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HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜・オープニング
※「HOSHIGAMI〜沈みゆく蒼き大地〜」はPS.NDSと出ていますがNDS版のテキストを準拠としています。
 
それは遥か伝説の時代・・・
イクシア王国の人々は 精霊と共に
互いに助け合い生活をしていた
精霊の声を聴き、心を通わせる力を持つ者を
『星神(ほしがみ)』という
 
(最初にゲームの難易度と主人公の名前を決める。
デフォルトの主人公名「ファズ」でここからのテキストを書きます)
 
ナイトウェルド領 首都アウス
主人公・ファズとその親友・レイマリーが街の中で話している。
ファズ「なぁ、レイマリー
リューペールってやっぱり・・・・・
あのリューペールのことだよな?」
レイマリー「・・・ああ。この城に招かれたということは
ナイトウェルド国王の親衛騎士団。
ダ・ナント騎士団団長のリューペール・・・・・
ということだろうな。」
ファズ「その団長が、わざわざ遣いの者までよこして
俺達のような一介のバトルヘルパー(この世界の傭兵)に、
一体、何の用なんだ?」
レイマリー「・・・・・さあな。
ただ俺達のようなバトルヘルパーの中には、
金さえもらえれば、何でもする奴らもいる。
国は、それを疎ましく思っている。
それに、近頃ヴァレイム帝国が
このナイトウェルドに侵攻を始めるという噂もある。
・・・・どちらにせよ、あまり穏やかな話ではなさそうだな。」
ファズ「まっ、とにかく
会ってみなきゃ話は始まらないって訳か。」
レイマリー「・・・・そうだな。」
 
アウス城内部
隻眼の男がファズたちを出迎える。
リューペール「よくぞ参った。
わしがダ・ナント騎士団団長のリューペールだ。」
ファズ「俺はファズ。で、団長さん
バトルヘルパー風情の俺たちを
わざわざ城に招いてまで
一体、何の用なんです?」
リューペール「うむ、そなた達二人の噂は
城内の私の耳にも届いておる。
その若さでたいそう腕が立つらしいな。
特に・・・・・レイマリー。依頼を果たすためであれば
己の命すらいとわぬ非情さを持った
長髪の槍使いの噂・・・・・。
かつてお主には、我がダ・ナント騎士団も幾度か
手を焼かされたことがあるらしいな。」
レイマリー「・・・・・なるほどそういうことか。
昔の話をされるのはあまり好きではないな。
・・・・・行こうファズ。
どうやらあまり良い話ではなさそうだ。」
(選択肢「待てよ、話だけでも聞いておこう。」を選択。
ちなみにあとでリューペールを仲間にするため必須です)
リューペール「すまぬ。
どうやら誤解があったようだが話と言うのは他でもない、
そなたたちの腕を見込んで、是非とも力を借りたいのだ」
リューペール「実はヴァレイム軍が和平条約を無視し、
ナイトウェルドに進軍を開始したようなのだ。
物見からの報告によると、古都ラー・デルーに大軍を、
そして別働隊を風の塔に派遣しようとしているらしい。
わが国は、先のヴァレイムとの負け戦で兵力を大きく消耗し
まだ、回復しきっておらん。
そこで、わがダ・ナント騎士団と戦力の大半は
古都ラー・デルーの防衛に向かわざるを得ぬのだが
風の塔方面に兵を割く余裕がないのだ。
幸い、風の塔方面に向かっているヴァレイムの別働隊は
小規模の軍勢であると報告されている。
そこで腕の立つそなた達に遊軍を率いて
風の塔の守備に向かってほしいというわけなのだ。
これは、国王陛下直々の願いでもある。」
(選択肢「王様の頼みじゃ仕方ないな。」を選択。
これもあとでリューペールを仲間にするため必須です)
ファズ「戦争なんてまっぴらだけど・・・
王様の頼みっていうなら仕方ないな。
何より、風の塔から南下されれば
俺の故郷、ディソールの町にも被害が及びかねない。
わかった。すぐに風の塔に向かおう。」
リューペール「うむ。頼んだぞ。」
ファズ「任せてくれ。」
リューペール「それでは装備品とコイン(この世界で魔法を封じた物)、アイテム、
10000Gの軍資金を渡そう。城下で装備を整えるとよい。
それと8名のバトルヘルパーを用意しておく。
レベルに不安があれば試練の塔で訓練をすると良いだろう。
試練の塔は、町へ入る場合と同じく、
ワールドマップにある試練の塔の上で
Xボタンを押しメニューを呼び出せば入ることができるであろう。
では、期待しておるぞ。」
 
ディソールの町
ファズとレイマリー、バトルヘルパーが打ち合わせをしている。
ファズ「なあ、レイマリー・・・・・。」
そこにファズの幼なじみ・ティンがやってくる。
レイマリーたちは気を利かせ、場を離れる。
ティン「ファズ、本当に戦場に行っちゃうの?」
ファズ「ああ。」
ティン「死んじゃダメだよ。」
ファズ「なに馬鹿なこと言ってるんだ。俺は死なないよ。」
ティン「ホント?」
ファズ「ああ。帰ってくるさ。必ず。」
ティン「それじゃ、ファズが帰ってきたら私ね、」
ファズ「ん?」
ティン「う、ううん。何でもないの。
それより約束よ、今度のお仕事が終わったら一番に私のところに来てね。
どんなことがあっても、私ここで待ってるから。きっとよ。」
ファズ「ああ、分かったよ。約束だ。」
ティン「約束よ!ホントにホントに約束よ!」
ティン、去っていく。
ファズ「帰ってきたら、か。」
 
セイタンの丘近郊
ファズとレイマリーが戦いの稽古をしていた。
レイマリー「一息入れよう。ファズ。」
ファズ「ふう。まだまだレイマリーにはかなわないな。」
レイマリー「そんなことないさ。お前は、俺以上に強くなる素質を持っている。」
ファズ「無理だよ。
なんたってレイマリーは俺の剣術の師匠だからな。かなわないよ。」
レイマリー「・・・・・・・・・・。
なあファズ。バトルヘルパーはやめられないのか?
俺はお前が戦うのは反対だ。それにティンも悲しむぞ。」
ファズ「何言ってんだよ。
今までだって一緒に戦ってきたじゃないか。
それにティンのことは関係ないよ。」
レイマリー「そうか・・・・・。」
ファズ「それにしてもレイマリーは年をとらないなぁ。
俺がレイマリーに剣を習いだした頃とまったく変わってない。」
レイマリー「・・・・・・・・・・。
そんなことはないさ。子供の方が成長するのが早いからな。」
その時、一人のバトルヘルパーがやってくる。
バトルヘルパー「レイマリーさん!」
バトルヘルパー「この先のセイタンの丘で
ヴァレイム軍が陣を敷いているようです。」
レイマリー「そうか・・・・・。ファズ。」
レイマリー「これからは、今までのボディーガードなんかとは訳が違う。
本当の戦争だ。相手も戦争のプロだ。うかつな動きは死につながる。
お前に戦闘の鉄則を教えよう。
もう知っているなら聞かなくてもいいが、どうする?」
(選択肢「聞く。」を選択。)
ファズ「あぁ、頼むよ。」
レイマリー「まず、配置の時にどこにどんな敵がいるのかを確認して戦術を立てろ。
どういうルートで進軍するのか、誰をどの敵と戦わせるのか、
よく考えて仲間を配置するんだ。
戦闘が始まったら、敵の移動範囲や射程、詳細ステータスを確認する。
フリーカーソルの時、確認したいキャラクターにカーソルを合わせて、
Yボタンで移動範囲と射程範囲が、
Aボタンで詳細ステータスが確認できるぞ。
詳細ステータス表示中にXボタンを押せば、
装備品やスキルに表示が切り替わるからな。
それと、フリーカーソル時にXボタンを押せば、
行動順にキャラクターが光り、頭上に行動順が表示される。
もしも、戦闘中に敵と味方の判別がつかなくなったら、スタートボタンを押すんだ。
敵が赤く光って判別できるぞ。
それから、敵にはすぐに突撃してくる敵や
ある程度近づかないと行動を起こさない敵など色々なタイプがある。
それを見切ることも大切だ。
ある程度近づかないと行動を起こさない敵なら
その範囲に入らず無視しておけばとりあえず大丈夫だからな。
最後に、戦いの指揮官である俺やお前がやられたらそこで戦闘は終了だ。
注意するようにな。
ここまでだが分かったか?」
(選択肢「分かった。」を選択。)
ファズ「よく分かったよレイマリー。ありがとう。」
レイマリー「オプションから行けるチュートリアルで
俺のバトルヘルパー仲間のエレーラからもっと詳しく教えてもらうこともできるぞ。
さて、ヴァレイム軍がお待ちかねだ
そろそろ行くとするか。」
 
〜Chapter1
はじまりは突然に、
運命はゆるやかに〜
 
ここから始まるファズの戦いが、やがてマーディアス大陸全土の運命をも
揺るがすものになることをまだ彼は知らない…
 
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