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アップダウンのようなクイズ番組に出場しているくにお。
左の選手は30点、右の選手は80点取っているが、くにおは0点だった・・・。

しかい「ダウンタウン クイズーーっ!!」

しかい「さて さいごの もんだいです! せいかい
   すると、ぎゃくてんの チャーーンス!!」

しかい「ねっけつこうこうで、いちばん つよいのは
   くにおくんですが・・・

しかい「では! くにおくんの くちぐせといえば?」

くにお、ボタンを押す。

しかい「はい! くにおさん どうぞ!」

くにお「なめんなよ・・・。かな?」

見事(?)正解し、何と一挙に100点も獲得し驚き喜ぶくにお。他の二人の選手は悔し泣きをする。

しかい「せいかいですっ! さすが ほんにん!
   そんなセリフ すっかり わすれてましたね。」

しかい「みごと せいかい!!だいぎゃくてんです!
   それでは ゆうしょうした くにおさんに」

しかい「しょうひんの、アメリカりょこうが
   おくられます。おめでとうございます!」

こうして見事(?)優勝したくにおは飛行機に乗り込む。

くにお「ゆうしょうしたのは いいが
   しょうひんが、アメリカりょこうとはな・・・。」

くにお「せっかくだから ジョニーにでも
   あってくるか。 フッ なつかしいぜ。」

くにお「それにしても、ビンボウくさい ヒコーキだな
   スチュワーデスも いないのかよ。」

座席に座るくにお。
しかしその真下では、何とりきとごだいが縄でタイヤにしがみ付いていたのであった・・・。

りき「ぬぬ・・・ くにおのヤツめ・・・
  クイズにあたって アメリカりょこうだとっ!?」

りき「このオレさまを さしおいて
  ひとりで リッチな きぶんじゃねえか。ケッ」

りき「だが、オレはぁぁ!!
  せかいの はてまで ついてゆくぜーー!」

ごだい「それはわかったが・・・
   なぜオレまで ついてゆかねば ならんのだ!」

りき「フフフ、バカだな。オレが いみもなく
  おまえを つれてくると おもうか?」

りき「コレをみろっ!」

バスケットボールが描かれたチラシをごだいに見せるりき。

ごだい「ぬぬ?!
   ストリートバスケットたいかい だと?!」

りき「そう、このたいかいで ゆうしょうするのだ!」

りき「オマエも かえりは ファーストクラスで
  リッチなきぶんを あじわいたい だろう?」

ごだい「そんなことのために、オレを まきこむなっ。
   オレはおりるぞ!」

ところが、飛行機は走り出す。

りき「ふはは、もうおそいっ。アメリカゆきの
  ヒコーキは もう はしりだしたぜ。」

ごだい「ちょっとまてっ、いまからでも まにあうから
   このナワを ほどいてくれっ! ひー」

りき「おうじょうぎわが わるいな ごだいくん。
  こうしてやる! くらえ!」

ごだいにパンチをくらわすりき。ごだいは気絶する。
そして飛行機はアメリカに飛び立つのであった・・・。

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