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ファミ通クエスト 〜目指せ!王国戦士団〜のオープニング

ハマムラ国王「まて〜」
バニーガール「イヤーン」
ファミツー王国の国王『ハマムラ』が城の中庭でバニーガールを追いかけていた。
ハマムラ国王「まて〜」
バニーガール「イヤ〜ン」
しばらくそんな光景が続いた・・・

そこに一人の男が歩いてくる。かなりフラフラだ。
ついには、その男は倒れてしまう。

その男は中庭の周りにいた兵士に取り押さえられる。
兵士「キサマ どこから!」

ハマムラ国王「!」
ハマムラ国王はその男に気づいた。
その男と兵士のもとに走る国王。
ハマムラ国王「待ちなさい。」

男にはなしかける国王。
ハマムラ国王「おいキミ どうした!? ダイジョーブか!?」
その男は、とても、大丈夫じゃなかった。
「いいえ」と答える男。

ハマムラ国王「そう? ダイジョーブそうに見えるけどなあ・・・・・・。
         ダイジョーブだろ!?」
男が何度『いいえ』とこたえても、それしか言わないハマムラ国王。
男は「はい」と答えるしかなかった。

ハマムラ国王「ダイジョーブ・・・・・?」
その男はなぜかもう一度聞かれる。
男は「いいえ」と答えたらどうなるか大体わかっていたので、「はい」と答えた。

ハマムラ国王「へえー。キミ。ダイ=ジョーブ っていうんだ。 変わった名前だねえ・・・・・。」

こうして、その男はダイ=ジョーブという名前になってしまった。



「ダイ・・・・・・ ダイ・・・・・・」
「おーい ダイ!!! 起きろってば! もう昼すぎだぞ!」
寝ていたダイはその声に起こされた。
その声の主はスラマーの先輩、イダテンだった。

イダテン「やっとおきたか。 ゆうべは 徹夜だったのか?」
ダイはその問いかけに「はい」とこたえる。
イダテン「大変だったな。 でも 俺たちスラマーは朝も夜もなく 働かないとな。」

イダテン「それはそうと、お城から伝言だぞ。
      大臣の ジアーン様がオマエをお呼びだそうだ。」

すぐにスラマー寮を後にしようとするダイ。そこにイダテンが走ってくる。
イダテン「オマエ まだ寝ぼけてるな。心配だから オレがお城まで 連れて行ってやるよ。」

イダテンにつれられてダイは城の前に着く。
イダテン「さあ ついた。 お城はこの先だぞ。」

城の大臣執務室に入るダイ。
ジアーン「おお よしよし。かわいいなあ。」
そこには愛犬ジョンをかわいがるジアーンの姿があった。
ジアーン「!!」
しばらくしてからダイに気づく。
ジアーン「お おお! ダイ。きてたのか。
      用というのは ほかでもない。 実は きょうは 毎月恒例のご意見書回収日でね。
      このファミツー王国をよりよい国にするために 国民からの声を 集めてまわる日なんだよ。
      本来なら ボクの仕事だけど 今は何かと忙しくてね。
      そこで お願いなんだ。
      ボクのかわりに 城の南西にある ファミツー城下町へ行き、ご意見書を 集めてきてくれない?
      ご意見書を もらったらこのスタンプ帳に ハンコを押してもらうんだぞ。全部集まったら ボクに届けてくれ。
      頼んだよ。」

ダイは城下町に行って、マルコ、モリガン、キスコ、カドマン、アラジ、フランソワの6人から意見書をもらった。
城へ帰る途中、意見書に目を通せば、
『お城主催のコスプレ大会を開いてください』や『結婚祝い 受け付け中』等変な要望があった。
さらに、
『今年こそ中日ドラゴンズ優勝!』や『春夏秋冬 頭にはタオルっス!』など、明らかに意見ではないものもあった。
それでも、ダイはそれらの意見書をジアーンに届ける事にした。


ファミツー城に戻ってきたダイ。
大臣執務室に戻ったが、ジアーンの姿は無かった。
しばらく、そこで待っていると、ジアーンと愛犬ジョンが戻ってきた。
ジアーン「ああ ダイ。もどってたのか。」

ジアーン「ごめん ごめん。犬の散歩に行ってたんだよ。
      ご意見書は あつまったかい?」

ダイは意見書をジアーンに渡した。

ジアーン「よし 完璧だね。ありがとう。助かったよ。ごくろうさん。」

大臣執務室を後にしようとするダイ。
ジアーン「あ! 忘れてた!」
突然叫ぶジアーン。
ダイはジアーンの方に振り向く。
ジアーン「ハマムラ国王が オマエをおよびだ。 いそいで 謁見の間へ 行ってくれ。」
大臣執務室を後にするダイ。


謁見の間に入るダイ。

ハマムラ国王「おお ダイ=ジョーブ! 待ちかねたぞ。
         
ファミツーで 働きたいと 飲まず食わずで 城までたどり着き 倒れていたオマエを 助けて はや半年・・・・・・。
         
その後の スラマーとしての優秀な 働きぶりは 私の耳にも とどいている。
         
そろそろ オマエにも ファミツー王国戦士団に 入団できる チカラがついてきたかもしれん。
        
 ただし ファミツー王国戦士団は この国の 中核をなす 精鋭部隊。
          なみの チカラでは つとまらん。
        
 そこでだ。 オマエのチカラを 試すための試練を 用意した。
          戦士団員には 欠かせない 3つのアイテム・・・・・・
          速打ちのキーボード
          神の赤ペン
          大地の修正液
         
これらを 集めてくれば そのチカラを認め ファミツー王国戦士団への 入団を許可しよう。
          どうだ。 この試練に 挑戦してみるか?」

ダイはもちろん挑戦してみることにした。

ハマムラ国王「ダイ=ジョーブのがんばりに 期待しているぞ。」



謁見の間を後にしたダイ。
ダイは城の入り口で
「おーい。ちょっと待ってよー。」
と、声をかけられた。

後からダイの元に一人の男が走ってきた。
ミズピン「おっす。ボクはミズピン。
      ファミツー王国戦士団のひとつ ブルーサンダー隊の 指揮官だ。
      謁見の間での話は聞いたよ。 入団の試練を 受けるんだね。
      試練なんて 初めてでしょ。やっぱり 緊張する?」

ダイは正直な気持ちで「緊張する」と答えた。
ミズピン「そうだよねー。わかるよー。」
それだけしかミズピンは言わなかったので、とっとと、城を後にしようとするダイだったが、

ミズピン「ところでさ。キミは野球とサッカー どっちが好き?」
と、どうでもいい質問をされる。
ダイは適当に「野球」と答えた。
ミズピン「へー そうなの。 ボクも野球。」

それだけだったので、また、城を後にしようとするダイ。しかし・・・
ミズピン「あとさあ。ボクって 前世が 民謡楽器の奏者らしいんだよね。どう思う?」
さらに、どうでもいい質問をされる。
ダイは適当に「スゴイ」と、答えた。
ミズピン「だからかなあ。いまでも 歌を歌ったり 楽器を 弾くのが好きなんだよね。」
そんなことはダイにとってはどうでもよかった。

また、ミズピンから逃げるように城を後にしようとするダイ。今度は・・・
ミズピン「でね。 試練の話に 戻るんだけど・・・」
やっとまともな話に戻る。

ミズピン「やっぱり 一人じゃ 不安だよね?」
ダイは「不安」と答えた。

ミズピン「・・・・・・。
      ・・・・・・。」

ミズピン「あ、ごめんごめん。 考え事してた。」

ミズピン「よし 決めた! すごく 心配だから とりあえず ボクが いっしょに ついていくよ。ね?」

ミズピンが強引に仲間に入った!!

ダイはミズピンから、王室からの支度金として、500ガバスをうけとった。

ミズピン「まずは 城や町で 情報を集めるといいと思うよ。
      あとフィールドには 戦士団の天敵の モンスターたちが いるから 気をつけろよ。」


こうして、ダイの大きな試練が始まったのだった。

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