戻る TOPへ

スーパーマリオサンシャインのオープニング

キノコ王国の飛行機にのって、ドルピック島に向うピーチとマリオとキノじいとキノピオたち。


ピーチ「あら、あれを みて!」
機内に歓迎のVTRが映る。
島民「太陽の楽園 ドルピック島へ ようこそ!

    島民一同 みなさんを お出迎えできることを
    たいへん うれしくおもいます。

    太古の 火山活動によって
    きざまれた 豊かな自然と
    リゾート施設に テーマパーク。

    そして 新鮮なシーフードを
    お楽しみください。」

豪快なシーフード料理が映る。
それに心を奪われるマリオ。

島民「地上最高の おもてなしで みなさまを 歓迎いたします。
    ごゆっくり おすごしください。」

踊る島民が映る。
しかし、その背後には怪しい影が映る。

ピーチはその影をみて驚く。
ピーチ「マリオ・・・?!」
その影はマリオに にていたからだ。

ピーチ「い 今の人影は・・・??」
マリオに尋ねるが、マリオはまだシーフード料理のことで頭がいっぱいだったので、
ピーチの言葉は聞こえてなかった。

ピーチ「キノじい いまの・・・」
キノじいもまたバカンスのことで頭がいっぱいだった。

不安になるピーチ。




飛行機はしばらく飛んで着陸態勢に入ろうとする。
その時、機内が大きく揺れた。
その衝撃でやっと元の状態にもどるマリオとキノじい。

滑走路に大きな落書きがあったのでだ。
しかし、なんとか着陸することができた。

ピーチ「なにごとです!?」

外に出て相談するマリオとキノじい。

キノピオ「この汚いペンキのようなものはなんでしょう?
     う・・・うごいています!」
キノじい「これこれ さわるんじゃない!」


ピーチは給水タンクの上をふと見た。
筆を持ったマリオのような人影がタンクの上にたっていたのだ。

ピーチ「ち、ちょっと・・・」
マリオ達に言おうとするが、もう一度タンクの上を見てみると、
その人影は もう いなかった。

キノじい「とにかく このあつさでは 姫のお体が 心配じゃ。
      マリオ殿。
      向こう岸に渡って 救助を。」 

ピーチ「マリオ 気をつけて いやな予感がするの・・・」
その予感はすぐに当たろうとしていた。

マリオは島民に話し掛ける。
島民「たすけてくれって?助けて欲しいのはこっちの方だよ!
    そこの ウォーターポンプで滑走路を きれいに してくれよ あんた!」

ポンプに近寄るマリオ。

ポンプ「起動終了しました。
     このたびは『オヤ・マーサイエンス社」の
     商品を おかいあげいただき、
     まことに ありがとうございマス。
     ユーザー登録をいたしマス。」
内臓カメラでマリオを認識するポンプ。
ポンプ「ただいま お客様の 情報を 検索しておりマス・・・
     キノコ王国の マリオ様デスね。
     登録終了いたしました。」

ポンプ「わたしは『ポンプ』と 申しマス。
     どうぞヨロシクお願いいたしマス。」

ポンプを背おうマリオ。
ポンプ「操作の説明を いたしマス。」

マリオはポンプから操作を教わる。

さっそく滑走路をきれいにするマリオ。
その時、マリオは太陽のような形をしたものを見つけた。

ピーチ「マリオ、ご苦労様!」
キノじい「おかしな機械ですな。
     ポンプの一種ですかな?」
ポンプ「お初に おめにかかりマス。」


キノピオ「あ、誰か来ます・・・」
そこへ2人のごつい島民がやってきた。


なぜか牢屋にいれられるマリオ。

裁判長「これより かいてい!」

検察官「ご存知のとおり この『ドルピック島』において
     なにものかが ペンキのようなもので 
     落書きをするという事件がおきております。

     被害は島全体におよび、
     島民の生活に深刻な影響を与えています。

     とくに このドルピックタウンでは 
     昼間であるにも関わらず、
     あたかも うすやみのような
     現象がおき、
     住民は 動揺しております。

     太陽学者の話では 
     わたしたちの 守りの力
     『シャイン』が、
     そのよりどころである
     『太陽の門』から
     急速に失われたからであると申しております。

     シャインが失われた
     原因として あげられたのが、
     今回の落書き事件・・・。

     ご覧ください。
     これが目撃者の証言を
     もとに つくった似顔絵です。

     まさに このマリオ被告そのもの。

     彼の 犯行であることは 
     あきらかです。」
ピーチが立ち上がり手をあげる。
ピーチ「意義あり!」

裁判長「却下。」

裁判長「被告は有罪!
     被告には この島を きれいにする事を命じる。
     すべてきれいにするまで この島を 出てはならない。」

裁判長「へいてい!」


牢屋の中にまた入れられたマリオ。そしてポンプ。

ポンプ「とんだ 災難デスね、マリオさん。
     わたくしが 調査したところ
     この島の 人たちが 落書きで こまっているのは、
     本当のようデス。

     ただきたないからこまっているワケでは
     ないようデス。」

ポンプは太陽のシンボルのようなものをみせる。
ポンプ「マリオさんは 飛行場でこんなものを見ましたね。
     あれは『シャイン』といって この島のパワーの源デス。
     もともとたくさんいて、
     『太陽の門』という場所にあつまっていたのデスが、
     あの 落書き事件で、島が汚くなり、
     ほとんど逃げてしまったのデス。
     その影響で 光の力が弱まり、
     町は うすやみの 状態だそうデス。
     とても気の毒な事デス。
     『シャイン』が戻ってくるようにするには
     これ以上 島を 汚くしないことデス。
     犯人は いまでも どこかで
     落書きを しているのかもしれません。
     それに このままでは マリオさん
     悪者扱いのままデス。
     明日からがんばりましょう。マリオさん。」    

inserted by FC2 system