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メタルマックス2のオープニング

〜バイアス・グラップラー軍団とは?(取扱説明書より)〜
この軍団の極悪非道ぶりは言葉では言い表せません。
なんと人間狩りと称して人々をむりやり連れ去っているのです。
しかも、主人公の両親を殺したのも軍団のしわざ!
主人公は自分を拾ってくれた女ソルジャー、マリアと共に
町から町へ渡り歩くこととなりました。
そして主人公の運命を決める事件が、マドの町で起きたのです!

〜オープニング〜
マドの町の酒場の2階。二人の老人が話をしている。
老人A「ああ なんということじゃ!
恐ろしいグラップラーどもが人間狩りにやって来る!
もう このマドの町はおしまいじゃ!」
老人B「なーに心配はいらん!
強い用心棒を4人も集めたんじゃ!
はやぶさのフェイ!
鉄の男アパッチ!
暴走バギーのガルシア!
そして不死身の女ソルジャー マリア!
あの人たちがきっとグラップラーどもを追い払い
町を守ってくれるわい!
そのために皆で苦労してやっと賞金を用意したんじゃからな!」
老人A「その用心棒たちはちゃんと揃うたのか!?」
老人B「もう下の酒場に集まっとるはずじゃ」

酒場。3人の用心棒が話をしている。
ガルシア「けっ!どいつもこいつもシケたつらしやがって!
死ぬと決まったわけじゃあねえだろーが!
賞金の使い道考えるとかよ、ちったあ楽しくやれねえもんかね!ええ!
おい!酒だ、酒!」
老人たちが2階から降りてくる。
アパッチ「用心棒は4人集めたと聞いた・・・・。
ひとり足りないようだが・・?」
フェイ「もう来るはずだ。スゴ腕のソルジャーがな。
酒ばかり飲んでる、賞金目当てのカスとはひとあじ違うヤツだ。」
ガルシア「なんだとォ!こらァ!」
そこへマリアと主人公(名前はタクミにしてます)がやって来る。
フェイ「マリア!来てくれたか!」
マリア「さあ、タクミ、皆にあいさつしておいで。
人間はいつ死ぬかわからない。
ここにいる人たちとももう2度と会えないかもしれないんだからね。」

あいさつをしに行く主人公。
ガルシア「こら くそガキ!
まさかてめえもやつらと戦うってんじゃねーだろーな」
→【はい】 【いいえ】
ガルシア「おいおいじょーだんじゃねえぜ!
あおくせえガキに女だと?ふざけるな!」

フェイ「そうか、キミがタクミだな。
どうだタクミ!グラップラーのやつらが憎いか?」
→【はい】 【いいえ】
フェイ「無理もない・・・・。
やつらに両親を殺されたんだからな。」

アパッチ「俺たちソルジャーは自分の体を張って戦うのが好きなのさ。
もしお前がグラップラーのやつらに復讐するつもりなら・・・・
戦車を手に入れ、ハンターになるがいい!」

老人「グラップラーどもが人間狩りにやって来る。
やつらを追い払いこの町を守ってくれたら、
あんたらに賞金を払うことになっとるのさ。」

マリア「あいさつし終わったようだね。
じゃあ私もあいさつするとしようか。」
ガルシアの前に行くマリア。
マリア「戦いに勝つためにはまず相手より先に攻撃すること。
例えばこんな風にね!」
いきなりガルシアを吹っ飛ばすマリア。
マリア「わかったかい?」
ガルシア「てっ、てめえ・・・・!!」
酒場に男が駆け込んで来る。
男「来た 来た 来たーーーっ!
やつらが・・!
グラップラーが来たぞーーーーっ!」
老人「じゃ そーゆーことでわしらは隠れさせてもらうでな。
あとはよろしく!」
地下に隠れる老人たち。
ガルシア「おう 女ソルジャーさんよ。
後ろから撃たれねえように気ィつけな!」

町の人たちが悲鳴を上げながら次々と地下のシェルターに隠れていく。
町の人「人間狩りだーっ!」
町の人「グラップラーが来たぞーっ!」
町の人「ひーっ!カミさま!」

町を囲んでいる柵が砲撃で破壊されグラップラーが攻め込んでくる。
ガルシア「カモが鉄砲しょってやってきやがったな!
まとめてひき殺してやるぜっ!」
バギー(戦車)に乗り込むガルシア。
マリア「タクミ!ヤバくなったらお前だけでも逃げるんだよ!
それが生き残るコツだ。わかったね!」
フェイ「マリア!賞金が手に入ったらぼうやとオレと
3人で一緒に暮らさないか!」
マリア「ああ。生きてたらね!」
アパッチ「む!来るぞ!」
グラップラーたちとの戦闘。ガルシアのみ戦車に乗っていて、主人公は参戦していない。
難なくグラップラーたちを倒していく4人の用心棒。
だが敵のボス、テッドブロイラーが現れ戦況は一変する。
テッドブロイラー「ふしゅるるる・・・・。
邪魔するヤツは殺す!
このテッドブロイラー様が丸焼きにしてくれるわ!がががーーっ!」
圧倒的な強さのテッドブロイラー。ガルシアの戦車があっさりと破壊され、
ガルシア、フェイ、アパッチの3人は次々と殺されてしまう。
逃げ出すマリア。
テッドブロイラー「がはは!逃げろ逃げろ!
早く逃げないとまっくろ焦げだががーーーっ!」
再びテッドブロイラーとの戦闘。今度は主人公も参戦。
必死に主人公をかばうマリアは何度も攻撃をくらい死んでしまう。
そして主人公も・・・。

ベッドで目を覚ます主人公。
カル「あっ!めっ、目が覚めたんだっ!
おねえちゃーん!
あのまっくろ焦げだった人・・・・歩いてるよーっ!」
イリット「気がついたんですね!よかった!
でも まだ歩いたりしちゃダメよ。
もう少し休まなきゃ・・・・」
ベッドに連れ戻される主人公。
イリット「ひどいやけどをして倒れていたの・・・・。
思い出すのも恐ろしいあの日・・
大勢の人がグラップラーに連れ去られてしまいました・・・・。
私たちはマンホールの下のシェルターに隠れてて助かったんです。」

〜回想シーン〜
たくさんの人をトラックに乗せて去って行くグラップラー。
シェルターに隠れていた人たちが出てくる。
カル「あーーっ!いっぱい死んでる!
用心棒の人たち!」
ナイル「なんという・・・・。
皆 少しは名の知れた強い人たちじゃったのに・・・・
恐るべしバイアス・グラップラー・・・・。」
イリット「あっ!おじいちゃん!
この人!まだ生きてる!」
ナイル「なに!?
どれ・・・・。
おお!」
倒れている主人公を家に運ぶ3人。
〜回想シーン終了〜

イリット「マリアさんて女の人死んでしまったの。
あなたにとってはお母さんのような人だったんですってね・・・・。
これ・・・・何だかわからないけどマリアさんの形見よ。
砂の中にこれだけ燃えないで残ってたみたい。」
マリアの形見【BSコントローラ】を受け取る主人公。
イリット「おやすみなさい。早く元気になってね・・・・」

しばらく経ってすっかり良くなった主人公はイリットとカルのおじいさん、ナイルを
訪ねるが姿が見当らない。
男「ここはナイルじいさんの修理ドックだ!
でもナイルじいさんは今いないよ!
そこのクルマを修理するのに必要な材料を
揃えてくるとか言ってね・・・・
エルニニョの町へ出かけたまま帰ってこないんだ!」
見ると修理ドックにはガルシアの乗っていた戦車が置いてある。

エルニニョの町に向かう主人公。だがそこにナイルの姿はない。
マドの町に戻ると、入れ違いにナイルが帰って来ている。
ナイル「おお!タクミ!
まだ足が生えとるようじゃな
わしのあとを追ってエルニニョに向かったと聞いたのでな
心配しとったんじゃぞ!
わしはナイル。この修理ドックのあるじじゃよ!
2階であんたの看病をしたイリットとカルはわしのかわいい孫たちじゃ。
それにしてもあんたの仲間たち・・・・
やつらに勝つことはできなかったが、
いさましい死に方じゃった・・・・
町を守るために命がけで戦ってくれたあんたは
そのたったひとりの生き残りじゃ!
せめて何かあんたにしてやれることはと思うてな。
さ!こっちへ!
ものはためしじゃ。
そのクルマに乗ってみなされ。」
戦車に乗ってみる主人公。だが壊れていて動かない。
ナイル「あんたの仲間が乗っておったクルマじゃよ。
ボロボロに壊れとったが なんとかここまで修理できた。
もう一晩もあればちゃんと走れるようになるじゃろう。
どれ もうひとふんばり頑張ってみるかの!
また明日おいでなされ!」

翌日、再びナイルを訪ねる主人公。
ナイル「んがーっ・・・・
んごごーっ・・・・
はっ・・・・!
おお!タクミ!
修理なら済んどるぞ!
クルマさえありゃモンスターとも戦えるし よその町にもたどりつける!
もっともっと強くなっていつかグラップラーどもに一泡ふかせてやるがええ!」

戦車に乗って旅に出る主人公。

―オープニング終わり―

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