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仙界伝オープニング
主人公の名前は蒼尚にしています。


わしは道士「太公望」≪タイコウボウ≫

修業を始めるお主に
まずは封神演義という物語を聞かせよう

三千年以上前の古代中国の話だ…
当時の中国は殷≪イン≫という国が支配しておってな
紂王≪チュウオウ≫という優れた皇帝がこの国を治めておった…
しかし…新しい皇后を向かいて以来皇后のワガママを聞き悪政の限りを行うようになってしまった
そして、殷の国は日々民の信望を失っていったのだ…

仙人界の1つ崑崙山≪コンロンサン≫

崑崙山の教主、元始天尊≪ゲンシテンソン≫はこの様子を見て、
このわし、太公望に封神計画≪ホウシンケイカク≫と呼ばれる革命を任せることにした

わしは多くの仲間の協力でこの革命を成し遂げる…

……らしい
と、言うのもその物語もこれからの話だからのう

まぁ、わしの修業も今からと言うことだ
修業先で出会うこともあるやものう
では、またな

この物語は太公望達と同じ時代を駆け抜けたある道士の物語
記憶を失った道士・蒼尚の物語…


崑崙山

白鶴童子
「蒼尚さま〜」

蒼尚
「おう、どうしたい白鶴?」

白鶴童子
「元始天尊さまがお呼びですよ」

蒼尚
「師匠が?」

白鶴童子
「山の上にある謁見の間でお待ちになって居られます」

蒼尚
「よし、わかったすぐに行くとするぜ」


謁見の間

蒼尚
「道士蒼尚参上しました!」

元始天尊
「相変わらず威勢がよいのう。修行は、はかどっておるか?」

蒼尚
「ちょいと退屈……イヤイヤ毎日充実してますぜ!」

元始天尊
「記憶の方はどうじゃ?」

蒼尚
「そっちは全然です。なんも思い出しやしません。用事ってのはそれですか?」

元始天尊
「そろそろお前も仙人試験を受ける頃合いと思うてのう」

蒼尚
「するってーと……」

元始天尊 「うむ、元始洞での修行をゆるそう」

蒼尚 「よっしゃ!!これで退屈な修行から解放だぜ!!」

元始洞……
仙人を目指す道士が修行の場とする幻で造られた迷宮…
この迷宮には全十種の「称号」があり位の高い称号ほどより深くに存在する

つまり、この洞窟の最深部にある称号こそ仙人の称号なのだ
道士たちはその称号を得ることで仙人と認められるのだ

神鷹
「と、いうわけだわいなグモグモ」

蒼尚
「なんだあ?今のは?」

元始天尊
「神鷹≪シンヨウ≫という物知りな鳥じゃな。この先、時々逢うかものう」

蒼尚
「まあいいや。早速、元始洞に……」

元始天尊
「そう急ぐものではない元始洞に入る前にやるべき事が残っておる。この崑崙山に庵を構える先輩の仙人達に挨拶をしてくるのじゃ。
 この先、修行の時々に世話になることになるからのう。元始洞に入るのはそれからとしよう」

蒼尚
「了解ッ!じゃ、ちょっくらひと周りしてきます!」


崑崙山

竜吉公主
「私は竜吉公主≪リュウキツコウシュ≫と申す。傷を癒すくらいしかできぬが、何かあれば訪ねてくるといい」

玉鼎
「私は玉鼎真人≪ギョクテイシンジン≫。戦闘に関して解らないことがあったら訪ねてくるといい」

普賢
「ボクは普賢真人≪フゲンシンジン≫。戦うのは苦手だけど、コンピュータ宝具「太極符印」で仲間たちのデータを教えてあげることはできるよ。よろしくね」

清虚道徳真君
「まずは自己紹介だ。私は清虚道徳真君≪セイキョドウトクシンクン≫。長い名前だけど覚えてほしい。
 キミが強くなるためのアドバイスをしていくよ。何かあったら遠慮しないで聞きに来てくれっ!」

太乙
「木はありきたりだな……石…じゃあ、どこかの猿だ。うーん……蓮……蓮かぁ、うん、いいかも…ああ、ごめん待たせたね。
 私は太乙真人≪タイイツシンジン≫。「設計図」と宝具の材料になる「石」を用意してくれれば、キミの宝具をパワーアップしてあげるよ」

雲中子
「私は崑崙山の仙人の健康をサポートする雲中子≪ウンチュウシ≫。体がおかしくなったら、ここへ来るか…町にある薬屋を訪ねると直してくれるかもしれませんねぇ」


謁見の間

元始天尊
「挨拶は済んだようじゃな。では、これを授けよう」

蒼尚
「おおっ!コイツぁ、ひょっとして宝具≪パオペエ≫!仙人、道士の力を増幅する必殺武器だ!!」

元始天尊
「うむ、これは円天規≪エンテンキ≫という。これを持って元始洞で技を磨くがよい」

蒼尚
「ありがとうございます師匠!!やったぜ!!」

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