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 時は流れ 時はめぐり
 光と闇が
 現れては やがて 消えていく
 生命はめぐり 繰り返されて
 生れ落ちて また消え去っていく

*時の塔 内部にて

シュン:アミ、もう行ったほうがいい。ぐずぐずしていると、奴らが来るかもしれない。
アミ:ええ、急いだ方がいいわね。
シュン:このままでは、皇帝の思い通りになってしまう。
アミ:ヴァルハラを救うためには、光と闇の力を手に入れるしかないのね。
シュン:ああ。……今のままじゃ俺たちに勝ち目はない。
アミ:じゃあ、私は行くわ……。

 光と闇が繰り返し 生れ落ちた生命を包み 生命の季節がめぐり始める

*不思議な空間。荘厳な扉の前に、天使のような存在が立っている。

ノルン:私の名はノルン。生れ落ちていく命を、その定めに従って導く者。……お目覚めになりましたか。この扉を開き、新しい旅をお始めになるのですね。それではまず、お名前を聞かせていただきましょうか。

*主人公の名前入力。ここでは公式名のジンにしてあります。

ノルン:……ジンとおっしゃるのですね。それでは、始めましょうか……この転生の扉の向こうにある、あなた自身の転生の旅を……。

 全ては永遠の時の中で 光と闇の運命に包まれ そして 始まりの時が訪れてくる

 200X年 10月 東京 原宿地下街 ゲームセンター

*アスモデル、アシャ、アイアンガと戦闘(ゲーム機で)

ジン:ふーっ、まあ、大したことないか。
レナ:ジン!またバトルネットね。
ジン:よう、レナか……デビルの事ならオレに任せろさ!バトルネットでオレの仲魔に勝てるやつはいないぜ。まあ、いいか。それで……どうした?
レナ:あのね、学校で怪しいもの見つけたの。だから、不思議クラブ集合!……ってわけ。
ジン;怪しいもの?……何だよ?
レナ:ふふっ。まだ秘密。みんなが集まったら話すわ。
ジン:ふーん……?おもしろそうじゃん!!わかった。じゃあ、学校に戻ろうぜ。

 東京 原宿小学校

ジン:レナ、何してんだよ!?早く来いよ!アキラのやつ、まだ教室にいるのかな?ちょっと覗いてみるか。

*アキラの教室を覗く

先生:それじゃあ今日はこれで終わりだ。気をつけて帰るんだぞ。

*先生が教室から出てくる。

先生:なんだ、ジンか!何ウロウロしてるんだ!?遊んでばかりじゃあ駄目だぞ!
レナ:へへっ、怒られちゃったね。
ジン:いさ。カンケーないぜ。アキラに会いに行こうぜ!!
アキラ:ジンとレナ、そんな所で何してるんだよ!?
ジン:ようアキラ、不思議クラブ集合だぜ!レナが怪しいものを見つけたらしいんだ。
レナ:そーなのよ……チョーミステリアス。なんとね、図書館にデビル図鑑があったのよ。
ジン:えーっ、マジかよ!?デビル図鑑だって!!??
レナ:ハハハッ、驚いたでしょ!ジンって、デビルのことになると、人が変わっちゃうもんね。授業が早く終わったから、図書室に行ったのね……そこで見つけたの……。おまけに、その中にデビルを呼び出す契約の言葉なんかも書いてあったりするのよ。
ジン:図書室!!図書室にそんな本があるって!アキラ、ぜーッタイおもしろそうだぜ。見に行ってみようぜ!!!
???:ねえ、あなたたちって、デビルを呼び出すって話してなかった?
ジン:あれっ?見たことの無い女の子だな。
アキラ:アミっていうんだって。今日転校してきたんだ。
アミ:デビルを呼び出そうとするなんて、どうしてそんなことを考えてるの……?
レナ:あのね、私たちは世界の不思議なことを調べるための不思議クラブなの……。それで、図書室で見つけたデビル図鑑を調べてみようとしてるところなの。アミって転向してきたばかりでよく知らないけど……興味ある?
アミ:……………………ええ、おもしろそうね。私も一緒に行くわ。
レナ:よーし、決まりね!ジン、アキラ、私たち先に行ってるからね。遅れたりしたら、私だけでデビルを呼び出しちゃうかもよ。アミ、行こう!
アキラ:ジン、先に行けよ。俺もあとから行くから。

 

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