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ソラがアンセムを倒した後、王様ミッキーとキングダムハーツと供に姿を消したリク…。

彼の物語は、ソラ達が『忘却の城』に入って来た後から始まる…。

何もない空間の中に、一人眠り続けるリク…。 しかし途中で彼は目を覚ました。

リク「ここは---」

???『眠っていたまえ。』

突然どこかから声が聞こえ、リクは勢いで起き上がった。

リク「誰だ!?」
???『君はこのまま眠っていたまえ。 この光と闇のはざまでな。』
リク「光と闇の---?」
彼は辺りを気にしながら見回すが、途中で何かを思い出した。

リク「そうだ、王様は!? 一緒に闇の世界に残って、そのあと---」
???『流れ着いたのは君ひとりだ。 君には闇に打ち勝つ力がなかったのだよ。 いや、闇に近すぎたというべきかな。』
リク「ふん、人を闇の魔物みたいに。」
???『光に背を向け、目を閉じたまえ。 ここで優しい闇につつまれていれば、眠りが君を永遠に守るだろう。 だが---』

突然リクの前に眩しい光が現れ、その光から一枚のカードが飛び出て来た。 そのカードには、以前ソラとリクが戦った世界、
『ホロウバスティオン』の絵が載っていて、リクの周りに浮かび回っていた…。

リク「これは---?」
???『真実への扉だ。 手に取れば君の眠りは終わり、真実へと歩み出すことになる。 だが、その真実は君に痛みを
     もたらすはずだ。 それでもゆくのか? もう穏やかな眠りには戻れなくなる。』
リクがしばらく考えると、彼の前に浮かぶカードを手に持った。
リク「こんなところで眠ってるのは退屈だからな。」
???『君らしい答えだよ、リク。』

するとカードから眩しい光が飛び出し、リクは目を閉ざした。


光が収まり、リクが目を開けると、気が付けば彼は違う場所にいた。 辺りが真っ白なホールと、その先にある一つの扉…。
そう、リクは忘却の城にいた…。 リクが扉の方を向いた後、手に持ったカードを眺めた。

リク「真実への扉…か---」

こうしてリクの真実への戦いが始まる…。

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