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メダロット弐CORE
オープニング

※このゲームは、カブトバージョンとクワガタバージョンがありますが、
 どちらのバージョンでも、オープニングはほとんど同じです。

(世界は、人々とメダロットと呼ばれるロボットが仲良く暮らしていました。
 主人公の住むおみくじ町。そのはずれには、メダロットの研究所がありました。
 ある日、主人公はいつものようにメダロット研究所を見学しに来ました。)
主人公:こんにちはー
白衣:やあ、こんにちは。またメダロット博士に会いに来たのかい?
主人公:はい!
白衣:それなら奥の博士の部屋をのぞいてごらん。
主人公:はい。ありがとうございます!

(メダロット博士の研究室)
主人公:こんにちは、メダロットはかせ。
メダロット博士:うん?なんじゃ、おまえさんか。ようくるのお。わしは忙しいんじゃぞ。えーっと…
主人公:やだなぁはかせ。早くぼくの名前を覚えてくださいよ。ぼくは…
(主人公の名前選択。ここは、イッキにしておきます。)
メダロット博士:そうそう、そうじゃった!イッキ。しかしな、わしは忙しいんじゃ。おまえさんの相手ばかりしておれんわい。
イッキ:ぼく、メダロットのこと、もっともっと知りたいんです。
メダロット博士:わかったわかった。そこまでいうならわしの孫娘の研究室に行って、相手をしてもらうがよい。
イッキ:はかせのまご?
メダロット博士:孫のナエは小さい頃からわしを手伝ってくれとるんじゃ。ナエはメダロットのことをわしの次によく知っておるぞ。
イッキ:ほんとですか?わーい!それじゃはかせ、おじゃましました!

(ナエの研究室のドアの前に来ると…)
白玉:ダメダメ!そこは立ち入り禁止!!
(ドアの前にいる白衣の白玉に突き飛ばされるイッキ)
イッキ:あのーこのへやは?
白玉:ここでは特別な研究をしているんだ。許可が無い限りそこには…
(部屋から白衣を着た女性が出てくる)
ナエ:どうしたんですか?
(白玉がにやける)
白玉:あっ、ナエさん。すみません。子供が勝手に部屋に入ろうとしていたもので
イッキ:えっとー…
ナエ:初めまして。わたくしはナエともうします。あなたのお名前は?
イッキ:あ、はじめまして。ぼくはイッキです。
白玉:ナエさんはメダロット博士のお孫さんで、メダロット界の【権威】ともいうべきおかたなんだぞ。
イッキ:すごいですね。
ナエ:固い話は抜きにしましょう。あなたはメダロットが好きですか?
イッキ:はいっ!
ナエ:では、わたくしの研究室へ遊びにいらっしゃいませんか?
イッキ:えっ!いいんですか?
白玉:ナエさんそんな!大切な研究を子供に見せるなんて!
ナエ:かまいませんわ。行きましょう。イッキくん。
イッキ:はいっ!

(ナエの研究室。奥の方には、不思議なメダロットが4体飾られている。)
ナエ:この奥にある4体のメダロットは、開発中の『エレメンタルシリーズ』です。
イッキ:エレメンタルシリーズ?ぼく『週間メダロット』はいつも見てますけど、聞いた事ないです。
ナエ:実はまだヒミツなんですよ(はあと)
イッキ:すごい…そんなメダロットを見せてもらえるなんて!
ナエ:まだ完成していないので、動かすわけにはいきませんが、ゆっくりと見て行ってくださいね。

ナエ:わたくしはいつもここにいるとは限りませんが、研究室は開けておきます。またいつでも来て下さいね。
イッキ:はい!

(4体のメダロット見終わったイッキは、研究所から出ると、何かを思い出しました。)
イッキ:はっ!たいへんだ!早く家に帰らなきゃ、『週間メダロット』が始まっちゃう!

(家に帰ったイッキ。)
イッキ:ただいまー。
ママ:どこ行ってたの?まったく、すぐいなくなるんだから!
イッキ:後で!今急いでるから!
ママ:あっ、ちょっと!
(イッキの部屋にて。愛犬ソルティがじゃれついてきます)
ソルティ:わんわん!
イッキ:ただいま、ソルティ。…さてと、急いでテレビのスイッチを付けなきゃ。スイッチ、オン!
(テレビの電気を付ける)
イッキ:なんとか間に合ったみたいだ。あっ、『メダロットの組み立て講座』だ。

(テレビ番組・週間メダロット)
司会のお姉さん:みなさんこんにちは〜!!
車メダロット:こんにちは〜!!
司会のお姉さん:『週間メダロット』の時間がやってきました〜!
二足メダロット:ねえねえ、今週は何?
司会のお姉さん:焦らないでっ、今週はね、『メダロットの組み立て講座』よ!
車メダロット:えっ?ボクたちの組み立て方?
司会のお姉さん:じゃあ知らないきみも知ってるきみもお姉さんと一緒に勉強しましょ!
飛行メダロット:それじゃあ始まり始まりぃ〜!
(メダロットの組み立て方。カブトVerだとメタルビートル、クワガタVerだとヘッドシザースを組み立てていきます)
(まずはカブトVerのメタルビートルの組み立て方の紹介です。)
司会のお姉さん:ここにあるのはメダロットの骨組み、おなじみティンペット。それじゃあパーツ装着いってみよ〜!
(頭パーツを装着)
司会のお姉さん:頭は『ミサイル』!すごい威力!かっこいい!
(右腕パーツを装着)
司会のお姉さん:右腕は『リボルバー』なの!単発式もけっこうイカスわ。
(左腕パーツを装着)
司会のお姉さん:左腕は『サブマシンガン』!どどどど…と撃ちまくる!
(脚部パーツを装着)
司会のお姉さん:脚部は『オチツカー』!射撃する時はおちついて。

(続いて、クワガタVerのヘッドシザースの組み立て方の紹介です。)
(頭パーツを装着)
司会のお姉さん:頭は『アンテナ』!隠れた敵もバッチリ見つけ出す!
(右腕パーツを装着)
司会のお姉さん:右腕は『チャンバラソード』!すばやく斬る!
(左腕パーツを装着)
司会のお姉さん:左腕は『ピコペコハンマー』!必殺の一撃!
(脚部パーツを装着)
司会のお姉さん:脚部は『タタッカー』!かろやかなあしさばき!

司会のお姉さん:そして…仕上げはこれよ!
(メダルを装着すると、メダロットが動き出す)
司会のお姉さん:メダルで動くロボットだから、メダロット!ね?

司会のお姉さん:これからも『週間メダロット』をよろしくね!
二足メダロット:えっ!?もうおわり!?
司会のお姉さん:それじゃ、バイバ〜イ!
飛行メダロット:また、らいしゅ〜!
(番組終わり)

イッキ:いいなぁ、ぼくもメダロットさえあればなぁ。
ソルティ:わんわん
イッキ:ソルティもそう思うか?
(ママが2階に上がってきて、テレビの電源を切ってしまう)
イッキ:あっ、ひどいやママ。
ママ:テレビ見てるひまがあるなら、コンビニに行ってレトルトカレー買って来てちょうだい。
イッキ:えぇー?
ママ:何かもんくある?
イッキ:…わかったよ。
ママ:細かいのがないから5000円さつをわたすわね。

(コンビニに着く。すると丁度若い店員が店長に怒鳴られている)
店長:ばっかもーん!!こんな高いパーツを買ってにしいれおって!いったいどーいうつもりだっ!!
店員:はあ。
店長:はあじゃない!どうするつもりだと聞いてるんだっ!!
店員:どうしましょうねぇ。
店長:お前がどうにかする方法を考えろ!
(怒って外に出る店長)
店員:やれやれ、店長のカミナリにもまいったな。
(イッキはカレーを買おうと先ほど怒られていた店員に話しかける)
イッキ:あのー。
店員:ああ、いらっしゃい。メダロットだね?いいものはいってるよ。
イッキ:あ、いえ、レトルトカレー…
店員:なんと、ここにはちょーナイスなカブトメダロット(クワガタメダロット)が!持ってる友達いないぞー!じまんできるぞー!
イッキ:あのぼくは…
店員:どれどれいくら持ってるんだ?5000円?よし!おおまけにまけて4980円でフルセット!やったね!ティンペットもつけちゃうよ。
(カブトVerだとカブトムシ型メダロットのメタルビートル、クワガタVerだとクワガタムシ型メダロットのヘッドシザースを買わされるハメに。)
店長:これでキミもメダロッターだ。そうだ、なまえを聞いておこう。ぼくはヒカル。キミは?
イッキ:イッキ…ですけど。
ヒカル:イッキくんか。いいなまえだな。さあ、キミもロボトルの世界に飛び出すんだ!
(しかたなく店を出るイッキ。するとヒカルが誰かに通信をする)
ヒカル:よし、あの少年に決めた!…いいですよね?はかせ。

(トボトボ家に帰ったイッキ)
ママ:イッキ、レトルトカレーは?
イッキ:それがそのぅ
ママ:なんなの、その箱は?
イッキ:あぁっ!こ、これは!
(メダロットを買った事がママにバレる)
ママ:まーあんたってこは!おもちゃの為にレトルトカレーが買えなかったって言うのっ!?
イッキ:おかねつかっちゃった…
ママ:2階で反省してなさいっ!!
イッキ:…はぁい

イッキ:あーあ、おこられちゃった。
ソルティ:わんわん!
イッキ:ソルティ、慰めてくれるのか?…
ソルティ:クーン?
イッキ:こうしていてもしかたがない。せっかくだから箱からだそう
(買わされたメダロットを組み立てる)
イッキ:こうしてこうして組み立てて…あれ?動かないぞ?…?
(肝心のメダルが無い事に気がつく)
イッキ:…あっ!大切なものをわすれてる!しくしく…
ソルティ:わんわん!

(一方その頃、イッキのパパが帰宅途中であった)
快盗:ふははははは!
パパ:な、なんだ?
(イッキのパパの前に、謎の快盗が現れる)
パパ:き、きみは誰だ!お、お金なら持ってないぞ。
快盗レトルト:ご心配なく、わたしは通りすがりの「かいとうレトルト」。今日はあなたに、プレゼントを持ってさんじょう。
パパ:???レト…なんだって?
快盗レトルト:ふははは、ともかく!貴方にはこのメダルとメダロッチを受け取っていただく!
(快盗レトルトはイッキのパパにメダルとメダロッチを渡す)
快盗レトルト:これをおこさまにあげるなり!ご子息にプレゼントするなり!!おぼっちゃまの枕元にそっと置いておくなり!!!好きにするがよかろう!それでは、さらば!
(スタコラサッサと走り去る快盗レトルト)
パパ:なんだったんだ…

(パパが家に帰ってきた)
パパ:ただいま、イッキ。おっ!メダロットじゃないか。
イッキ:…パパ。
パパ:もしかして1階でママが怒っていたのはこれのせいか?
イッキ:うん…
パパ:どれ、見せてみなさい。おや?メダルが入ってないじゃないか。これじゃメダロットは動かないぞ。メダルを入れるからメダロットなんだぞ。メダルをセットしてと…ほら。
(組み立てたメダロットが動き始める)
イッキ:あ!動いた!
パパ:そしてメダロットを動かすにはメダロッチが必要だぞ。ほら、パパからのプレゼントだ。
イッキ:わあカッコイイ!ありがとう、パパ!
パパ:ははは、キゲンが直ったようだな。
イッキ:やった!これでBボタンを押せばメニューがめんがひらくぞ!


(こうしてイッキは念願のメダロッターになれました。
 そして、ここから、彼の壮大な遥かなる冒険の
 幕開けなのでした…。)

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