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ロックマンゼロ2のオープニング

かつて、人々とレプリロイド達を恐怖に陥れた忌まわしき戦争があった。


煤iシグマ)ウィルスが発端となり、「イレギュラー戦争」と呼ばれたその戦争は、
レプリロイドや兵器による武力行使から、やがて形を変え、
サイバーエルフを悪用した争いへと発展していった…。


永遠に続くと思われた戦争は、青い英雄エックスと、
エックスが使ったサイバーエルフ「ダークエルフ」により、
悪のサイバーエルフは消去され、終止符を打たれた。


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エックスは平和を願って、人間とレプリロイドが共に暮らす理想郷
「ネオ・アルカディア」を作った。
エックスは正義と平和の象徴として崇拝され、
そこに住む者すべてにとって、神ともいうべき存在となった。


しかしその後、何者かにより盗まれたダークエルフは邪悪な存在となって現れ、
再び戦争を引き起こした。


エックスによって、ダークエルフは二つに分けられ、
一つはネオ・アルカディアの地下深くに、
もう一つはエックスの体内にそれぞれ封印された。


世界のため、人々を守るために、
自分の体内にダークエルフを封印し続けなければならない宿命を背負ったエックスは、
自らの機能を停止させて眠りにつくことで、封印を強固なものにしようとした。


誰も立ち入る事のない、ネオ・アルカディアの塔の最上階で、
エックスは一人孤独を抱きしめながら眠りについたのだった…。


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人々の前から姿を消したエックスのことは外部に漏れることはなかったが、
混乱を避けるためにも、エックスの代理を立てることは早急であり、
科学者の少女シエルによって、エックスの複製「コピーエックス」が造られた。


エックスの代わりとして、ネオ・アルカディアの統治者となったコピーエックス。


しかし平和の維持に執着するがあまり、ネオ・アルカディアの正義は徐々に歪み始める。
役に立たないレプリロイドは捕獲、処分され、理想郷だったはずのネオ・アルカディアは、
レプリロイドにとってまさに地獄の世界となった。


科学者のシエルは、自分の作り出したコピーエックスに心を痛めながら、
罪のないレプリロイド達を率いて、ネオ・アルカディアを脱出し、
人目につかない地下にレジスタンスベースを築く。


必死にネオ・アルカディアに立ち向かうシエル達だったが、
強大な力を秘めたコピーエックスとネオ・アルカディアの圧倒的な力の前に、
仲間のレプリロイドはどんどん処分されていった。


シエルは、遠い昔に封印されたと言われる「赤い英雄ゼロ」の伝説に
最後の望みを託し、ついに古い地下の研究所でゼロに巡り会った。


ゼロの復活により、ネオ・アルカディアを統治するコピーエックスは倒され、
シエル達は最悪の事態から逃れることができた。


その後ネオ・アルカディアの追撃からレジスタンス達を守るために、
ゼロは囮となって敵を引きつけ、シエル達レジスタンスを逃がした。


シエル達はゼロの身を案じながらも半壊したレジスタンスベースをあとにし、
やがて、政府と対立する別のレジスタンス軍と合流する。
そして力を合わせ、新たなレジスタンスベースを作り、
ネオ・アルカディアに対抗できる力をつけていくまでにいたった。


一方、当初の計画を大幅に狂わされたネオ・アルカディアは、
コピーエックスを守護していた四天王の1人「ハルピュイア」を
当面の責任者として、計画を続行していた。


シエル達が新しいレジスタンスベースで生活を始めている頃、
ゼロは傷ついた体を休めることもなく、ネオ・アルカディアの追撃から逃れていた。


実にあれから1年という歳月が過ぎようとしていた…。


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休む間もなく、迫り来る敵を倒し続るゼロ。

ゼロ「なんとか…かたづいた…か…
   しかし…さすがに…限…界…だな…」

敵を倒したものの、ゼロもついに力尽き倒れる。


砂嵐が吹き荒れる中、倒れているゼロの前に
アステファルコンに乗った四天王ハルピュイアが現れる。

ハルピュイア「……ゼロ…
       生かしておくべきか…それとも………」

倒れるゼロを見下ろすハルピュイア。


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シエル「ゼロ…!」

気がつくとゼロはレジスタンスベースにいた。
シエルの話ではレジスタンスベースの前に、ゼロが倒れていたのが発見されたのだという。

自分が何故助かったのか不可解に思いながらも、シエルや仲間との再会を喜ぶゼロは、
レジスタンスの新司令官エルピスの頼みで、再びネオ・アルカディアとの戦いに
身を投じることになる…。


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かつてイレギュラー戦争を終結させるために作り出され、エックスが使ったと言われるダークエルフ。


今もネオ・アルカディアの塔の最上階で、
封印のために、自分を犠牲にして眠り続ける「オリジナルエックス」。


この二つの存在を軸に、新たな戦いが始まろうとしている……。

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