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SNATCHER(スナッチャー)のオープニング

1991年6月6日。
モスクワチェルノートン研究所、謎の大爆発。
当時ひそかに研究開発中であった細菌兵器『ルシファー(魔王)α』が
大気中に漏れるバイオハザードが発生。

上昇気流に乗った『ルシファー(魔王)α』は東欧諸国、ユーラシア大陸の
約80%を壊滅。
この時、世界の半分が死滅した。
この史上最大のバイオハザードは、後に『大惨事』と言われる。

しかしこの時、半世紀後に、恐るべき真のバイオハザードが来るであろうことを
誰が想像したであろうか。


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50年後。
人類は異常な危機に直面していた。
謎の生命体、バイオロイドの出現である。

国籍、目的、正体不明。
某国の新兵器か、外界からの侵略者か。
彼らは冬になると現れ、人を殺害。
密かに本人とすり替わり、社会に浸透していく。
人工の皮膚を纏い、汗をかき血を流すこともできる。
極めて、有機的かつ、無機体そのもの。
オリジナルとの見分けはほとんどつかない。
彼等は人の身体を奪い、すり替わる事から、スナッチャーと呼ばれた。

人かスナッチャーか?
―――無限の恐怖は対スナッチャー用特殊警察班を生んだ。
危険を買う訓練された、非情の男達。
それは……『Judgement Uninfected Naked Kind&Execute Ranger』
人々は彼等をJUNKER(ジャンカー:鉄屑処理人)と呼んだ。


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ギリアン・シード。
推定31歳。
3年前、妻のジェミー・シードと共に、シベリア中立領土より第17次シベリア探索隊に
よって保護される。
現在まで記憶喪失中。
以前の記憶は深い謎に包まれている。
妻のジェミーは2年前より別居中。
軍での特殊訓練を経て、本日よりJUNKERとして、ネオ・コウベ・シティに配属される。

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