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バーミリオン・デザートOP

NC歴105年。
アルガナ王国の国王に、オーマカーン皇子が即位。
弱冠14歳の若き王の誕生であった。

王国は新王体制のもと独立を宣言。
国境近隣の国家への侵攻を開始。
王国は一夜にして帝国へと変貌した。

圧倒的な軍事力を誇る帝国の力は凄まじく、
開戦からわずか7日間を持って、
大陸の40%を占領するに至った。

生き残った国家は、打倒帝国を合言葉に、自由連邦軍を結成。
果敢に応戦するも、軍事技術、統率力共にその差は大きく、
侵攻開始から3年、連邦は大陸の70%以上を失いかけていた。

この窮地を憂慮した自由連邦政府は、
局地戦を有利に展開するためのスペシャルフォースを編成。
特殊傭兵部隊「シルバーフォックス」の誕生である。

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全人類の90%以上が保有するジェネティックコンピュータ。
通称シャドウデバイス。

これは、この特殊なバイオコンピュータの普及により
知識と言語の壁を取り除いた人類世界を舞台に
突如、侵略戦争を開始した帝国軍と、それに対抗する自由連邦軍。
そして、それを静観する中立連合との間で繰り広げられる物語である。

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N.C.106年 ザイム戦

???「司令部、司令部!こちらザイム××中の××陸軍!
     攻撃されている、あっという間に半分やられた!
     正体不明の敵が…至急救援を頼む!」

N.C.107年 バルジ砂漠

偵察員「ボーテス、ボーテス。こちらレッドアイだ。
     現在バルジ砂漠上空、任務遂行中。
     …相変わらずの砂埃だ…見てるだけで口の中ざらざらするぜ。
     こんなとこさっさと切り上げて…ん!おい。15時方向!何かあるぞ!」

偵察員「こちらレッドアイ、誰か倒れている!遭難者らしい。確認に向かう。
     これより接触する。確認…トラップはなさそうだ…息があるぞ…
     軍人らしい。デバイスターミナルがある…連邦の兵士だ…
     名前…ロイ…シードル?まさか?あのロイ、シードル?
     1年前に姿消した死神ロイか?…なんてこった…おい急げ、収容するぞ!」

1ヶ月後  連邦作戦司令室
    
マクライアン「よぉーし、みんな!新たな作戦指令を伝える。聞いてくれ。
        明日15:00時前後、敵補給部隊がこのポイントを通過する。
        今回、我々シルバーフォックスは前もって現場に潜入。
        ここと、ここと、それからここの3カ所に分隊して待ち伏せ、
        ターゲット通過時にこれを殲滅する。チーム編成!
        第1小隊、俺、クレオ、レイナ。
        第2小隊、ボスコ、スタン。
        第3小隊、ゾーンとレイド。
        赤ん坊でもできる作戦だ。何か質問は…」
スタンウッド「…そんなもん俺達がですか?正規軍のお子様たちで充分じゃねえですか」
マクライアン「我々は傭兵だ。金と引換に命令には黙って従うことを誓っている。
        断ってもかまわんぞ…放棄料金10万ドル払ってな」
スタンウッド「ちっ!わっかりやした。やりますよ!やります」
マクライアン「それからお前らに新しい仲間を紹介する」

ボスコビッチ「ちっ…また自殺志願者か…」
マクライアン「今回の任務から配属される、ロイシードルだ。仲良くしてやってくれ」
ゾーンデューク「あん、ロイシードル?…聞いた風な名前だなぁ…
        そういや、そんな名前だっけ?行くところ敵も味方も死体だらけに
        なるもんで死神って呼ばれてたヤツ…」
ボスコビッチ「死神…」
スタンウッド「あ、ああ…だがそいつぁ確か…1年前のザバン戦で死んだはずだぜ」
ゾーンデューク「へへん…お前さあ…そんなのと同じ名前?…ついてないねぇ」
マクライアン「彼がその本人だ…」
ボスコビッチ「おい、貴様か!貴様がやったのか!!」
スタンウッド「おい!ボスコビッチ慌てるな!」
ボスコビッチ「くそ!冗談じゃねぇ!この上、死神野郎と一緒にドンパチやれっていうのか!」
ゾーンデューク「そうだそうだーーもっと言ってやれー!」
クレオ     「あのっ!止めて下さい…噂…ですよね…根も葉もない。それで決めつけるなんて…」
ボスコビッチ「なんだと…またいつものお嬢さん面か…お前のその態度もいい加減頭にきてたとこだ。
         丁度いい…ここいらでケリつけようじゃねえか!!」
スタンウッド「おい、やめろ、やめないか!」
クレオ     「お願い、やめてレイナ…」
ボスコビッチ「ちっ!しらけるぜ…てめえらは知らねえだけだ。噂じゃねぇんだよ、あれは…」
クレオ     「でも…なんの証拠もないんですよね」
ボスコビッチ「なにぃ!」
スタンウッド「お、おい、よせ」
レイドリアン「…所詮俺達は、血塗られた狼…死神か。俺達の行く道にふさわしい男。なのかもしれない」
ボスコビッチ「ちっ」
マクライアン「ボスコビッチ、ま、そう言わず面倒みてやってくれ。では、話は以上だ。解散!
        ああ、それから…敵の新型兵器の設計データが一緒に運搬されているという情報もある。
        うまく手に入れたらボーナスが出るかもしれんぞ。ロイ、お前は俺と同じ第1小隊だ」
ロイシードル「はい」

スタンウッド「け!タヌキ親父。はなっから情報奪取が目当てって言えばいいじゃねえか」
レイナ    「はっ!元々私達に、赤ん坊用の作戦なんか来るわけないだろ…
          そんな文句言ってる暇が有ったら、さっさと作戦を確認するよ」
スタンウッド「ちぇ。バカにしやがって…」

【作戦確認】

スタンウッド「で、つまるところ今回の作戦は、補給部隊の殲滅と新型兵器の設計データ奪取ってことだな」
ゾーンデューク「そんで、その補給部隊ってのはどんな構成になってんの?」
レイドリアン「護衛部隊が2チーム。主に哨戒兵で構成されている」
ゾーンデューク「それに、輸送トラックってか…単純な構成でやんの」
クレオ     「だいたい15:00ぐらいにここを通過するようですね」
スタンウッド「ああ、そんで、俺達はこの3カ所で待ち伏せて…つまり挟み撃ちってことだ。
        ただし、敵が来たからって慌てて攻撃を仕掛けると、せっかくの挟み撃ちが台無しになっちまう。
        しっかり引きつけてからATTACKで仕掛ける。これだな」
レイナ   「他には、この3カ所を哨戒兵が偵察か…ふっ。こんなもんだとは思えないがな…」
クレオ   「そうね。いつも情報通りだとは限らないから…」
ボスコビッチ「けっ。そんときゃ叩き潰すのみよ!」
スタンウッド「見な。トラップだ…全部で4カ所。地雷がメインか…
        この程度なら解除して進んでも問題ないだろうな」
ゾーンデューク「へへ。今回は楽勝。楽勝」

(チーム&戦略エディット後、作戦開始)

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