。
ビッグ「カエルくぅん?」
彼はカエル君の名を呼んでみたが、返事はなかった。
ビッグ「なぁんか様子がおかしいなー?」

しかし、ビッグはそのカエル君を良く見ると、彼は驚いた。
そのカエル君には、あるはずのない『尻尾』が生えていた。
ビッグ「そ、そのシッポはどうしたのー?」

その後カエル君はビッグのベッドに飛び上がり、そこにあった綺麗な宝石を丸飲みした。
しかもカエル君が飲み込んだ石は、あのカオスエメラルドである。
ビッグ「あっ! この前拾ったお守りをぉ!」

そしてカエル君はビッグの存在に気づかぬまま、そのままどこかへ跳ねて行ってしまった。
ビッグ「どうしたの? どこへ行くの? いままでずーっといっしょだったのにぃ! ちょっと まってよぉ。」
彼はそう言いながら、愛用の釣竿を手に取り、カエル君の後を追った。

その翌朝、彼はステーションスクエアに辿り着いていた。
ビッグ「ん〜。 カエルくん、こっちの方に来たみたいだけどぉ〜。 どこへ行ったのかな〜ぁ?」
こうしてビッグのカエル君探しの旅が始まった。

E-102γ・オープニング>>

辺りは暗かった…どこを見ても…何もない真っ黒い空間であった・・・。
しかし…彼は目覚めた…モニターのスクリーンのように目を開けた・・・。
そして彼の前にいたのは…悪の天才科学者、Dr.エッグマンであった・・・。

エッグマン「むほ! よぉーし、起動成功じゃ!」

彼は辺りを見回した・・・彼はエッグマンの秘密基地にいて、周りにはカプセルが設置されていた・・・。
そのカプセルの中に封印されているのは、ソニックのライバルであるメタルソニックと、
ソニックとよく似た姿をした黒いソニック型のロボットであった。

エッグマン「ワシが見えるか? お前を造った天才科学者、Dr.エッグマン様じゃ!
       おまえは、ワシの造ったE-100(イチゼロゼロ)シリーズの製造番号二番・・・
       E-102! コードネームは″ガンマ″じゃ!」

ガンマ「ガンマ・・・」

エッグマン「うむ! 以後、ワシのいうことをよぉっく聞くんじゃぞ!」
彼がそう言いながら、基地の一部であるファイナルエッグの入り口へ歩いて行った。
そしてガンマも自分のカプセルから降りて、Dr.エッグマンの後を追った。

二人はファイナルエッグの入り口前に立ち止まり、Dr.エッグマンはガンマに向きながらこう言った。
エッグマン「このドアの先はおまえのための訓練場となっとる!
       先輩ロボのE-101"ベータ"はとっくに訓練場に向かったがな。
       いざゆけ、ガンマ! ベータほどには期待しとらんから適当にがんばれ。」
彼がそう言った後、入り口が開き、ガンマはそのままファイナルエッグ内へ向かった・・・。

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