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「大総統府主催の武術大会を開催する。」
お祭り好きなキング・ブラッドレイ大総統の気まぐれな一言により、
国をあげての武術大会が急遽開催されることとなった。
ルールは「相手を殺さないこと」以外はなんでもあり!
ただし、二人一組のチームでなければ出場することはできない。
優勝したチームには大総統自らが、一つだけ好きなねがいをかなえてくれるという。
果たして優勝はどのチームに?
そして、そのねがいとは?
それぞれの野望を胸に腕に覚えのある者達が続々とセントラルへ集結するのであった…。
(↑これは全シナリオ共通の文です。)

(捨て猫禁止令)
軍部にて
エド「くぉら!!アルッ!!!!」
アル「あわわわわわわわ。」
エドの怒鳴り声に怖がり震えるアル。そしてそれを聞いてロスがやってくる。
ロス「あら、エドワードさんどうしたんですか?」
エド「またアルが猫拾って来ちゃってさー。
   アル、俺たち飼ってやれないんだからもとのとこに返してこいよ〜。」
アル「だって〜。」
ネコ「にゃーん。」
ブロッシュ「おー!かわいいッスね〜!」
ロス「ほんとね〜。」
アル「でしょ!でしょ!!」
エド「アル!!!」
アル「しょぼーん。」
落ち込むアル&震えるネコ
ロス「なんだったら、私が飼ってもいいですよ。」
アル「ホントに!?」
エド「安うけ合いしないほうがいいと思うよ〜。」
ロス「あら!?失礼ね、ネコ一匹ぐらい責任もって飼えるわよ!」
なー…というネコの鳴き声。
アル「・・・実は、一匹じゃないんです。」
アルが自分の胸元を空ける……そこからなんと大量のネコが!ネコが!ネコが!!!!!
ドドドドドドドドッ!!!と出てくる。これにはロスとブロッシュはビックリ仰天!!
ネコ1「にゃー。」
ネコ2「にゃー。」
ネコ3「にゃー。」
ロス「ぐあっはあ!!」
ネコ4「にゃー。」
ネコ5「にゃー。」
ネコ6「にゃー。」
ブロッシュ「ぎゃ〜!!」
ネコ7「にゃー。」
ネコ8「にゃー。」
アル「てへっ。」
何故か照れるアル。
ロス「無理無理無理無理無理!こんなに飼えないわよ!!」
ロスの怒りにビビるアル。
ブロッシュ「こりゃー猫宿舎とかつくんないと無理ですよねーー。」
エド&アル「!・・・それだ!!」
エド「せっかく大総統が願いをかなえてくれるって言ってるんだから
   軍部に猫宿舎をつくってもらおう!!」
アル「あと、捨て猫禁止令も出してもらわなきゃ!」
エド、ニヤリとする。
エド「大佐との勝負もうやむやになってたからいい機会だぜ!今度こそ・・・。」
アル「がんばろう!兄さん!!」
ネコ「にゃーん。」
捨て猫をついつい拾ってしまうアルに困り果てていたエドは猫宿舎建設の為にアルと共に大会に出場するのであった。


(汚名返上大作戦)
軍部にて
マスタング「むー・・・・。」
何故か考え老け込んでいるマスタング
ホークアイ「大佐?どうかされたのですか?」
ギクッっとするマスタング
マスタング「あっ・・・いや、なんでもないんだ。
      それよりさっきの件はよろしくたのむ!」
と両手を合わせてのおねだりポーズした後脱兎するマスタング
ホークアイ「???・・・・むーーーー。」
考え込むホークアイ。そこにヒューズがやってくる
ヒューズ「うぃーーーす。
     あれ?リザちゃんどうしたんだ?難しい顔して。」
声をかけられハッとするホークアイ
ホークアイ「え?い、いや・・・なんでもないんです・・・・。
      ちょっと大佐が変だから気になって・・・・。」
ヒューズ「なはは、気にすることないって。
     あいつが変なのは今に始まったことじゃないから。」
ギラッとヒューズを睨むホークアイ。それにヒューズ冷や汗タラー…。
ヒューズ「あ!あぁ、いやいや、うん。それは多分大会のことじゃないかな。」
ホークアイ「大会ですか?」
ヒューズ「ああ。あいつはまだパートナー決まってないみたいだからな
     俺もさそわれたけど、もうアームストロング少佐と登録しちまったからな。
     てっきりリザちゃんと組むもんだと思ってたもんでよ。
     あれ?聞いてないのかい?
     てっきりリザちゃんにふられたから俺ンとこ来たのかと思っていたが・・・。」
ホークアイ「はい、何も・・・・。」
キラッとヒューズの眼鏡が光る
ヒューズ「じゃあ、あれだな
     あいつリザちゃんに無能あつかいされてかなりへこんでたからさ〜
     リザちゃんにいいとこ見せようとして大会に出るのに
     リザちゃんにサポートしてもらったら意味がないとか思ってんじゃないの〜。」
何故かホークアイ照れる
ヒューズ「まあ半分は、女の子達にいいとこ見せるのに
     リザちゃんといるのはまずいとかかもしらんが・・・・。」
ホークアイ「・・・。」
ギラッと目を渋く光らせるホークアイ
ヒューズ「・・・男って変なプライドにこだわるところあるからな、
     リザちゃんしっかりサポートしてやってくれよ。」
ホークアイ「・・・はい。」
ヒューズ「あ、でも大会は勝たせてもらうぜ!俺にはだ〜いじな野望があるからね〜。」
ホークアイ「はい、伝えておきます。」
ヒューズ「んじゃーなー。」
ヒューズ去る
ホークアイ「・・・・・・・・・・ばかね。」
こうしてホークアイはマスタングとチームを組むこととなった。
はたしてマスタングは“無能”という汚名を返上できるのか?


(愛こそすべて)
※一部の文字がひらがなになってるので漢字にしておきました。

軍部にて
ヒューズ「・・・アームストロング少佐、例の件の準備は出来ているか?」
アームストロング「はっ!準備は万端であります。」
ヒューズ「そうか、いよいよだな・・・・。」

なにかただならぬ雰囲気を感じてか2人の近くにいたロスとブロッシュがひそひそ話をする
ロス「・・・・ねぇねぇちょっと・・・・。」
ブロッシュ「・・・・なんスか?」
ロス「・・・・何かあるの?ヒューズ中佐、やけに気合入ってない?」
ブロッシュ「・・・・なんかこわいスよね、中佐がああいう時はなんかありそうスもんね。」

ヒューズ「この戦いは負けるわけにはいかない。
     少佐、君の力に期待している。」
アームストロング「はっ!代々続くアームストロング家の維新にかけて、
         必ずや勝利をお約束いたします!!」

ロス「・・・たしか、二人とも今度の大会に出場するのよね・・・。」
ブロッシュ「・・・あっ!あれじゃないスか?
      軍内部に不穏な動きがあるとかあったじゃないですか。
      それで大会に乗じて一気に敵の内部に食い込むとか。」
ロス「・・・・なるほど!それは大変なことになるわね。」
ブロッシュ「・・・・うわさだと、軍の敵と思われる人物も数人参加するらしいっスからね。
      お祭りの裏ではいろんな策略がうず巻いているかも知んないスよ。」
ロス「・・・・きびしいわね・・・・。」

ヒューズ「わかっているな少佐。
     私はこの大会で優勝したら・・・・・・。」
アームストロング「ははっ!」

ロス&ブロッシュ「・・・・。(息を呑む)」

ヒューズ「大総統におねがいして、
     エリシアちゃんの誕生日を国民の休日にしちゃうんだからな〜〜〜〜。」
あまにもくだらない願いに滑り込みズッコケするロス&ブロッシュ。(笑)
ヒューズ「だってそうしたら、もっと大勢を呼んで朝からエリシアちゃんの誕生日をお祝いできるじゃないか〜。
     そうだ!いっそ妻の誕生日も休日にして家族みんなでパーッともり上がるなんてのもいいねぇ!」
ロス&ブロッシュ「・・・・。」
アームストロング「ああ、うるわしき家族・・・・我輩感動。」
と涙流すアームストロング。
ロス「・・・・ただのバカチームね・・・・。」
果たしてヒューズの愛は大総統に通じるのか?
その障害を越えるべく、いざアームストロングと共に大会に出るヒューズであった・・・。


(至高の味を求めて)
ここは…恐らくリオールの教会であろう。
ラスト「どうしたのグラトニー?元気ないじゃない。」
グラトニーはどうやら物欲しげな顔をしているようです。
グラトニー「ラストぉ・・・・お腹すいたぁ・・・・。」
ラスト「あらあら、またぁ?さっきいっぱい食べたじゃない。」
グラトニー「もっとちがうもの食べたい・・・・。」
泣きながら駄々こねる。そこにエンヴィーがやってくる
エンヴィー「へぇぇ、めずらしいじゃん。グラトニーが味にこだわるなんてさ。」
ラスト「そうねぇ、せっかくちがうもの食べるくらいならびっくりするくらい美味しいものとか
    食べてみたいわねぇ・・・。」
エンヴィー「ラストもかい?なんか人間みたいなこと言ってるなぁ。」
ラスト「あら?ホムルンクルスだって美味しいものくらい食べたいわよ。
    エンヴィーだって『チョコレートパフェ』大好きじゃない。」
エンヴィー思わずギクッとして顔を赤くする。
エンヴィー「なっ!!・・・・あれはいいんだよ!
      かわいいこが食べるもんなんだからさ。」
グラトニー「いいなぁ・・・・パフェ・・・・。」
ラスト「フフッ。そういえば今度セントラルでお祭りがあるわしいわねぇ。」
エンヴィー「キング・ブラットレイのオッサンが開く例のやつか。
      優勝したら大総統直々にねがいをかなえてくれるって言う。」
ラスト「大総統ともなるといいもの食べてそうねぇ。この国じゃ手に入りにくい珍味とかたくさん。」
グラトニー「珍味ー食べたいー。」
ラスト「いいわグラトニー。お祭りに行っていっぱい美味しいもの食べましょ!」
グラトニー「お祭、お祭ー!!」
グラトニー、テンション高くなってます。
エンヴィー「なんだい、ラストのほうが食べる気まんまんじゃん・・・・。」
呆れた顔をするエンヴィー。
そして、そんなエンヴィーを尻目にラストはグラトニーをつれて大会に出場するのであった。

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