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N64「Conker's Bad Fur Day」およびXbox「コンカー:Live and Reloaded」の
ストーリーモードオープニング
(注意:N64版は日本では発売されていませんが
 ここではXbox版の日本語バージョンのみを載せていきます。)


とある城の玉座に、王冠をかぶった主人公コンカーが座っている。
周りにはちょっと奇妙な姿をした面々が部下となって、周囲に立っている。
すこぶる機嫌の悪そうなコンカー。それには理由があったのだ。

画面の前のプレイヤーに、自分の今の境遇を語りだしたコンカー。


コンカー
「おれはコンカー。
 この世界の王様で大金持ち。
 なんでも思いのまま。

 ...こんなのありえない。

 なんでこんなことになったかって?
 このおかしな連中は誰かって?
 聞きたいか...

 話せば長いけど、知りたきゃ教えてやるよ。
 すべては昨日のできごとだ。

 それはまさに...『最低最悪の1日』」


正確に言えば、一昨日の夜からになる。
その夜、コンカーは仲間たちと一緒に酒場で飲んでいた。
かなり夜が遅くなり、彼女であるベリーの自宅に電話をかける。


ベリーの自宅の留守番電話
「ベリーよ。お電話ありがと。
 今...電話に出られないの。
 よかったら伝言残してね、よろしく!
 あとで かけ直すわ。チャオ!」


あまりにもコンカーの帰りが遅いので、怒って居留守を使うベリー。


コンカー(電話の声)
「ベリー? あのさ...いるなら出てよ。
 あーい! いいや...あのさ...
 帰り...おそくなるよ。知り合いに会ったんだ。
 明日戦争に行くんだって...だから送別会。

 そういうことだから、またあとで。
 愛してるよ!」


コンカー
「信じたハズ」


酒場の仲間達
「コンカー、来いよ」


コンカー
「わかったよ。つぎ、誰のおごり?」


酒場の仲間達
「お前だよ!」


コンカー
「また?」


その後もみんなと飲み続け、さんざんに酔ったコンカーは
フラフラの足どりで店を出ようとする。


コンカー
「オエッ...飲みすぎたな。
 お前ら...聞いてる?
 おれはもう帰るよ...また来週な。

 ...こっちだっけ? ああ...ちがう、トイレか
 じゃ...こっちだ! うん...そうそう」


外は土砂降りの酷い大雨。


コンカー
「ああ...雨か。オエッ、ちょい待ち」


コンカーは店の外にいた通行人の前でいきなり吐いてしまう。当然怒る通行人。


コンカー
「あーあ、悪かったな...じいさん。
 帰るか...」


千鳥足でどこへ向かうのか。気がつくとあまり知らない道に迷い込んだらしい。


コンカー
「全然わかんないや...ん? なんか見覚えあるな...
 たぶんこっちだな!」


一方その頃、この世界にある巨大な城では、城主パンサー大王が
好物の牛乳を飲んでいた。
それは先ほどのシーンでコンカーが座っていた玉座。
そう本来、この城の王はパンサーであった。今日の日まで...。


ノッポ兵士
「陛下、おかわりは?」


パンサー大王
「もらおう」


牛乳を満足そうに飲むパンサー大王。
しかし、コップをテーブルに置いた途端、足のかけたテーブルは倒れて
コップが割れてしまう。激怒するパンサー大王。
一見すると何でもなさそうなこの一件が、後に大変な騒動の元になる…。

パンサー大王をはじめとする
早くもクセのあるキャストが登場し始めた。
果たしてコンカーとの接触はあるのだろうか?

なにはともあれ、
こうしてコンカーは、翌朝まったくの見知らぬ土地で
それも二日酔い状態で目を覚ますことになる。
それが、彼の運命を大きく狂わせるきっかけになるとは
まだ、誰も知らなかった…。

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