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三国志大戦DS(三国英傑伝)・オープニング

*「三国英傑伝」とは…「三国志大戦DS」のモードの1つで、三国志の歴史に沿って戦っていくモード。
アーケード版「三国志大戦2」の「群雄伝」とは異なり、ある程度デッキの構成がなされているためカードが少なくても戦えるし、またレア、スーパーレアのカードも構築デッキに何枚か含まれているため、カードの使い方を学ぶには最適である。

<魏伝・曹操という男>
・陳宮…曹操を助けた謀士。後に曹操を見限って呂布に仕える。
陳宮「董卓の追っ手はどうやら、まいたようだな。」
曹操「本当に助かった。礼を言わせてくれ。」
陳宮「いや、礼には及ばない。それより君は、天下のために董卓を暗殺しようとしたといってたな。君の言う、天下とは何だ?君は、天下に対してどういう考えを持っているのだ?」
曹操「ふむ……助けてもらったからには答えねばなるまいな。では、言おう。俺の言うことは常に正しい。俺のすることは常に正しい。俺が天下に背いたとしても、天下が俺に背くのは許さん。」
陳宮「ぐ、ぐむぅ……それが君の考えか?」
曹操「そうだ。」
陳宮(なんと危険な男よ……助けるべきではなかったのかもしれん)
曹操「今は無名なれど、わが志は千里の道の途上にある。その千里の道の第一歩としてあの男…董卓は必ず討たねばなるまい。天下の英雄に檄を飛ばし反董卓の連合軍を組織する。そして董卓に対しふたたび戦いを挑むのだ。」

<蜀伝・桃園の誓い>
関羽「さあ、劉備殿。こちらへどうぞ。」
張飛「この華やかな場所は誓いをかわすのにふさわしいだろう?」
関羽「我ら主従が華やかな活躍をするという意味で非常にふさわしい。」
劉備「待ってください。私は、功一つ立てていないまだこれからの身。いきなり主と言われても気が治まりません。」
張飛「そんなこと言いなさんなって。俺らがそうしたいんだから。」
関羽「これ、翼徳(張飛の字。「益徳」と呼ばれることもある)。主君として戴きたい方にその言はなかろう。劉備殿……ならば義兄弟、ということでいかがだろう?」
張飛「おお、それはいい。堅苦しくもねえ。だが、義兄弟ゆえに年齢は関係なし。長兄はやはり、劉備殿だな?」
劉備「まあ、そういうことならば……」
関羽「おお、お引き受けくださるか。ではさっそく……」
三人「我ら天に誓おう。我ら生まれた日は違えども死すときは同じ日同じ時を願わん。」

<呉伝・孫家三代>
江東の虎……海賊を身振りだけで追い払いその後も軍事的才能を発揮し続けた男……
江東の小覇王……敵将から求められて一騎打ちを演じた史上まれに見る君主。
この二人から、求められてその座を継いだ男……江東の碧眼児。
わずか十九才で君主となった男は呉を一つの巨大な国に成長させる…

<他伝・混沌とした時代>
・「他伝(袁紹勢力、西涼勢力、他勢力の物語)」は「魏伝」「蜀伝」「呉伝」のどれかのエピローグを見るとプレイできる。
蒼天、己(すで)に死す。
―青い空すら今はもう無い。
黄天、当(まさ)に立つべし。
―黄巾党よ、天下を取れ。
歳、甲子(こうし)に在りて
―今年は革命が起きる年。
天下、大いに吉(めでたし)
―皆で喜びを分かち合おう。
南華仙人に教えを受けたと自称する張角が黄巾党を旗揚げし、勢力を徐々に広げていた頃……
各地でも朝廷と黄巾党を中心にさまざまな動きが巻き起こっていた…
あくまでも朝廷に肩入れし続ける者。朝廷を見限り、黄巾党に手を貸す者……
時代が求めているものを彼らは自らの中に見出そうとしていた…

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