メダロット・パーフェクトエディション・カブトバージョン
オープニング
（主人公の名前はヒカルにしています。）
キララ：こんにちは、ヒカル。メダロットの世界にようこそ！わたしキララ。よろしくね！え？キミ『メダロット』を知らないの？メダロットって言うのはね、感情や意思を持った、おともだちロボットのことよ。キミが最初におともだちになるのは、『カブト』のメダロットよ。じゃあ、その作り方をキララが、か・い・せ・つしちゃう♪
（画面に男型のティンペットが表示される。）
キララ：まず、用意するのは『ティンペット』。メダロットの『骨組み』になる部分よ。これは男の子タイプだけど、女の子タイプもあるわ。それぞれ付けられるパーツが違うから注意してね。
（カブトムシの幼虫が描かれたメダルが表示される。）
キララ：次に用意するのが『メダル』！メダロットの『頭脳』にあたるものなのよ。使うメダルによって、メダロットの『性格』や得意な行動が大きく変わるんだから、よく考えて選ぶのよ。『ティンペット』の背中にメダルをはめこめば準備オッケー♪後は、『頭』『右腕』『左腕』『脚部』に、好きなパーツを装着すればいいのよ。簡単でしょ？
（頭パーツを装着）
キララ：あたま『ミサイル』貫通力があるのよ。
（右腕パーツを装着）
キララ：みぎうで『リボルバー』単発式で使いやすいわ。
（左腕パーツを装着）
キララ：ひだりうで『サブマシンガン』連射式でけっこう強いの。
（脚部パーツを装着）
キララ：きゃくぶ『オチツカー』射撃攻撃にはピッタシ！
（カブトムシ型メダロット『メタルビートル』の完成だ）
キララ：…はい、できあがり！わたしの説明わかった？じゃあ後でまた会おうね。
（自分の部屋で寝ていたヒカルが目を覚ます）
ヒカル：はっ！な、なんか変な夢を見ていたような…。なんだ、パソコンがつきっぱなしだったのか。
（愛犬ボナパルドに話しかける）
ヒカル：今日は終業式か。あしたっから何しよっかなあ…なあ、ボナパルト。
ボナパルト：ワン！ワン！
ママ：ヒカル、下に下りていらっしゃい。
（母親に呼ばれたヒカルは1階に下りる）
ママ：ヒカル、ボナパルトを散歩に連れて行ってきなさい。公園では友達と仲良くするのよ。
ボナパルト：ワン！ワン！ワン！ワン！
（ボナパルトを連れて、公園に散歩へ。）
ヒカル：そら、とってこい！
（バトンを投げるヒカル。一方公園の東側では、イジワル集団ロボロボ団のしたっぱが何かを発掘していた所だった）
ロボロボザコ：ふっふっふロボ。とうとう手に入れたロボ。これぞ、わがロボロボ団が求めていた『カブト』メダル。この輝き、う、美しい…ロボ。早く持って帰って幹部に取り立ててもらうロボ。
（ヒカルの投げたバトンがロボロボザコに当たる）
ロボロボザコ：いてっ！
（ボナパルトがロボロボザコに近づく）
ボナパルト：ワンッ、ワンッ。
ロボロボザコ：う、うわ――――――――っ！！イヌはきらいなんだよ―っ！！
（スタコラサッサと逃げ出すロボロボザコ）
ヒカル：ボナパルトのやつ、どこまでいったんだ？しょうがない、さがしにいくか。
（ボナパルトの所に行くと、何やらキラりとひかる何かが落ちていた）
ボナパルト：ワン！ワン！
ヒカル：あれっ？メダルがおちてる。メダロ…なんとかってゲームにつかうらしいけど…たしかキララもやってるんだよな。そのメダロ…なんとか。ちょっとぐらいやってみよっかな…とりあえずひろったメダルは、セレクト支部にでもとどけたほうがいいな。たしか…公園を出て、まっすぐ上に行った所にあったはずだ。
（セレクト支部）
セレクト隊員：セレクト支部へようこそ。おお！落ちていたメダルを届けてくれたのか。なかなかえらいじゃないか。では、あずかっておこう。と、良いたい所だが、しょうじきに届けてくれたごほうびだ。そのメダルをきみにあげよう。でも、ちゃんとパパに報告するんだぞ。
（ようやく散歩から帰ってきました）
パパ：おかえり…そ、それは？そのメダルはどうしたんだ！？とうとうおまえもロボトルの心に目覚めたか！そうだ、これをやろう。メダロット・スタートセットだ！
（パートナーメダロットの名前入力。パートナーの名は、メタビーにしておきます。）
（男型ティンペットと、メタルビートルのパーツ一式をもらう）
パパ：はじめはパパが組み立ててやろう。ここをこうしてっ…と……よし！これで後はそのメダルをはめ込めば完成だ！
ヒカル：よし…いくよっ… カチリッ
キュィィィ―――…
ヒカル：…ごくり…
パパ：ドキドキ…
ヒカル：んっ…？？
（組み立てたメダロット、メタビーが動き出す。）
メタビー：おれを組み立てたのはおまえか？
パパ：い、いや、そうだが…きみはわたしのメダルじゃないんだ。
メタビー：あ？よくわからんな…じゃ、おれの持ち主は…？
パパ：わたしの息子、この…ヒカルが今日からきみのパートナーさ！
メタビー：……ええぇ――…
（不満そうなメタビー）
ヒカル：…パ、パパ…すごくかんじ悪いんだけど…
メタビー：まっ、いいや、よろしくなっ！ヒカル！！
（ケイタイの中に入るメタビー）
パパ：な…なかなか…こせいてきなやつだな…
ヒカル：うう――ん…
パパ：…そっ！そうだ！1体だと組み替えができないから面白さがわからないだろう。おこづかいをやるからこれでパーツを買ってきなさい。
ヒカル：…ほっ、ほんとう？
パパ：ああ！
ヒカル：ありがとう！パパ！！
パパ：いいってことよ！！
（父親からお小遣い5000円をもらう）
ママ：ちょっとちょっと、メダロットもいいけど、今日は終業式でしょ？早く学校へ行ってきなさい。遅刻するわよ！
（こうしてヒカルはメダロットと出会ったのでした。
そして彼らの冒険は、夏休みの始まりと友に、始まるのでした…。
はたして、どんな冒険が待っているのやら…？）