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モノローグ:これはマリーがアカデミーを卒業し、自分のお店を持つようになって、しばらくしてからの物語……。

マリー:あ〜あ!!依頼を受けすぎちゃったよ〜。うぅ〜、終わらない〜。また要請さんでも雇おうかなぁ……。ふぅ……やっと終わったぁ……。

*ノックの音がする。

マリー:あれ、誰か来たみたい。依頼かな?は〜い、どうぞ〜。
長老:ふう、やっと着いたわい。
マリー:あれ?確か、あなたは……。
長老:久しぶりじゃの、お嬢ちゃん。
マリー:妖精族の長老さん!!どうしたの?工房に来るなんて珍しいじゃない。
長老:いや実はな、お前さんに預かってもらおうと……妖精を一人連れてきたんじゃ。
妖精:こんにちは〜。
マリー:あら、可愛い妖精さんね。こんにちは!
長老:こいつを預かって欲しいんじゃ。名前はの……。
マリー:名前は……?
長老:名前は……。
妖精:名前は……?
長老:名前は……なんじゃったかいの?
マリー:……え?
妖精:ぐううう……長老〜〜。
長老:えっとじゃなぁ……そうじゃそうじゃ確か……。

*妖精の名前を入力。ここでは仮に「リュキス」としました。

長老:そうじゃ、そうじゃ、リュキスじゃ!
妖精(リュキス):うん!僕、リュキスっていうんだ〜。
マリー:あたしは、マルローネよ。みんなはマリーって呼ぶわ。
長老:では、そういうことじゃからよろしく頼んだぞい。
マリー:ちょ、ちょっと待ってよ!全然、話がわからないんだけど……。……行っちゃった。

マリー:(リュキスによると……どうやら4年間預かってってことみたい。その4年間で一人前の妖精さんにしてほしいんだって。どうしてかはよくわかんないんだけどね。まぁ、取り敢えず……)やってみようかな!

マリー:よーし!じゃあ、頑張っていこうね!
リュキス:うん!あ、でも……。僕なんにも知らないよ?まずどうしたらいいの?
マリー:あー、そんなのへーきへーき!最初はみんなそんなものだって。あたしなんてヒドかったんだから。すぐに覚えるよ。
リュキス:そうなのかなぁ……。
マリー:うーん、不安そうだなぁ。そうだ!ちょっと待ってね。

*マリーは本棚を探す。

マリー:ふー、あったあった、これこれ……。
リュキス:なぁにそれ?
マリー:あたしが初めて読んだ参考書よ。ホント何にも知らなくて、まずこれ読んだのよ。もうボロボロだけど、あげる。
リュキス:わぁー!ありがとー!じゃあ読んでみるね!
マリー:うん!頑張ろうね。
リュキス:うんっ!

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