（解説書より）
舞台は古都・蒼海市。
不二子の依頼で次元、五エ門と共に蒼海の地に降り立つルパン。しかし、この地で待ち受けていたのは
「余命三日」という残酷な運命であった……。
突如現れた「天竜界」と名乗るマフィア、そしてルパンを襲う恐怖の「暗殺拳」……。
度々に遅いくる胸の激痛、刻一刻と近づく死へのタイムリミット……。
時を同じくして、とある令嬢の警護のために蒼海を訪れた銭形。
心を閉ざす彼女に振り回されるも、熱いハートで奮闘する銭形の純朴さに、次第に彼女の気持ちは変化していく……。
いつもの銭形とは何かが違う。その胸の高鳴りは、恋！？
余命三日の逆境の中、ルパンが浮かべる笑みは余裕なのか、それとも断末魔なのか！？
宿命の出会い、男銭形は彼女を守れるのか、その思いは届くのか！？
オリエンタル感溢れる蒼海の地で、死と恋のドラマが始まる。
※今作も主役（今作はルパン＆銭形）の目線であらすじ（オープニング）をお送りします。
〝ルパン視点〟
今回俺は蒼海にやって来た。何でも不二子ちゃんがお宝に関する情報を持ってるということだ。
ところが、不二子ちゃんが「天竜界」という奴らにとっ捕まっちまって、俺達は追ったんだけど
次元までもが捕まっちまい、俺は「光琳（こうりん）」という天竜界のボスから「霧影掌（むえいしょう）」というモンを貰っちまった。
何でも受けた者は胸に苦痛が起き、三日後に死ぬっていうモンだ。
五エ門が来てくれて何とかなったものの、光琳ってヤロウは五エ門が苦戦するほど手強い相手だって言うんだ。
そしてアジトにて不二子ちゃんからの情報によると、霧影掌に効く薬がお宝に関係あることを聞いた。
よーし、俺が宝にありつけるか、俺の命が尽きるか勝負だ！
〝銭形視点〟
ルパンを追って蒼海へとやってきたわしは、ある女性の護衛を勤める任を受けたのであります。
その女性である銀麗（ぎんれい）さんはわしに対して最初は頑な態度でした。
最初わしは不愉快に感じましたが、彼女と触れ合っているうちに本当は優しいお方だということが分かりました。
スラム街の者達に食料を分け与えたりし、スラムの者達と仲良く話したりと、まるで天使の様なお方だ。
しかし、そんな銀麗さんを狙う不当な輩がいると知り、わしは全力で銀麗さんを守ることを決意しました。
もちろん、ルパンの逮捕にも全力を尽くす限りであります。……じゃがしかし、この胸の高鳴りは
一体何なんでありましょうか？……いやいやいや、警察官たるわしが恋などしてる場合ではない！
銀麗さんの護衛とルパンの逮捕、必ず成し遂げてみせますぞ！
ルパーーン！！今度こそ逮捕だ！！