【ラングリッサーU・オープニング】
(※こちらはベルンハルト達の会話で、本編のあらすじが語られます)
(※まず画面がフェードインし、赤黒く染まった城を映し出す。
……それから数秒後、画面が切り替わる)
(※黄色のルーン文字が、画面中心から波紋のように広がっていって消える。
その直後、一筋の青白い線が入り……開錠音と共に扉が開く)
エグベルト「こちらです、陛下」
ベルンハルト「む、あれは……」
(※長い階段の頂上に設けられた場には、水晶に閉じ込められている一本の剣がある)
ベルンハルト「まさしく、魔剣『アルハザード』……」
エグベルト「陛下! 危険です、お待ち下さい!」
(※ベルンハルト、エグベルトの静止には耳を貸さず、アルハザードの元へ向かう。
その後……視点が切り替わり、階段を昇っていくベルンハルトの後ろ姿が確認出来る。
レオンはベルンハルトの身を案じ、エグベルトに問い掛ける)
レオン「大丈夫か、陛下は……?」
エグベルト「分からん。あの剣は主を選ぶという……」
(※画面が切り替わり、階段を昇るベルンハルトの姿が映し出される。
数歩昇ったその時……魔力による磁場が発生して、ベルンハルトの歩みを止める)
ベルンハルト「む、ぐうぅ……!」
(※視点が切り替わり、四将軍がベルンハルトに呼びかける)
四将軍『陛下!』
ベルンハルト「案ずるな!」
(※視点が切り替わり……再度、ベルンハルトの姿が映し出される。
魔力磁場で動きが鈍りながらも……一歩一歩、確実に階段を昇っていく)
ベルンハルト「もし余がアルハザードを手にする事が出来なければ、大陸の統一など元より叶わぬ!
このベルンハルト、そなたらの主君たる資格さえ無いわ!!」
(※ベルンハルト、アルハザードの前に辿り着く。
その直後、彼の耳に何者かの声が囁く……)
?「……ベルンハルトか」
ベルンハルト「むっ……?」
?「お主なら、この忌まわしき光輝(ひかり)の封印を解く事が出来よう」
ベルンハルト「……」
(※画面が切り替わり、ベルンハルトがアルハザードと向かい合う形の視点に変わる)
?「……しかし、その前に一つ問おう。
私を解放すれば、地上に再び大いなる災いが起こるだろう。
――それでも私を欲するか?」
(※ここで画面が切り替わり……水晶の三面に、ベルンハルトの姿が映し出される)
ベルンハルト「笑止! この世は既に災いに満ちておるではないか。
だから余は災いの根を断つ為に大陸を統一し、永遠の王国を築くのだ!!」
(※水晶の正面に、謎の声の主――ボーゼルの顔が映し出される)
ボーゼル「その過程で夥しい血が流れようともか?」
(※水晶の正面に、ベルンハルトの姿が映し出される)
ベルンハルト「無論だ! 余はその罪を背負って、覇道を成す!!」
(※水晶の正面に、ボーゼルの顔が映し出される)
ボーゼル「……良かろう」
(※水晶に映し出されたボーゼルの顔が消える)
ベルンハルト「ムウゥゥゥ……ヘアァッ!!」
(※ベルンハルトが拳による一撃を放つと水晶がひび割れ、そこから神聖な純白の気と
禍々しい漆黒の気が溢れ出す。
そして――彼がアルハザードを手に取ったと同時に、それを閉じ込めていた水晶が粉々に砕け散る)
四将軍『おお……!』
(※ベルンハルト、手にしたアルハザードを高く掲げる。
アルハザードからは純白の気と漆黒の気が溢れており、室内をまばゆく照らしている。
……それから数秒後、聖なる光が一筋、プレイヤーの方に向かってきて画面が真っ白になる。
この後、画面がフェードアウトし、オープニングが終了する)