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ルカ・ブリッツスタジアム
階段を登りゆっくりと深呼吸をするユウナ。そして空を見上げる。
 
  ねぇ ずっと一緒だと思ってたのにね

すると階段から駆け上がる足音が…。
ユウナ「え!?」
リュック「あれ〜?」
ユウナ「なんでリュックがいるの!?」
リュック「それ こっちのセリフだよ。あ!」
ユウナ「リュックのとこにも?」
リュックが手紙を取り出すと、ユウナも同じ手紙を取り出す。

リュック「そういうこと。名前も書いてないから、いたずらだと思ったんだけどさ。
     来てよかった。ユウナ久しぶり!元気してた?」
ユウナ「うん」
喜び合う二人。

  いつでも会えるって思ってるうちに 時間ばっか たっちゃってさ

リュック「次の指令は『東ブロック最前列 右から5番目』だったっけ」
パイン「つまり これだろ」
観客席の影からパイン登場。
リュック「あ〜♪」
パイン「ごぶさた」
ユウナ「パインにも届いてたんだ」
パイン「まあね」
ユウナ「3ヶ月ぶり?」
パイン「ずいぶんたったな」
リュック「な〜に言ってんの ふたりとも 勝手に船降りたクセしてさ!」
 
    けど くされ縁だからな

停留所・キノコ街道
飛空挺・ブリッジ。

リュック「おかえりっ!」
ユウナ「(少し戸惑いながら)……ただいま」
パイン「アニキは?」
リュック「ダチと買い出し中」
リュック「それよりさ新しい手紙!ユウナ読んで読んで!」
ユウナ「うん」

封を開け手紙を読む。
ユウナ「ヤドノキへ向かえ。自分たちの力で最上階にたどりつけば 
     何かが見えるだろう」
首をかしげるユウナ。
リュック「そんだけ?」
ユウナ「そうみたい」
リュック「ヤドノキっていうと……」
パイン「ヤドノキの塔。噂は聞いたことがある。
    つい最近見つかった遺跡だってさ。
    だいたいの場所も知ってる」

リュック「んじゃ行こ行こ!パイン、操縦よろしく!」
パイン「え?アニキにばれたら怒るだろうな」
呆れながらもどこか嬉しそう。
リュック「置いてこ」
ユウナ「はい決定!」
操縦席に乗り込むユ・リ・パ。

リュック「あ!」
ユウナ「ユ」
リュック「リ!」
パイン「パ」
リュック:はっしーん!  ユウナ:しゅっぱーつ!
しかし、飛空挺は動かず。
ユウナ&リュック「……あ」
 
   うまくいかないな

飛空挺は発進!海を渡りヤドノキの塔へ。

     FINAL FANTASY X-2
  INTERNATIONAL+LAST MISSION



ヤドノキの塔・外

飛空挺から降りると目の前にはヤドノキの塔。
頂上は雲に隠れて見えない。
ユウナ「(ヤドノキの塔を見上げて)大きいねえ」
リュック「じゃあ 飛空艇で行っちゃう?」
ユウナ「それじゃつまらないよ」
リュック「やっぱり?」
パイン「手紙にあったろ。『自分たちの力で最上階にたどりつけば 
何かが見えるだろう』って。指示の通りにしよう」
ヤドノキの塔へ向かうユウナ&パイン。
あっさりとしてるパインにリュックはイマイチ調子がでない。

  どうしちゃったのって感じだったよ

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