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>キノコタウン。一人のキノピオが家に入っていく。

キノピオ:お母さん、ただいま〜!
母キノピオ:お帰りなさい。今日は早かったのねぇ?
キノピオ:だって、キノノ先生のお話、すーっごく長いんだもん。ボク、こっそり抜け出してきちゃった!!
母キノピオ:まぁ!いけない子ね!そんなことじゃ立派なキノピオになれませんよ。
キノピオ:は〜い、判りました〜。ねぇねぇ、ご飯まだぁ?
母キノピオ:はいはい。今出来ますよ。その前に、お父さんを呼んできてちょうだいな。
キノピオ:わかった〜!

>キノピオは隣の部屋に行く。

キノピオ:お父さ〜ん!!ごはんだよ〜!!お父さ〜ん?キャーーーー!!!

>キノピオは慌てて居間に戻る。

母キノピオ:どうしたの!?
キノピオ:お父さんが!!お父さんがっ!!!

>巨大になった父キノピオが転がってくる。

母キノピオ:きゃーー!!あなたーー!!!



*メタコロ病!!!!
 キノコ王国で突如流行りだした謎の病気!それがメタコロ病!!
 ある日突然、体がころころと丸くなりふくれあがって転がり続けてしまう、とても恐ろしい病気……。
 今のところ原因も治す方法も見つからず……。
 メタコロ病になるキノピオたちは、日に日に増えていくばかり……。
 事態を重く見たピーチ姫は、ピーチ城にて急遽会議を開くことに……。



>ピーチ城、会議室。背後のスクリーンにはメタコロ病の様子が映し出されている。

キノじい:おお……!なんと恐ろしい……。こんなことは、この国始まって以来、初めてですぞ……。
キノピオA:このままでは、キノコ王国の国民がすべてメタコロ病になってしまう……。早く原因を見つけ出して平和な国に戻さなければ……。
キノピオD:しかしこんな事態は初めてですよ!どうしたらいいのか、さっぱり判りません!
キノピオB:悩んでいる暇なんてない!とにかく手を打たないと!!わたしの子供も……メタコロ病に……!!ううう……。
キノじい:姫さま!!例の件は、まだ……。
ピーチ姫:ええ……スターの精にも助けをお願いしたのですが……。まだ何の知らせも来ないの……。
???:ごめんなさーい!!!
キノじい:お!噂をすれば、スターの精のご到着ですな!!
???:遅れちゃった!お城って広いわね〜!
キノじい:姫さま……この小さいのが……。
???:初めまして、イエロースターよ!キノコ王国がピンチだという知らせをピーチ姫から受けて……スターの精を代表して急いで駆けつけてきたの!よろしくね!
キノじい:おお!元気いっぱいですな!頼もしいですぞ!それではメタコロ病のことも、スパーっと解決!!ですな!?
イエロースター:あ……それが……その……。

>イエロースターは状況を説明した。

キノじい:なんと……スターの精でもどうすることもできないとは……。
イエロースター:同じような病気を色々と調べたんだけど……メタコロ病はもっとタチの悪い病気みたい……。治しようがないの……。せめて、この病気の原因が判れば、何とかなるかも知れないけど……。
助手:私たち医者も、膨れ続けるのを防ぐ手立ては打ったのですが……完全に治す方法は、今のところ判らないのです……。
キノピオE:なんとかならないんですか?国の一大事なんですよ!!
助手:私たちだって何とかしたいですよ!!
イエロースター:ねぇ……あの人誰なの?
キノピオA:ドクターコキノの助手ですよ。
イエロースター:ドクターコキノ?
キノピオA:この国のことならなんでもわかる、有名なお医者さまです。今日は会議に出席できないので、助手に来てもらったのです。
イエロースター:ふ〜ん……。
助手:患者を放ってはおけないので、私はこれで失礼しますわ。
キノじい:おお……お医者さまでも無理……。スターの精でも無理……。わしらは誰を頼りにすればいいのですじゃ……!
イエロースター:何も出来なくて悪かったわね!スターの精だって、出来ないこともあるわよ!諦めてちょうだい!
キノじい:むっ!なんという言い草!
ピーチ姫:二人とも……落ち着いてちょうだい。
青キノピオ:ご安心ください!キノじい!!ボクらには、頼れる人がいるじゃないですか!!
キノじい:おお!!そうだった!!わしらにはまだ希望がありますぞ!!
青キノピオ:って……あれ?まだ来てないんですか?あの兄弟は……。

>その頃、ピーチ城玄関。

キノピオ:あ!マリオさん!早く早く!!会議えすよ!会議!!急いでください!皆さん、会議室でマリオさんを待っていますよ。……あ。ルイージさんが来るのも、ね。会議室はこの奥ですよ。急いでください!!って……その前に、アクションコマンドについて、聞いておきますか?準備OKですね!?では、急いでください!!

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