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モノローグ:この間のブリタニアでの冒険を終えて、こも世界に戻ってから、何年かが過ぎた。戦いもなく、傷つくこともない生活は、平穏そのものだった。しかし、キミはそんな生活に満足しつつ、何か割り切れない思いにとらわれていた。「再びブリタニアへ!」そう願って、キミはストーンサークルが見える場所に、住まいを構え、再びブリタニアへの道が開かれることを待ったのだが、ゲートが開くことはなかった。しかしあるとき、ストーンサークルを訪れると、いつもと違う雰囲気が漂っていた。そこには黒い雲が漂い、冷たい風が吹き付けている。雲の中に数知れない稲妻が走り、キミの影を浮かび上がらせている。雲を見ていると、突然稲妻が地面に向かって走った。稲妻は、狙ったごとくストーンサークルの中央を貫いた!空気は白熱し、草を焦がした。驚いている君の前で稲妻は消え、イオンの匂いが辺りを包み、ストーンサークル中央の土が少し乾いている。そしてその場所に、不思議な石があることに気が付いた。キミはその石を拾った。石を拾うと同時に、キミの目の前に赤いムーンゲートが現れた。「やった!これはブリタニアへのゲートなのか?」しかし、何か嫌な予感がする。ブリタニアへのゲートは青いはずではなかったか?ゲートが揺らぎ始めた!今入らなければゲートは消えてしまうだろう。「こうなれば一か八か、飛び込むしかない!」キミはゲートに飛び込んだ!ゲートに飛び込むと、よじれるような感覚に意識を失った。そして、遠くで奇妙な叫び声が聞こえる。目を開けると、怪物の姿が目に入った。気が付くとキミは縛られて動けない。周りを見回すと、同じような怪物が周りを取り囲んでいる。一人の怪物が奇妙な声で不思議な言葉を呟いている。その声は何かの祈りのような気がした。この声が一段と高くなり、取り囲む怪物の声と重なり合ったとき、怪物は剣を振り上げた!その眼差しには激しい憎しみが込められている。「もう終わりだ!」キミは思わず目を閉じた。

*画面暗転。

モノローグ:まだ生きている。キミは恐る恐る目を開けた。「大丈夫か?」なんとそこにはシャミノの姿が!そしてイオロ、デュプレも。かつて何度も冒険をともにした、あの仲間たちだ!「もう大丈夫だ、ヒーロー。さあ、あのゲートに向かって走れ!」シャミノが素早く剣を抜き、キミを縛り付けていた縄を切る。イオロはすかさず落ちていた本を拾って走り始めた。キミも仲間と共にムーンゲートを目指して走った。しかし、何匹かのガーゴイルもキミたちを追って、ゲートに飛び込んでいった。戦いが始まった。

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