（海の上に浮かぶ街が見える）
ここはパライソタウン。
海を埋め立ててできた人工島だ。
俺はこの街に住む中学２年生。
父さん母さんと３人で暮らしている。
（元気良くマンションを飛び出す主人公）
主人公：うわっ、もうこんな時間だ。明日から夏休みだっていうのに、こんな日に遅刻したらみんなにバカにされる！とにかく、行ってきまーす！
（主人公はクラスメイトの落田くんと一緒に学校へと向かいます）
主人公：…いつもは隣のるりかが起こしてくれるのに、今日は先に学校に行っちゃったのか。
落田：おはようでやんす。
主人公：おいおい、そんなのんびりしていたら遅刻してしまうぞ。
落田：どうせ明日から夏休みでやんすから今日は遅刻してもいいのでやんす。
主人公：…そういう考え方もあるのか。
（２人は通学の途中で、頭にハタを立てた謎の人だかりを見かけました…）
主人公：あれは…なんだろう？
落田：頭にハタを立ててる人が、たくさんいるでやんすね。
主人公：なにかイベントでもあったっけ？まあいいや、係わり合いにならないようにしよう。
…このときの俺たちは、
これから１０日間にわたって奇妙な
戦いの日々を過ごすことになろうとは
夢にも思っていなかった…