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ファイアーエムブレム紋章の謎・第1部(暗黒戦争編)オープニング

その昔 アカネイア大陸は、マムクート(竜人族)の王メディウス率いるドルーア帝国に侵略され、人々は、恐怖と絶望の中にあった。
この世界を守るべきアカネイア聖王国は、恐るべき暗黒竜の力により壊滅。
世界は 今、まさに滅びようとしていた。
しかし…きせきがおこった。いなか町アリティアのアンリという若者が、
苦難の旅の末、光かがやく神剣ファルシオンを手にいれ、
暗黒竜メディウスに挑戦し見事打ち倒したのだ。
ドルーア帝国は滅び、アカネイア王国は再建された。そして世界は平和な時代を迎え、
アリティア王国をはじめ多くの国が、新しく建国された。
しかし、ドルーア戦争から100年の後
永い時を経て、ドルーアにメディウスが復活した。
そして 隣国のグルニア、マケドニアを併合し、ドルーア帝国を再建。
同じく世界支配の野望をもつカダインの大司祭ガーネフと手をくみ、アカネイア王国に攻撃をしかけた。
アカネイアは必死に防戦したが、グルニアの名将カミユとメディウスの力の前に敗退を重ね、
やがて 王女ニーナだけを残して、滅び去った。
英雄アンリの血を引く、アリティアのコーネリアス王はメディウスを倒すため
伝説の神剣ファルシオンをもって 出撃したが、同盟国グラのうらぎりにより壊滅。
アリティア王国もまた、滅亡することになった。
しかし14才になる王子マルスだけは、姉 エリス王女の助けにより辛うじて脱出し、
辺境の島国<タリス>へと落ちのびて行ったのである…。

〜第1部 1章 マルスの旅立ち〜

ドルーア帝国によって祖国を追われたアリティアの王子マルスは、
老騎士ジェイガン率いるわずかばかりの騎士団に守られて、
ようやく、東方の島国タリスにまで落ちのびた。
タリス王国は、騎士団さえ 持たない辺境の小国であったが、
タリス王は 彼らに東の砦をあたえ、できうるかぎりの援助をおしまなかった。
そして 両親を討たれ、愛する姉まで奪われてくやしさに身をふるわせるマルスに、やさしくつげた。
「マルス王子よ…。姉姫をおもう気持ちは、よくわかる。
 だが そなたはまだ14才。帝国と戦うには、あまりにおさなすぎる。
 今は がまんされよ。この地にとどまり力をたくわえ、そして時を待つのだ…」と。
タリスの人々のやさしさに守られて、マルスはこの国で二年の日々をすごした。
そして まもなく16才になろうとするある日のこと…。

(タリス城からペガサスナイトがマルスのもとへ向かってくる)

ジェイガン「マルス王子 タリス城からシーダ様が 来られました」
マルス「どうしたんだ!シーダ 城で何か あったのか」
シーダ「マルス様 会えてよかった ガルダの海賊が 突然 おそってきたの お城も占領されて 大ぜいの人が殺されたわ おねがい!お父様を助けて」
マルス「だいじょうぶだよ シーダ この砦には アリティアの 勇かんな騎士達がいる 海賊なんかに負けることは ないさ さあ ぼくと一緒に タリスの城へ行こう」

 かくして、マルス軍の長き戦いが始まる…

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