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ブレスオブファイアエンディング(オープニング)

※主人公名はデフォルト名のリュウにしてあります

夢にて…

謎の竜:「めざめよ リュウ
     りゅうの せんしよ…
     ふたたび このよに
     わざわいなすものが あらわれた
     りゅうの ちからを とりもどせ
     リュウよ…
     せかいを…まもるために…」

謎の竜の周りを炎が取り囲む。

???:「おきるんじゃ!リュウ!
     しにたいのか!?

リュウが目を覚ますと家は炎に包まれていた。

おばば:「はよう おきよ!
     むらじゅうが おおかじじゃ!
     いえも はたけも ぜんぶ もえておる!
     とりあえず したに ひなんするぞ!」

おばばの後をついて行くと外から炎が吹き出し、おばばとリュウが分断される。

おばば:「いかん! リュウ いまけしてやるぞ!ええーいっ!」

おばばの力で炎が消える。

おばば:「ふう むかしは もっとつよい
     まほうが つかえたんじゃが…
     いまは こんなひを けすのが
     せいいっぱいじゃわい」

またおばばの後をついて下へ行くと村の皆が集まっている。

村人:「ちょうろう!!
    たいへんです!!」

そこへ駆け込んできた村人と主人公の姉セイラ。

村人: 「ちょうろう!
     むらのそとに くろいりゅうのはたが みえます!
     すっかり むらを かこんでいます!
     だっしゅつ できません!!」
長老: 「くろいりゅう…!?
     こくりゅうぞくか!
     やつらが むらを やきうちしたのか!
     しんじられん! おなじ いちぞくを おそうとは!!」
村人: 「こくりゅうぞくの ゾーゴンが…
     せかいせいふくを たくらんでいるという
     うわさは どうやら ほんとうだったようですね…
     てはじめに われわれ 
     はくりゅうぞくを けそうと…」
長老: 「なんてことじゃ!
     ゾーゴンめ! おろかなまねをっっ!!」
村人: 「どうして わたしたちが ねらわれるのですか?
     なにか りゆうが あるのですか!?」
おばば:「ふん! ゾーゴンのやつは わしらを
     おそれておるんじゃ!!
     わしらは りゅうのちからの ことなど
     とっくに わすれてしまったと いうのに…」
長老: 「しかし こうなったら
     どうして おそわれたのかは もんだいでは ない
     どうやって このばを きりぬけるか…?
     わしらに にげみちは ない…
     と すれば みちは ひとつ…
     そうじゃろう みんな?」
おばば:「さあ いこうかねぇ…
     この おいぼれの さいごのまほうを
     ふりしぼるときが きたようじゃ…」
村人達:「……」
セイラ:「まってください!
     わたしたちの ちからでは
     じゅうそうびの ぐんたいあいてに
     きずひとつ つけることは できません!
     いぬじにしようというのですか!?」
村人: 「たとえ いぬじにでも
     むしケラのように やけしぬよりは いい
     われら はくりゅうぞくの いじを
     みせてやろうじゃないか…さあ、ゆこう セイラ!」
セイラ:「…わかりました…でも
     ゆくのは わたし ひとりです!」

セイラの魔法で村人の一人が石になる。

長老: 「な、なにをしたんじゃっ!?」
セイラ:「すこしのあいだ、いしになっていてもらいます…
     いしに なっている あいだは
     ほのおを うけつけません…
     いきのびて そして おもいだしてください
     われら はくりゅうぞくのしめいを…」
長老: 「むちゃな!? いくら いしになっても
     やつらに みつけられたら おなじ…うっ?」

セイラに石にされる長老達。

長老: 「う ううっ
     な なぜ こんなことを…」
セイラ:「ぎせいになるのは わたしひとりで じゅうぶん
     こくりゅうぞくは わたしが…
     …リュウ
     つよく なりなさい…
     あなたが りっぱになって
     ふたたび このよに へいわをもたらしてくれると
     しんじていますよ…
     ちょうろう…みなさん…さようなら
     はくりゅうぞくに かみの ごかごが
     ありますように…」

外へ出て行くセイラ…。

セイラ:「…あとは なんとしても
     こくりゅうぞくの ちゅういを ひきつけなければ…」
兵士: 「おっ? だれかいるぞ!」
セイラ:「…」
兵士: 「こいつは りゅうのみこだ!
     たいちょうのところに つれていこう!
     いきのこりの そうさくは あとまわしだ
     まずは こいつを…」

セイラは何の抵抗もなく黒竜族の陣に連れて行かれる。

兵士:  「たいちょう!
      りゅうのみこを とらえてまいりました」
セイラ: 「…みんな…やけました
      いえも なかまも なにもかも!
      さぞや まんぞくでしょうね…
      こうやって よわいものを いたぶるのは
      さいていの ことだわ!」
ジュダス:「ほぉ… かわいい かおをして
      いせいが いいな…
      はくりゅうの ちを ひくものは
      ひとりも のこすなとの めいれいだ
      …しまつしろ」
兵士:  「…わるくおもうなよ
      これも にんむだからな」
突然雷が兵士達を襲う。

兵士達:「うわーー−−−っ」

隊長以外兵士は逃げていく。
セイラ: 「むらを やきうちするなんて ひどいことを!
      ゆるせないっ!」
ジュダス:「!」

雷を避けるジュダス。

ジュダス:「ふっ たいしたうでまえだ…」
セイラ: 「きたれ いかづち!」
ジュダス:「きさまらには なんの うらみもないが…
      ゾーゴンさまの じゃまを されては
      こまるのでな…」
セイラ: 「そんなやぼうなんて
      だれかが きっと うちくだいてくれるわ!」

セイラの放つ雷を避けていくジュダス。

ジュダス:「それはどうかな?
      われらには めがみのかぎが ある…」
セイラ: 「めがみのかぎですって!?」
ジュダス:「ほう やるな
      そこまでできるやつは そういないぞ」
セイラ: 「ちかよらないで!
      めがみを どうするつもりなの!?」
ジュダス:「……そろそろ あそびは おわりだ」
セイラ: 「えーい!……?」
ジュダス:「どうした…
      もう おわりか?
      は!はっはっはっ…」


はるかむかし……
りゅうのいちぞくが せかいを おさめていたころ
ひとりの めがみが あらわれた
ひとの よくぼうに こたえるめがみ
ミリアに ひとびとは こころまどわされ……
かのじょを めぐる たたかいが
せかいを つつんだ……

じゃあくなる めがみは あらそいを このみ…
ほこりたかき りゅうのいちぞくでさえ
ふたつに わかれ めがみを うばいあった…
はくりゅうぞくと こくりゅうぞくは たがいに
きょだいな りゅうの すがたで たたかった
たったひとりの めがみのために
せかいは ほろびるのではないかと おもわれた……

しかし あるとき
ゆうかんな りゅうのせんしが たちあがった……
かれは 7にんの なかまとともに
めがみ ミリアに いどみ
ついには これを 6つのかぎで ふういんした……
めがみのかぎとよばれる これらのかぎは
いまも このせかいのどこかに かくされているという……

めがみに まどわされ
せかいを ほろぼしかけた はくりゅうぞくは
じぶんたちの ちからが つよすぎることを さとり
りゅうのちからを みずから ふういんした……
ひげきを くりかえさぬように……





術が解けて村人達が元に戻る。

村人達:「…いったい どうなってるんだ?
     セイラは どうしたんだ…?」
村人: 「ちょうろう! セイラが…
     かのじょが わたしたちを たすけるために…!
     ちょうろう…
     セイラの いっていた われわれ
     はくりゅうぞくの しめいとは
     いったい なんですか?」
     われわれは ぶきをとって たたかうべきでは
     ないのですか!?」
おばば:「…
     もういいんだよ…
     はくりゅうぞくの しめいなど
     おまえたちが きにせんでも いい…
     とおい むかしに ちからを すてた
     わしらには かんけいない ことじゃ…」
村人: 「しかし おばばさま!
     われわれは たたかうべきでは ないのですか?
     セイラのために!
     われら はくりゅうぞくのほこりにかけて!」
おばば:「いいから いまは
     いきのびることだけを かんがえるんじゃ
     さあ ここは もうくずれるよ…おにげ…」
村人: 「しかし おばばさ…わあっ!」

おばばがジャンプすると足元が崩れる。
外へ出て行く村人達。リュウとおばばと長老のみが残っている…。

おばば:「…
     これでいいんじゃ…
     りゅうの ふういんなど とけるわけがない…
     わしらの しめいは いきのびて
     つぎの じだいに のぞみを たくすことじゃ
     これで いいんじゃ…
     りゅうのせんしなど でんせつに すぎん」
長老: 「リュウか…
     おぬしには なんといえば いいのか…
     すまん…
     セイラの かたきを とるつもりか?
     やめておけ…
     と、いいたいところじゃが…」

おばばが宝箱をだす

長老: 「すくないが あれを もっていくがええ…
     そうびを ととのえ じっくりと
     ちからを つけるんじゃ…
     くれぐれも むりはするなよ…
     さあ ゆくがいい リュウよ…」

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