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絶体絶命でんぢゃらすじーさん3 〜果てしなき魔物語〜 のオープニング



むかし、あるところに 本が大スキな 男の子がいました・・・

そんな男の子のおかあさんは まいばん、男の子に 
大スキな「むかしばなし」を よんできかせてくれました・・・

男の子は、そんなたのしく ゆかいな「むかしばなし」を
ともだちにきかせてあげました。

ともだちは、そんな男の子のはなしに・・・

「ちょっぴりめいわく!!」「はなしにパンチがない!」「うざい!?」

時はながれ・・・ だれもが大人になりましたが・・・

男の子はそのココロを わすれてはいませんでした。





―――これは 世の中を安全に生き抜く 方法を教える・・・ 
一人の老人の物語である


>孫が「ももたろ ももしり」と書かれた絵本を読んでいる。

むか〜しむかし、あるところに おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山へ・・・


じーさん「山はキケンじゃ!!」

おばあさんは川へ・・・

じーさん「川はキケンじゃ!!」

すると、川上から大きなモモがどんぶらこ・・・

じーさん「イカーン!! そのモモはキケンじゃ!!どのくらいキケンかっつーと・・・鬼ヶ島へいって鬼たいじするくらいキケンなのじゃ!!」
孫(はなし・・・しってんじゃん・・・)



>ここから立ち絵による会話パートになる。


孫「おじいちゃん しずかにしてよ! それに桃太郎のおはなしの どこがキケンなんだよ!」
じーさん「おまえ桃太郎が どれほど キケンなヤツか  しらないのか?」
孫「しらないよ! 桃太郎といえば  わるい鬼を たいじした ヒーローだもん」
じーさん「そんなだから おまえは いつまでたっても 孫なんじゃ!」
孫(できることなら やめたいよ あんたの孫・・・)
じーさん「ところで なにをしてたんじゃ?」
孫「わかってなかったのかっ!?」
じーさん「なになに・・・どくしょかんそうぶん?」
孫「うん 学校の しゅくだいなんだよ 「桃太郎」について かいてるんだけど なかなかすすまないんだ」
じーさん(いたたたた〜 いまごろになって べんきょうしてるよ・・・ もう ておくれなのに・・・)


>すると、孫がいきなりツッコむ。


孫「ぅ おい!!」
じーさん「あちゃ―――っ!!」
孫「いいたいことが あるなら 口でいえよっ!!」
じーさん「バカか? おまえバカか? 
口に出していえないことじゃから おもってるんだろうがっ!!」
孫「むぅぅかぁぁつぅぅくぅぅ!!」
じーさん「よっしゃー! こんかいは 孫に
「ほんとうの むかしばなし」をおしえてやるぜ!!」
孫「ほんとうの むかしばなし?」
じーさん「そうときまれば さっさといくぞ!!」
孫「えっ!? どこに?」


>すると、じーさんは絵本を孫に向けた。


じーさん「とぉりゃぁぁぁ!!」


>そしてじーさんと孫は見知らぬ場所に来ていた。


孫「いててててっ・・・ どうなったんだ?
んな――っ!?ドコだココ?」
じーさん「気がついたか 孫よ・・・」
孫「おじーちゃん ここドコだよ!? なんで こんなトコにいるんだよっ!!」
じーさん「こっちが ききたいぐらいじゃーっ!!」
孫「えぇ――っ!? おまえがムリヤリつれてきたんだろっ!!」
じーさん「孫よ・・・人は かこをふりかえって ばかりではイカンのじゃ・・・ まえをむいて あるくことこそ たいせつじゃぞ!!」
孫「カッコイイこといって ごまかしたよ・・・」
じーさん「オラァ! つべこべいわずに さっさといくぞ!!」
孫「いつもこれだ・・・」


>こうしてじーさんと孫の本の世界の冒険が始まる。

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