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聖剣伝説3のオープニング




オープニング・テロップ>>
かつて、世界がまだ暗黒に 閉ざされていた頃、

マナの女神は、世界を滅びに導く 8つの災厄の化身である 「神獣」を

「マナの剣」によって 打ち倒し、 8つの要石の中に封印した かくして闇は去り、 世界は創造された

マナの女神は 樹に姿を変えて眠りにつき、 永い年月が過ぎ去った……



しかし、8つの要石から 再び神獣を解き放ち、 神をも超える力を手に入れ、

世界を我が物にしようと 企む者達によって 争いが起き 平和は終わりを告げた…



地上からは急速に マナが失われ、 マナの樹も枯れ始めた……




デュラン・オープニング>>
剣術大会>>

「…… おい、デュラン!でばんだぜ!!しっかりな…

「ただ今より剣術大会若手部門、一位決定戦を行う!両者前へ!
ブルーザー「ふん、お前なんかにゃ負けねえぜ!
「はじめッ!  >>戦闘・アーマーナイトL1
ブルーザー「うぉおおッ!!…ま、マイッタ!
英雄王「そこまでだ!デュランのゆうしょうだ!! よくやったぞ!ウデをあげたな、デュラン。

草原の王国フォルセナの傭兵、デュラン…
 父親は英雄王のかつての友人であり、『黄金の騎士』としょうされるロキであったが、
 デュランが幼い頃に行方不明となる…
 母親も病気でなくしてからは、伯母のステラのもとに、妹のウェンディとともにひきとられた。
 父親の思い出は、ほとんどないものの、やはり血は争えず剣術において、
 若手の中では右に出る者がないほどのウデで、フォルセナ国の傭兵として英雄王につかえるようになった……



剣術大会後>>

デュラン「ふわぁぁ…、ねむいなあ…」
「もうすぐ交代が来るから、それまでのしんぼうだ。オレは、ちょっくら、もうひとまわりしてくるよ。」



回想>>

デュラン「ぱぱ、どこに行くの?
ロキ「…ドラゴン退治だよ。こんどの敵は、竜帝と呼ばれる、ドラゴン族の中でも最強のヤツだ。
 だが、だいじょうぶ。リチャード王子と私なら、必ず勝てるよ!
 デュラン、おまえは男の子だ… 妹のウェンディと母さんをたのむぞ!
デュラン「ん!いってらっしゃい!

リチャード王子「…シモーヌすまない…ロキは私を助けようとして竜帝とさしちがえ、
 竜帝とともに、底知れぬ穴に落ちていってしまった…
 私達は、その跡1週間、そこにとどまって、ロキのそうさくをつづけたのだが…
シモーヌ「…そうですか…。あの人は…ロキは、最期まで、『黄金の騎士』でありつづけたんですね…
 彼も、きっと本望だと思いま…うっ!…
リチャード「! シモーヌ、しっかり!

シモーヌ「ステラねえさん…
ステラ「…シモーヌ、どうしてこんなになるまで、病気をほうっておいたんだよ!
シモーヌ「…私が病気だと知ったら、きっとロキは、安心して戦いに行けなかったと思うの…
 私はあの人の、あしでまといにはなりたくなった…
ステラ「バカだよ、あんたもロキも…うう…
シモーヌ「…ねえさん、子供達を…
ステラ「安心しな!あんたの子供達は、あたしがちゃんとめんどうを見てあげるよ…
シモーヌ「…良かった、ありがとう…
ステラ「シモーヌ!  >>回想終る



回想終る>>

デュラン「…うっ、いけね…うっかり寝ちまった… !?

デュラン「しっかりしろ!
「……
デュラン「いったい、何があったんだ!? !!あれは!?

デュラン「まてっ!何者だ!!
魔導師「フフフ、なかなかカンのするどいヤツだ……  >>戦闘 魔導師
 ……フフフフ……ハハハハ
デュラン「何がおかしい!
魔導師「……どうやら、おまえはこの城いちばんの剣のつかい手である事をほこりにしているようだが、
 身のほど知らずを思い知るがいい……
デュラン「だまれっ!!
魔導師「…ハッハッハ!まだまだ子供だな。
 こんなヤツを傭兵としてやとっているようじゃ、
 英雄王とやらも、うわさほどたいした王じゃなさそうだ。
デュラン「国王陛下を悪く言う事は、許さんっ!  >>戦闘敗北
魔導師「……とどめだ…
兵士達「城内に侵入者がいるぞ!探せ!!
魔導師「…ククク、命びろいしたな…今日はこれでひきあげる。
 まあ、あわてなくても、こいつのようなザコ相手なら、いつでもたやすく我らの、
 占領下におく事ができるだろう……
デュラン「…クッ!ま…待て……



王の間>>

「昨夜、城内にしんにゅうした、なぞの魔導師によって、けいびについていた者達がやられ、生き残ったのはデュラン一人…
「目撃者の話では、赤いマントをつけていたという…
 ウワサにきいた、アルテナの「紅蓮の魔導師」に違いない!
「では、アルテナが、ふとどきにもわがフォルセナにスパイを送りこんだというのか!ぬぅ、許せん!
 向こうが攻めてくる前にこちらから全面攻撃をしかけようぞ!
騎士達「おおっ!
英雄王「…まあ待て。敵がアルテナという、たしかなしょうこがあるわけではない。
 それになぜアルテナが、わが国に対して攻撃をしてくるのかも、まだ明らかになっていない。
 昨夜、誰にも気づかれずに城内にせんにゅうし、あのデュランでさえもかなわなかった相手…
 今ヘタに動けば、敵のワナにはまるキケン性もある…
 まず、城内の軍備をかためた上で、アルテナのようすを調べるため、こちらからもスパイをおくりこんでくれ!
「御意!

英雄王「アルテナ…理の女王…なぜ、フォルセナに…



酒場・戦い敗れて>>

デュラン「…ちくしょう…ちくしょう…
ウェンディ「お兄ちゃん!まだケガが治ってないんだから寝てなきゃだめよ!
デュラン「…ちくしょう…紅い…紅い魔導師… …オレは…オレは…
ウェンディ「お兄ちゃん、しっかりして!
デュラン「……
ウェンディ「お兄ちゃんのよわむし!だいっきらい!!
デュラン「…ウェンディ…



占い屋>>

占いババ「…人の運命は、99パーセントまで、あらかじめ決まっておる…
 じゃが、残り1パーセントに、未来があり、夢がある…人はその1パーセントをこうよぶ…『希望』と…
 何じゃ、おぬし、しけたツラしおって…
 どれ、この占いババがうらなってしんぜよう!
 ふ〜む……ごにょ…ごにょ…
デュラン「うるせえ!オレは占いなんか信じねえ!
 力だ!信じられるのは、力だけなんだ! やい、ババア!どうすりゃオレは強くなれるんだ!?
占いババ「ひーっ、何するんだよ!このらんぼうもの!
 そんなに強くなりたきゃ、聖都ウェンデルでも行きな!
 光の司祭様ってのが、クラスチェンジの方法を知ってるってさ!
デュラン「…クラスチェンジ?
占いババ「ふん、あんたみたいなヒヨっこは、
 『ひよこ戦士』にでも、クラスチェンジするんだね!
 さあ、とっとと、でておくれよ!

デュラン「クラスチェンジか…!
 あの魔道士に、勝つためなら、何だって、やるぜ…
 よーし、いっちょ、聖都ウェンデルまで行ってみるか…



旅のしたく>>

デュラン「…オレは、あの魔道士を許さない。何があっても、必ず倒してやる…
 それまでは、ここには帰れない… ……帰らない…

デュラン「…… …ウェンディ、ステラおばさん…ごめん…

ステラ「お待ち!
デュラン「!おばさん…
ステラ「ほら、同じブロードソードだけど、こっちの剣ととりかえて行きな!
デュラン「これは!?
ステラ「あんたの父さんが、若い頃に使っていた剣さ。
 ロキもこの剣で、剣術大会にゆうしょうしたんだよ。決勝で英雄王をやぶってね…
デュラン「!
ステラ「さあ、行きな。ウェンディはあたしからちゃんと言っておくから、後の事はだいじょうぶ。
 旅立つ前にお城によって王様にあいさつして行きなさい。お待ちになってるよ。
デュラン「国王陛下が!?
ステラ「ロキの息子なら、きっと旅立とうとするはずだって…
 さすがだねえ…
 まあ、あたしも、だてにあんた達の母親代わりをそてたわけじゃないから、そうなるとは思ってたけどね…
デュラン「…おばさん、ありがとう。きっと戻ってくるよ…



王の間 旅の決意>>

英雄王「旅立つのか、デュランよ…
デュラン「…王様!!私がふがいないばかりに、むざむざと敵を逃してしまい、
 まことにもうしわけありません。 …私はあの魔道士だけは許す事ができないのです。
 生まれて初めて敗北をきっしたばかりでなく、わが国王陛下をぶじょくした、あの魔導師を…
 私は、あの魔導師にうち勝つまでは、
 この城には、戻れません…
英雄王「そうか…わかった。気をつけて行くのだそ!
デュラン「ありがとうございます!
英雄王「ふふふ、あいつ、いい目になりおった。
 以前はプライドが高すぎて心配だったのだが… ロキの若い頃にそっくりだ…



旅立ち>>

デュラン「……見てろよ……紅蓮の魔導師め!
 オレは…強くなる…誰よりも強くなってやる… ……そして……必ず勝つ!

フォルセナに現れた紅蓮の魔導師にやぶれ、自信を失いかけたデュランであったが
 いつの日には、あの魔導師に打ち勝つため、聖都ウェンデルへと旅だった…
だが、この時デュランは、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻き込まれて行く事など知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール
 



アンジェラ・オープニング>>
魔法王国アルテナ……
 極寒の地にありながら、理の情の魔法の力によって、
 温暖な気候が、たもたれていた
しかしマナの減少にともない、魔法の力がしだいに弱まり、
 周囲から少しずつ氷と寒さが 城内へと侵入し始めている…

紅蓮の魔導師「しょくん!知ってのとおり、世界から真帆のみなもとである、マナの力が消えつつある!
 我が魔法王国アルテナにとって、国家の存亡に関わる一大事だ。
 だが、このままだまって滅亡を待つわけにはいかない。
 そこで、禁断のマナの聖域へのトビラを開き、伝説の『マナの剣』を入手するのだ!
……よどよど、ざわざわ……
「静かに!伝説ではマナの聖域へのトビラは、アルテナをはじめ
 各地に存在しているマナストーンをそうさする事により現れるという…
 マナストーンは、他国でもげんじゅうなかんし下におかれているはずだ。
 当然、他国からのもうれつなていこうな予想される!
 全力をかけて、各地のマナストーンを占領せねばならない。
 マナの剣を我が理の女王にささげ、魔法によって世界を統一し、『魔法帝国』をきずくのだ!
兵士達「女王陛下ばんざーい!アルテナばんざーい!



図書館>>

アンジェラ「ねえねえ、ホセ! ホセってばー!!」
ホセ「はいはい、そんな大きい声でなくても聞こえております。
 こう見えましても、じいはその昔、アルテナにその人ありといわれた大魔法使いとして……
アンジェラ「ストーップ!ホセの武勇伝はもう聞きあきたわ!
 それよりも、ほら、昨日の続きを教えてよ。
ホセ「……姫様。魔法は、格好だけまねれば誰にでも使えるというモノではなおのですじゃ。
 姫様が未だに魔法を使えないのは、格好だけ気にして、かんじんの『心』がともなってないから…
アンジェラ「ふんだ!お説教ならたくさんよ。
 もういい!ホセにはたのまない!べろべろべーだ!!
ホセ「……やれやれ、困ったものじゃ。



廊下>>

アンジェラ「あ、ヴィクターだ。 おーい、ヴィクター!
ヴィクター「あっ、姫様〜!!
 魔法のおべんきょうは終わったんですか〜?
 途中で逃げだされると、後でホセじいのグチを聞かされるのは、いつも
 このボクなんですからね〜!かんべんしてくださいよ〜!

アンジェラ…魔法王国の王女…  回想へ>>



回想>>

父のいないアンジェラは、幼い頃から女王である母親に、
 しかられたり、だきしめられたりした事もなく、王女の立場でしか
 せっしてくれない母をとてもさびしく思っていた…
子供心に、母は女王として、大変なせきむをはたして
 いるからだと、自分自身に言いきかせてはきたが、さびしくて涙がとまらぬ事もあった…
母の愛情にうえていたアンジェラは、その反動で
 よくハデなイタズラやワガママを言っては、まわりの者を困らせていた…

そんなアンジェラも成長し、母の理の女王ににて、誰もが
 みとめる美しさをそなえていたが、王女であるにもかかわらず、
 未だに魔法を使いこなす事ができず思いなやんでいた…



治療室>>

「紅蓮の魔導師による兵士達のくんれんが、最近とてもはげしくなって、ケガ人もでています。
 戦が、近いようですね…
 紅蓮の魔導師殿は、ますます魔力をあげている…
 いまや、理の女王様にならぶほどの魔力を身につけたのではないでしょうか?
ヴィクター「姫様、こちらにいらっしゃったんですか!
 理の女王様と紅蓮の魔導師殿が、お呼びですよ。ボクは、先にさっきの中庭でお待ちしてますから…
 早く来てくださいよっ!
「さ、王女様、お急ぎください…



中庭>>

ヴィクター「姫様、たいへんですよ! 女王様がいよいよ、海のむこうの草原の国フォルセナに
 侵攻を開始するらしいです!さあ、女王様のところへ…



女王の間>>

アンジェラ「…お、お呼びでしょうか、お母様?
紅蓮の魔道士「アンジェラ、私から説明しよう。
 マナの聖域へのトビラを開くため、各地のマナストーンを占領すべく、各国へ侵攻を開始する事にした!
 伝説では、世界中のマナストーンのエネルギーを解放した時、
 マナの聖域へのトビラが開かれるという。手始めに、アルテナにある、
 マナストーンのエネルギーを放出させようと思う。
アンジェラ「でも、どうやって…?
理の王女「……術者の生命とひきかえになるため禁じられている、
 『封印されし古代魔法』を使うのです…
 …しかし、私や紅蓮の魔道士はまだ死ぬわけにはいかない…
 …そこで、おまえの体を触媒として使う事にしました…
 おまえの命さえひきかえにすれば、マナストーンのエネルギーを放出する事ができる…
アンジェラ「そ、そんなっ!!お、お母様!
理の女王「…魔法の使えないおまえは王家のハジ…
 最後に大魔法を使って名を残せば、この王女の娘としてふさわしい散り様…
 さあ、こっちへ来なさい…
アンジェラ「…い、いや…いやーーっ!!!
紅蓮の魔道士「…消えた…
理の女王「…



城の外>>

アンジェラ「…う…う〜ん… …こ、ここは? お城の外… でも、お母様…なぜ…
 もうお城には、帰れない… これからどうしたらいいんだろう…



雪原>>

アンジェラ「……寒くて、もう歩けないよ ……お城に帰りたいよ…お母さま………



エルランド 民家>>

アンジェラ「…ここは?

「あら、見が覚めたのね?雪原で倒れていたのを見つけて、
 ここ、雪の都エルランドに、うちの娘と運んできたのよ。もう心配いらないから、ゆっくりしていってね。
 チチ!おねえちゃん、目が覚めたわよ!よかったね!
チチ「わあい!ねえママ、チチこのおねえちゃんとあそびにいく!
母「だめよ、迷惑かけちゃ…チチは、ママがあそんであげるわよ!
チチ「わあい!
アンジェラ「……



占い屋>>

占いババ「…人の運命は、99パーセントまで、あらかじめ
 決まっておる…じゃが、残り1パーセントに、未来があり、
 夢がある…人はその1パーセントをこうよぶ…『希望』と…
アンジェラ「…ねえ占い師さん… 私…これから、どうしたらいいの?
占いババ「…時に人は、その1パーセントの希望さえ
 見失いそうになるほど、深い絶望におそわれる事がある…
 そんな時は、聖都ウェンデルの光の神殿をおとずれるとよい…
アンジェラ「…光の神殿?
占いババ「…暗闇で迷ってしまった時は、道をてらしてくれる、光が必要じゃ… ウェンデルにむかえ!
「だめだ、このバーさん。おれにも、ウェンデルがどうとかって
 まったく同じ事言ったよ!今度生まれるウチの子が男の子か、女の子か、占ってもらおうと思ったのにさ!



旅立ち>>

アンジェラ「……聖都ウェンデル、か…… そこで、何が待っているのか、わからない…
 ……でも…このまま、ここにいるわけにはいかない…
 ……行ってみよう…きっと今よりマシなはずよ!
 魔法が使えるようになれば、きっといつかお母様も、私をみとめてくれる…必ず……

理の女王の娘でありながら、女王の愛をうけられず、なやみ、苦しむアンジェラ…
 アルテナを追われ、忍びより暗殺者の影におびえながら、国を後にする…
 だが、この時アンジェラは、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻き込まれて行く事など、知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール




ケヴィン・オープニング>>
かつて獣人達は、人間達からはくがいされ、いつしかこの夜だけの森、
 「月夜の森」にかくれ住むようになっていた…
 だが、ここに、一人の獣人が立ちあがった。
獣人王… 彼は、獣人達の国家、ビーストキングダムを建国し、
 いつの日か、人間界にふくしゅうすべく、機会をうかがっていた…

死を喰らう男「…イッヒッヒッヒ、これはこれは獣人様… 本日も、ごきげんうるわしゅう…
獣人王「……
死を喰らう男「いよいよ、人限共に、ふくしゅうする時がやってまいりました!
 世界では、マナの変動によって、大きく動き始めております!!今がチャンスですよ!ウヒ!
獣人王「……オマエ、何者だ?
「もうしおくれました。私は死を喰らう男と呼ばれております。
 人間共へのふくしゅうというところで、目的はひとつ…
 およばずながら、お手伝いさせていただきます…ウヒヒ…
獣人王「……フン、よそ者の力は、いらん…失せろ…
死を喰らう男「ひえっ!おた、おたすけ…シッシッ! わ、わかりましたよ。
 もし、お気持ちが変わって、私の、闇の呪法の力が必要になったら、またまいります…
獣人王「……まて…、オマエにチャンスをやろう…
死を喰らう男「イヒヒヒ、さすがは獣人王様! 何なりと、おもうしつけください!
 必ずや、ご期待にそう事でありましょう…



月夜の森>>

ビーストキングダム、獣人王の息子、ケヴィン…
 獣人王と、ふつうの人間だった母親の間に生まれたが その母も、幼かったケヴィンをおいて去ってしまった…
 子供心に深いキズをおってしまったケヴィンは、心をふさいだまま、獣人王の後継者たるべく、
 れいてつな戦闘マシーンとして、きたえられていく…
 ところが、そんなケヴィンも、森で母ウルフに死なれ一人ぼっちになった、ちびウルフ、
 カールとの出会いで、やさしさと愛に目覚め始めていた…

カール「くぅーん、ぺろぺろ…
ケヴィン「…う…う〜ん…
 カール、よく眠ったか?
カール「わんわん!
ケヴィン「アッハッハ、カール、それ犬のなき方! おまえ、ちびだけど、ほこり高きウルフ!
 ウルフのなき方、こう…
 カールとオイラ、よくにてる… おまえ、ウルフなのに犬みたい…
 オイラ獣人なのに、人間の血、流れてる…
 …それに、ふたりとも…母さん、いない…
カール「くぅ〜ん…
ケヴィン「だいじょうぶ!カール、大切なトモダチ… おまえの母さんの分まで、オイラ、カール守ってやる!
カール「わんわん!



カール異変>>

カール「ウウ〜!ガルルル…
ケヴィン「! カール、どうした!?
 カール!!いったい、どうした!?やめろ!  >>戦闘・バウンドウルフL1
ケヴィン「…うっ…や、やめろぉぉ(…グッ…か、体がいう事をきかない!!)  >>カール倒す
カール「…くぅーん、ぺろ…ぺろ……
ケヴィン「…う…あ…ぐ…そ、そんな… カールっ!!カールっ!!
 …なぜ…こんな事に……



カールのおはか…>>

突然わきあがった、野生の血… 獣人に変身したケヴィンは、カールを手にかけてしまった…
 カールとよく行った思い出の花畑に、小さなおはかをつくり、悲しみにくれるケヴィン…

ケヴィン「ううっ…ごめんよ、カール…ごめんよ…



ビーストキングダム>>

それからどれぐらい、森をさまよったろうか… いつのまにか、ビーストキングダム城に戻りつき
 ただ、たたずむばかりであった…

ケヴィン「…おいら…カール、まもってやれなかっただけでなく、この手で、カールを…
 オイラにながれる獣人の血……オイラは…なぜ…オイラは…あの時、獣人に…



討伐隊>>

ルガー「獣人様のめいにより、われら獣人軍はこれより、人間界に侵攻を開始する!
 最初のもくひょうは、聖都ウェンデル!
獣人兵達「うぉーっ!!
ルガー「今まで人間達に、しいたげられたうらみ、今こそはらさん!
 人間界の心のよりどころである、聖都ウェンデルをまっ先にたたき、
 人間達に精神的ダメージを与えてやれ!
獣人兵達「うぉーっ!!



獣人王>>

ケヴィン「?この壁のむこう、話し声、聞こえる…
 …この声は……??獣人王
獣人王「(ごくろうであった…死を喰らう男よ…)
死を喰らう男「(ひひひひ、そりゃあもう、獣人王様の
 ご命令ですから!いかがです、私めの闇の呪法の力は?)
獣人王「(…フン!たかが、子供の狼いっぴき、
 きょうぼう化させてケヴィンをおそわせただけではないか…
 まあよい…予定どおり、ケヴィンの野性をひきだせたからな…
 これでヤツも、よりれいてつな戦闘マシーンとして完成して行く事だろう……
 オマエは、もう帰っていいぞ…)
死を喰らう男「(へ!? そ、そんな!獣人王様ぁ〜!!)

ケヴィン「………グググ……獣人王オオオォォォ…!!!

死を喰らう男「あヒッ!ケヴィンが…!!

ケヴィン「待てっ!獣人王ッ!!
獣人王「ケヴィン、くっくっく…いい目だ!
 その憎しみ、おのれの体内をかけめぐる血の熱さ、忘れるなよ!
ケヴィン「うおぉぉっ!うるせぇえええ!!
獣人王「バカめ…アタマを冷やしてこい!!
 ……おい、死を喰らう男とかいったな…
死を喰らう男「へへーっ、ここにおりますです…
獣人王「……ケヴィンをオマエにまかせる…
死を喰らう男「は!ははーっ!



月夜の森・旅の決意>>

死を喰らう男「あっ!
ケヴィン「おい!カールに、何した!! カールを、カールをかえせっ!!
死を喰らう男「ひぃぃぃッ!お、おたすけ〜! わ、ワタクシは…獣人王様の、お言いつけで仕方無く…
 あひッ! お、お待ちください!!
 こうして、あなたの後をおいかけて来たのは、おわびにカールさんを行きかえらせる方法をお教えしようと…

「!?
死を喰らう男「ふーっ…、ビーストキングダムのみなさん、
 聖都ウェンデルへ侵攻なさるようですが、ウェンデルの光の司祭!
 コイツなら、生き返らせる方法を知っていると…
「ウソをつけ!
死を喰らう男「いや、ホントですってば! でも、お急ぎにならないと、ルガーさん達が、先ほど
 出発されましたから、先に司祭は殺されてしまうかも!?
「…… 聖都、ウェンデル、どっち!?
死を喰らう男「ほほほ、こちらでございます…

死を喰らう男「この月夜の森を進み、ミントスの村から海ぞいに、
 道無き道を行けば、城砦都市ジャドに出ます。
 ジャドからならウェンデルでもひかくてき近いですヨ…
 さあ、急がないと、ルガーさん達より先に、ウェンデルにたどりつけませんヨ!!
 彼らに見つからないように…
 私も、こうしているところを見つけられたら… では、シツレイしますヨ!



旅立ち>>

ケヴィン「……カール…待ってろ、ウェンデルの光の司祭に、生き返りの方法、聞いてくるから…
 オイラの大事なトモダチ……カール…
 ……獣人王…、あんなヤツ、父さんじゃない! だから、母さんも、逃げ出した……
 母さん…どこかで生きているだろうか?……会いたい……

ケヴィンは今、心の底から、父、獣人王を憎いと思った…
 同時に、ワナとはいえ大切な友、カールに手をかけてしまった、自分の中に流れる野性の血、獣人の血を呪った…
時を同じくして聖都ウェンデルへと侵攻を開始した獣人達よりも先に、光の司祭に会ってカールの命を
 取り戻すべく、ウェンデルへ向けて旅立つケヴィン…
だが、この時ケヴィンは、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻き込まれて行く事など、知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール




シャルロット・オープニング>>
シャルロット「……!!
 ぱぱー! ままー! どこいくのー!?
 まって! いかないでー!!
 …ぱぱ… …まま…  >>夢さめる

「……ゆ…め……  >>神殿内さんぽ

ヒース「シャルロット!だいじょうぶか!?
 そうかい?どこかケガでもしたのかと思ってびっくりしたよ。いつもの元気なシャルロットのようだね。

ヒース「司祭様…シャルロットの事でちょっと……
光の司祭「おお、ヒース。ワシのまご、シャルロットがどうしたんじゃ?
ヒース「……さいきん、あまり元気なないようす、まだおさなく見えるとはいえ、
 エルフの血をひく15さい… 例の現象をびんかんに感じとっているのかも知れません……
司祭「……そうか、見たまえ、ヒース。
 マナの女神様が血の涙を流しておる…… そして、昨夜の湖の上にあらわれた光…
ヒース「ええ、夜中だといのに、まるで昼間のようなまばゆい光でした。あれは?
司祭「わからぬ。じゃが、さいきんのマナの変動と。何か関係があるハズじゃ。
 光は対岸のアストリアの村のほうに消えた。すまぬが行って、調べてきてはくれぬか?
ヒース「はい、かしこまりました。それにジャドの方からも邪悪な気配が感じます。
 外部の者がウェンデルに入れぬよう、結界をはっておきましょう…

シャルロット「…ひかり?もし、あぶないものだったら
 ヒースがたいへんでち。あたちが、まもってあげなくちゃ!



図書館>>

ミック「あ、シャルロットさん…
 え〜〜っ!?アストリアまで行きたいって?むりですよ!!
 とちゅうのタキのドークツには、こわいモンスターがいっぱいいるから、
 おとなたちみたいに、まほうがつかえないと…
シャルロット「んまっ!しつれいなガキんちょでちね!
 こーみえても、シャルロットは、あんたみたいなほんとのガキんちょとちがって、まなもはじらう15さい!
 …ただ、せーちょーがふつーのひとより、ちょこっとだけおそいでち!
 としうえのおねーたまのゆーことが、きけないんでちか!?おしおきでち!
ミック「わっ、わかりましたよ!
 …じゃあ、こんや、2かいのテラスにきてください。とっておきの、ヒミツの
 ほうほうをためしてみましょう!



自分の部屋でやすむ>>

シャルロット「やったー、よるでち!



バルコニー>>

ミック「シャルロットさん!こっちこっち!!
 さあ、さがっててください! …コレをだれにもみつからないように、よういするのは、
 タイヘンダッタンスから……
 ジャーン!コレは、『バネクジャコ』とってですねえ
 ちょースゲージャンプができるんですよー!! どこで、てにいれたかは、ヒ・ミ・ツ!
シャルロット「なまいき、いってるんじゃないでち!
 こんなもんで、どーぢよーってんでちか?
ミック「コレをつかえば、おとなたちにみつからずにアストリアまであっというまに、いけるハズです。
 さあ、いそいで!みつかったらおめだまくらっちゃいますよ!  >>飛ぶ
ミック「……あ!いけね!しっぱいだあ! お、おれしらねえ!



アストリア近郊へ落下>>

(対話するのは2番目に選んだキャラクタ)

デュラン「イテテ…、おい、だいじょうぶか? ……だめみたいだな…、しょうがない、戻るか…
ケヴィン「ウウ…、何だ何だ!お、おんなのこ!? ……アウウ、ど、どうしよう…
ホークアイ「イテテ…、おい、だいじょうぶか? ……だめみたいだな、しょうがない、戻るか…
アンジェラ「イッターイ、もう、しんじらんなーい! ……このまま、ほっとこうかな?
リース「おじょうちゃん…だ、だいじょうぶ? ……だめみたいね…、しょうがないなあ…




アストリアの宿屋>>

デュラン「よう、目が覚めたかい? もうだいじょうぶ。ここはアストリアの宿屋だよ。
ケヴィン「あう!あの、お、おれ、その… ここ、アストリアの宿屋。元気か…?
ホークアイ「よう、目が覚めたかい? もうだいじょうぶ。ここはアストリアの宿屋だよ。
アンジェラ「ようやくお目覚め?ぐーぐーよだれたらして寝てたよ!
 ここはアストリアの宿屋よ。宿代だってタダじゃないんだから!
リース「あら、目が覚めたようね? もうだいじょうぶ。ここはアストリアの宿屋よ。


シャルロット「…う、う、ごめんちゃい。みっくのやつう〜、かえったらおしおきでち

デュラン「じゃあ、オレは用があるから行くぜ。今夜はもうおそいから、
 おじょうちゃんは、このまま、ここで休んで行くといい…
ケヴィン「う…お、おれ、もう行く。外、もう真夜中。ここで寝て行くといい…
ホークアイ「じゃあ、オレは用があるから行くぜ。今夜はもうおそいから、
 おじょうちゃんは、このまま、ここで休んで行くといい…
アンジェラ「さーて、私はもう行くから、あんた、朝までここで寝てれば?
 せっかく宿代はらったんだし。じゃあね!
リース「じゃあ、私は用があるから行くね。
 今夜はもうおそいから、おじょうちゃんは、このまま。ここで休んでいきなさい…

シャルロット「きのうのばんは、しんせつなひとにあって、たすかりまちた。
 さあ、こうしちゃいられまちぇん。はやく、ヒースをさがすでち!



ラビの森>>

獣人「何だ、おまえ!こんなところで何をしている?
ヒース「!?おまえ達、ビーストキングダムの獣人だな?
 なぜ、こんなところに!?
獣人「…こいつ、ウェンデルの神官だぞ!
 われわれを見た以上、このまま帰すわけにはいかんな! ウェンデル侵攻の邪魔になる。
ヒース「何だって!?そうはさせん!
シャルロット「ヒースっ!
獣人「何だあ、このガキはぁ?
シャルロット「な、なんでちか、あんたしゃんたち!! いたい、いたい、はなすでち!
ヒース「シャルロット!! やめろ!その子から手をはなせ!!  >>ホーリーボール
獣人達「ぐぁーっ!!
 シャルロット!もうだいじょうぶだよ。でも、どうしてこんなところに!?
シャルロット「うぇ、っく、ヒースー…あのね、シャルロットね…

ヒース「しっ!何か来る!
シャルロット「うぅ、こ、こわいでち…

ヒース「あ、あぶない!  >>ブラックカース
 …ぐッ!!
シャルロット「ヒースっ!
謎の男「クックック…、
 ホーリーボールの使い手のワリにあっけないな…しかし、なかなか、高レベルの術者のようだ。
 こいつは思わぬひろいモノをしたわい…
シャルロット「うわー、ばかあ!ヒースに、なにするでちか!!
謎の男「何だこのチビは!?ひっこんでろ!  >>イビルゲート

シャルロット「ヒースっ、どのにいったの? ヒース…ヒースをかえせーーっ!!!!

とつじょ現れた謎の男に、ヒースが連れ去られてしまう…
 ジャドの町に侵攻してきた、ビーストキングダムの獣人達…
 シャルロットのまわりで、何かが音を立てて動き出した…
だが、この時シャルロットが、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻きこまれて行く事など、知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール




ホークアイ・オープニング>>
光あるところに影がある… 闇の世界に生きる彼ら、 …ナバール盗賊団



砂漠の豪邸>>

ホークアイよし!オレが行くぜ!

「ふっ、ちょろいもんだぜ。
「ひ!!ど、どろぼー!! わ、わしの金え!!!
「ちっ、おきちまいやがったか。まあ、せっかくだからいいコト教えといてやるよ。
 「悪銭身につかず」ってね。あんた、ずいぶんと悪どいもうけ方してたそうじゃないか。
 でも安心しな。これで、金を巻き上げられる人達の苦しみがちっとは身にしみただろ?これからは、
 あんまり悪どい商売はするんじゃないぜ!
「キーッ!そんな事ドロボーに言われたかないや!
ホークアイ「はっはっは、まあ、そうカタイ事言いなさんなって。
 じゃあな!
 ひたいに汗して、地道にはたらけよ!
「キーッ!キーッ!!



ナバール>>

『さばくのあらし』、人々はナバール盗賊団をそう呼んだ…
 かれらは、首領フレイムカーンの下、人里はなれたさばくの中の要塞を根城にしていた。

ホークアイ「ただいま戻りました。
フレイムカーン「…ごくろう…
イザベラ「おまえ達がいない間に、すでにみなには伝えたが
 後がナバール盗賊団は、本日をもって解散し、
 新しくフレイムカーン王の統治する、ナバール王国建国をめざす!
 いつまでも、こんな辺境の荒れた土地で、くすぶっている場合ではない。
 世界きぼでマナの変動のえいきょうで、我々の生命線である、オアシスのわき水がかれ始めている。
 さばくを捨て、新天地に『ナバール王国』をきずくのだ!
 まず、北の山岳地帯、風の王国ローラントを占領する。これから作戦かいぎを開く。
 おまえ達は休んでいろ。



自分の部屋>>

「……
ジェシカ「ホークアイ! 戻っていたのね…どうしたの?
ホークアイ「……フレイムカーン様は、いったいどうなされたのだろう?
 以前のフレイムカーン様は、盗賊である事をほこりにしていた。
 それなのに、こんなカンタンに盗賊団をやめるだなんて……
 それにあのイザベラを、命の恩人というだけで、
 自分の右うでとして盗賊団の実権をにぎらせている…
 いったいどうしちまったんだ!?
ジェシカ「…パパは、きっとみんなのためを考えてそう決めたのだと思うの。
 井戸の水がかれてしまったら、
 ここで生きて行く事は、むずかしい。だから…
ホークアイ「だから、あれだけきらっていたはずの「王様」になるってか?
 はっ!フレイムカーンの名が泣くぜ!オレ達は、貧しい民から
 平気で金を巻き上げるような、「王制」を許さなかったはずだ。
ジェシカ「パパの事を悪く言うのはやめて!
ホークアイ「おいおい、まさかジェシカまで、「お姫様」に
 あこがれちゃってるんじゃないだろうな?
ジェシカ「!!
「……



イーグルの部屋>>

イーグル「ホークアイ…
 ローラントの侵攻の件、おまえも聞いただろ?
 ……最近、オヤジの様子が変だと思わないか?
選択肢:おもう!
イーグル「だろ?やっぱ、オレ達はガキの頃から兄弟のようにいっしょにそだってきただけに、
 考える事も同じだな!
 …様子がおかしくなったのは…先月、オヤジがさばくで行方不明になっただろ?
 あのときにイザベラと出会って、助けられ、いっしょに戻って来てからの様な気がする…
 オレはどうも、あのイザベラが怪しいと思っている。
 もう、ガマンできなん! 今日こそアイツの化けの皮をはがしてやる!



フレイムカーンの部屋>>

イーグル「!しーッ!しずかに…」
ホークアイ「!?……
イーグル「見ろ、オレは向こう側に回り込む!

イザベラ「……わかった、…様に…ほうこくを…
「そこまでだ!
イーグル「とうとうシッポをつかんだぜ!
 そいつは一体何者だんだ?オヤジに何をした!?
謎の男「…邪魔が入ったようだな。後はまかせるぞ…
イザベラ「ふふふ、ボウヤ達、世の中には知らない方がいい事だってたくさんあるのよ。
 秘密を知られてしまった以上
 フレイムカーンのように、わすれてもらうしかないわね…
イーグル「くそッ!オヤジに元に戻せ!!
 おまえなんか追い出してやる!
イザベラ「アーハッハッハ、がかな子だね!
イーグル「うわあっ、く、苦しい!
ホークアイ「イーグル!どうしたんだ!
イーグル「……うがあ…く、ホークアイ…早く…ニゲ…
 ………グ…グ…グ…… ホークアイヲ…タオセ……ホークアイヲ…コロセ……
ホークアイ「イーグル!しっかりしろ!やめるんだ!
イザベラ「クックック、もう聞こえやしないよ。
 さあ、どうする?やらないとやられちゃうよ?  >>戦闘・イーグル
ホークアイ「イーグルっ!だいじょうぶか!?
イーグル「…う、う、ホークアイ、…ありがとう…

イザベラ「ちッ!みねうちか…こざかしいマネを!
これでも、くらえ!  >>ファイアボール
イーグル「うおーッ!!
イザベラ「ハーッハッハ!」

ホークアイ「きさまッ、よくもイーグルを!!
イザベラ「…クックック、おあそびはここまでよ…

イザベラ「誰か!誰かおらぬか!!人殺しだ!!
ビル「どうしたんですか!?
 あッ!きさまホークアイ!よくもイーグル様を… おとなしくしろ!
ホークアイ「違う!オレじゃない!オレじゃないんだーッ!!



牢獄>>

ホークアイ「くそっ!出しやがれ!!
イザベラ「仲間殺しの罪は重い!
 いずれ日をあらためて、おまえの処刑を行う。
 それまでここで、はんせいするがいい!
イザベラ「ホホホ、おとなしくしてるのよ、ボウヤ。本当の事を話すと、ジェシカの命は無いよ。
ホークアイ「きさま!ジェシカに何をした!
イザベラ「ふふん、ちょっとした呪いのアイテムを
 プレゼントしただけよ。あんたさえおとなしくしてれば何もおこらないわ。ハハハハハ。

「くそーっ!出せー!
「くそーっ!出せー!
「くそーっ!出せー!
「くそーっ!出せー!
 ……ジェシカ…
ジェシカ「…うっ、うっ…イーグル兄さんが…
 ホークアイ、あなたが兄さんを殺したなんてウソよね!?
 あんなに仲が良かったのに、あなたがそんな事するはずがない!
 教えて、いったい誰が兄さんを!?
ホークアイ「それは…
(イザベラ:本当の事を話すと、ジェしかの命は無いよ…)
ジェシカ「どうしたの、ホークアイ!いったい誰が!?
ホークアイ「………
ジェシカ「な、何で、だまってるのよ。何とか言って!
 …も、もしかして…?!ウソ!そんなのウソよ! ホークアイが兄さんをだなんて…
ホークアイ「……ジェシカ…



脱獄>>

ニキータ「…オイラは、アニキじゃないって信じてますから…
 ささ、こんなところに、ながいはむよー、とっととずらかりましょう。このアニャから表に出られますよ!

ニキータ「アニキ、ジェシカさんにかけられた呪いのアイテム、
 あれは『死の首輪』ですにゃ!
 伝説では、身につけると二度とはずす事ができにゃい上に、呪いをかけたイザベラが死ぬと、
 いっしょに死んでしまうんにゃ!!
 聖都ウェンデルにいる光の司祭様なら、にゃにかいい知恵があるかも知れにゃい…。
 アニキ!後の事はオイラにまかせて、旅立った方がいいにゃ。
ホークアイ「………
 …わかったよ、ニキータ。ありがとう。ジェシカをたのんだぞ!
ニキータ「……アニキ、お気をつけて…
 ジェシカさんの事は、オイラにおまかせくにゃさい!



旅立ち>>

「脱走だ!ホークアイが脱走したぞ!!

「…イーグル…我が友よ… ジェシカは、オレが必ず助けてみせる!
 だが、今はあえて旅立たねばならん…
 …友の仇をうつため、そしてジェシカを守るため、オレは必ずここに戻って来る!
 …ジェシカ…それまで、どうか無事でいてくれ…

友を失い、ジェシカにかけられた呪いを解くため、ホークアイは聖都ウェンデルに向け旅立った…
 だが、この時ホークアイは、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻き込まれて行く事など、知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール




リース・オープニング>>
風の王国ローラントの王女リースは、ローラントを守る、アマゾネス軍のリーダーとして、
 今日も、山の見回りに出ていた…



山脈>>

リース「私が、やってみましょう。みんなは見てて!  >>戦闘・ニードルバードL1
 やったあ!
 …やっぱり、モンスターが、以前にくらべて多くなってる… それに、風……風が…風が泣いている…



山岳地帯ローラント……
 ここに、周囲のガケを自然の城砦として利用した、難攻不落の城として名高い、ローラントの城がある…
 さらに、せいえいのアマゾネス軍が守りをかため、永遠に外敵の侵入を許す事
 はあり得ないかのように見えた。しかし……

リース「さあて、武術のけいこの時間ね… 弟のエリオットを探さなくちゃ…



王の間>>

リース「お父様、エリオットをご存じありませんか?
王「…わしは目が見えぬが、気配でわかるはずだ…
 待っておれ… ふむ… そう遠くへは行ってないようじゃな。
 おそらく… 城のどこかにおるようだが…
リース「ほんとにもう、どこ行っちゃったのかしら!
 武術のけいこの時間なのに……



廊下>>

「エリオット様をお探しになっているんですか? うばのアルマが、知ってるんじゃないでしょうか?
 アルマなら、王の間の右のエリオット様のお部屋にいますよ…



エリオットの部屋>>

リース「ねえ、アルマ! エリオットを見かけなかった?
アルマ「おや、あたしゃてっきり、エリオット王子は、リースおじょうさまと、いっしょだと思ってましたよ。
 いつもは、おじょうさまの、おそばをはなれようとしないのに…
 お妃様が、エリオット様をお産みになってすぐに亡くなられましたから、あの子にとっては
 リース様が、母親みたいなものですからねえ…

風の王国ローラントの王女、リースには弟のエリオット王子がいる。
 母である王妃は、エリオットを産み、その顔を見る事なく亡くなった…
 幼いリースの目にうつったのは、静かに眠る、母の顔と、
 新しく生をうけた、自分の弟の顔であった…
国民の全てが、妃の死を悲しむ中、リースは、一人で聖なる山にのぼり、涙がかれるまで、泣いた…
 だが、幼くとも心やさしいリースは、
 今もこれからも母の愛を知る事できない、エリオットのために母の分までエリオットに愛情をそそごうと、
 ちかうのだった…

リース「……お母様……
 エリオット〜! どこにいるの〜!?



2人のニンジャ>>

「(…ぼっちゃん……ぼっちゃん……)
エリオット「なんだぁ?
「(…しーっ!ぼっちゃんは、この城の王子さまだよね?
 ふふふ、これから、とってもオモシロイ事が始まるよ!
「じゃーん!私は旅の手品師でーす! 今日は、王子さまに、とっておきの手品をお見せしよう!
 はいっ!!
エリオット「きゃっきゃっ!
「さーて、おつぎは、分身の術〜っ!! はいっ!!
エリオット「きゃっきゃっ!
「王子さま、まだまだ、すごい手品があるよ! ほら、そこに地下室があるだろう?
 そこでもっといっぱい見せてあげるよ!さあ、行こう!!



地下室>>

リース「エリオット〜! どこにいるの〜!?

エリオット「ねえ!はやく、はやく!てじなっ!!
「まあまあ、そうあわてないで。私は手品師1ごう、ビルでござ〜い!
「同じく2ごう、ベンでござ〜い!
エリオット「なんだ、ぶんしんの術じゃなかったのか… もっと、ちゃんとしたヤツみせてよ!!
ビル「はいはい、それではとっておきの超大魔術をごらんにいれよう…
ベン「さ、さ、ぼうず、いや王子さま、こちらへ…
エリオット「?
ビル「王子さま、王子さまならここがどういう場所か おわかりかな?
エリオット「あたりまえだい!ここはねえ、ローラントでいちばんだいじな、風をコントロールするところさ!
 でもねえ、王族のカギがないと、動かせないんだよ!!
ビル「ほほう、では、その王族のカギとやらで、ちょっとだけ、風を止めてもらえるかね?
 とっておきの手品というのは、あの世から、王子のお母様をよびだす術なんだがね…
ベン「王子はお母様に、会いたくないのかな? 風があると、
 お母様も天国からおりてきづらいだろう…
 さあ、お母様のために、風を止めてあげようじゃないか…
エリオット「お、お母様に!?お母様に会えるの!?
 で、でも…リースおねえさまが、ぜったい風を止めちゃだめだって…
ビル「おお、何と、かわいそうに…、王子はおねえさまにだまされているんだよ!
 おねえさまは、この術の事を知っていて、自分だけ、お母様に会っているのかも!?
エリオット「…!!そ、そんな!!
「さあ、どうする!?ぼやぼやしていると、おねえさまに、見つかっちまうぞ!
リース「(…エリオット〜!どこにいるの〜!?)
ビル「ほら!うわさをすれば…
ベン「さあ、、いそいでおねえさまにみつかったら、2度とお母様には会えないよ!!
エリオット「…う…で、でも…
ビル「ええーい、このガキ!さっさとしやがれ!!
エリオット「!?

リース「エリオット!
 おまえ達、何者です!? エリオットをはなしなさい!!
エリオット「わーん、おねえさま!!
ビル「ふははは、やったぞ!難攻不落をほこるローラント城も、この風さえなければ、
 わがナバール忍者軍の敵ではない! 今ごろ城内には、いっせいに侵攻が、始まっているはずだ!
ベン「くっくっく、ローラント城は、我々、ナバール盗賊団、あらため、ナバール王国の城として
 生まれ変わるのだ! 盗賊団最後の仕事が、城を盗む事だなんて、イカスだろ?
エリオット「うわーん!
リース「おのれ! 敵国のスパイめ!
ベン「おっと、そんな事をやっているヒマはあるのかな?
 ジョスター国王は今ごろ、見えない目で、どうやって戦っているのかねえ?
リース「!!お父様! エリオット! 来るのよ!!
エリオット「うわーん、おねえさまあ!!
ビル「くっくっく、ほーらな、ぼうず。リースねえさんは、おまえの事なんかどうでもいいと思ってるんだよ!
 さあ、こっちに来い!
エリオット「うそだ!やめろー!おねえさまーっ!
ベン「だまれ!
ビル「うはははは…!

リース「あっ! エリオットがいない!

リース「エリオット!! どこにいるの? おねがい、返事をして!!
 あぁ、どうしよう! 私のせいだわ!!



城炎上>>

リース「しっかりしてっ!!
アマゾネス「…リース様… も、もうしわけございません…
 風が止まり、敵が城内に、眠りの花粉を… む、無念です… はやく国王のもとに…



王の間>>

リース「お父様!!
ジョスター「……うっ、リースか? ぐほっ…
リース「お父様! しっかり!!
ジョスター「……はぁはぁ、すまぬリース… この日が来る事を、風が泣いて知らせてくれていたのに…
 マナの変動が…ワシのカンをにぶらせたのかもしれん…
リース「お父様… それに、私のせいでエリオット… エリオットが…
ジョスター「…すでに、城内にはエリオットはいないようだ…
気配が遠のいた…おそらく敵にさらわれたのだろう…
 リース、エリオットを… エリオットをたのんだよ……
リース「お父様! お父様ぁぁぁ!!!



城陥落>>

敵の女将軍「あ〜はっは…、もえろもえろ!
 よーし、敵はほぼ全滅した! いったん、ナバールに帰り、フレイムカーン様に、ほうこく。
 ふたたび軍をひきいて、ここに戻る!たいきゃーく!!



旅立ち>>

リース「…風が……
 今頃になって… 風が… 戻ったって…
 ……エリオット …でも、どこに行けば…
 以前、お父様が、困ったときは、聖都ウェンデルの光の司祭様をたずねなさいと…
 きっと、お導きくださるにちがいない…

「…お母様…お父様やみんなをよろしくおねがいします…
 私は、エリオットを必ず助け出します…
 お母様の、かたみのリボン…どうか見守っていてください…

「……くっ!

ナバール忍者軍のしゅうげきにより、ローラントは滅亡した…
国を失い、最愛のジョスター王も失ったリースは、弟のエリオット王子を探し、今、一人旅立つ…

だが、この時リースは、世界の命運をかけた戦いに
 やがて自分が巻き込まれて行く事など、知る由もなかった…
 物語は、まだ始まったばかりなのだ…  >>オープニング・スタッフロール


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