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魍魎戦記MADARA・オープニング

(雨の振る中、川から赤ん坊が流れてくる)
雨の 激しい 夜だった
遠く 須弥山(しゅみせん)から
蓮の花に 乗った
奇妙な 赤ん坊が
日修羅(ヒジュラ)の村に たどり着いた
村の長老 タタラは
その 手も 足もない
赤ん坊を 助けあげ
家へ 連れ帰った
(マダラと名付けられた赤ん坊を抱くタタラ、それを見守るキリン)
赤ん坊は
ギミックと 呼ばれる
機械の身体を 取り付けられ
マダラと 名付けられた
そして タタラの 孫娘
キリンと 共に 育てられた
(炎上する城、そして進撃する魍鬼たち)
その頃 世界は ミロク帝に
率いられた 魍鬼(モウキ)によって
征服 されつつあった
ミロク帝は
滅ぼした 諸国に代わって
金剛国を 建国した
そして 今 辺境にある
日修羅の村にまで
魍鬼の 魔の手は
伸びようとしていた

そして マダラ15歳のある日・・・

タタラの家の中。キリンがマダラの部屋に入ってくる。
キリン「マダラ! 来て!
 タタラの容態が 良くないの
 さっきから 意識が無くなって
 ずっと うなされているの」
2人はタタラの寝室へ向かう。
医者「ううむ どうも良くないな
 「白のソーマ」さえあれば
 こんなケガくらい すぐに良くなるのだが」
村人「でも タタラは魍鬼に
 毒矢で 襲われたんだ
 危なくて 出歩けないよ
 まして「白のソーマ」のある
 妖血淵(ヨウチエン)のあたりは
 魍鬼でいっぱい じゃないか」
医者「そうだなあ
 村一番の戦士 シャモンでも
 一人では 無理だろうなあ」
キリン「ねえ マダラ
 シャモンに 会いに行こう
 会いに行って 一緒に
 妖血淵まで 白のソーマを
 取りに行ってもらおう
 このままじゃ タタラが……
 そんな事になったら わたし……」
家を出て、村の北西にあるシャモンの家へ。
シャモン「何の用だい
 これから 旅に出る所なんだ
 え 妖血淵まで行くんだって
 うーむ タタラが危ないのか
 よし おれも 一緒に行こう」
 シャモンが 仲間になった

 そして、マダラ達の旅が始まる…

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