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>帝国が世界を統一してから6年の時が流れていた……。

>地方都市ドラ
 ドラの地方闘技場では、バトラーとして育ったクレチア同士の殺し合いを見世物とするショーが、帝国人民達の人気を集めていた……。
 バトラーにとってのバトルショーは、生き残るための闘いである……。

>フィレーナ 6才
フィレーナ:ゼナじいちゃん……。もう闘いたくないよ……。
ゼナ:どうしたフィレーナ!本気で掛かってくるんだ!女のお前に男のバトラーとして生きろというのはむごい話だ……。だが……お前が生き残る道は、これしかない……。強くなることだけを考えろ!そんなへっぴり腰では、すぐに女だと見破られるぞ!
フィレーナ:ゼナじいちゃん……もう、嫌だ……闘いたくないよ……。
ゼナ:駄目だ……休まず訓練するんだ!行くぞ……フィレーナ!

>10回戦まで生き残ったバトラーは、メガロバトラーの名を与えられ、都の中央闘技場にデビューできるが……。
 しかし……死ぬまで闘い続ける宿命を背負っていることに変わりはない……。

>10年後……。

>バトラー養成所
ゼナ:お前も16になったか……。時が経つのは早いものだな……。お前が6才のときから訓練を始めて、今日でちょうど10年になる……。
フィレーナ:ゼナじいさん……。
ゼナ:もうじいさんではない。お前はバトル訓練生……わしはバトル訓練士だ……。さあ、訓練を始めるぞ!お前の最大の武器は、小さな身体を活かしたスピードだ!それを忘れるな!行くぞ!
ゼナ:明日からお前はバトラーとして一人で生きていかねばばらんのだ。本気で掛かって来い!
ゼナ:よし!ここまで!
ゼナ:明日はお前のデビュー戦だ!
フィレーナ:ゼナじいさん……。
ゼナ:ゼナ先生と呼べ!明日からわしはゼナじいさんではなくなる……ただのバトル訓練士だ……!さあ、これを受け取れ……。クリスタルナイフとクリスタルシューズだ……。そのクリスタルナイフは、ホワイトレイという強力な白熱光線を発することが出来るのだ……。そしてクリスタルシューズには、ジャンプ力を上げる効果がある……勿論、スピードも高まるぞ!バトルの前に必ず、武器のストックや防具の装備を確かめておくこと。武器は最高3つ、よく使う武器から順番にストックしていくといい。フィレーナよ……お前には、わしの全てを与えたつもりだ……。なぜだと思う?……お前には、大切な使命があるからだ……。今に、すべてを知るときが来る。
フィレーナ:ゼナじい……いや……ゼナ先生!
ゼナ:この養成所の二階に、お前の部屋が用意されている。明日のデビュー戦に備えて、ゆっくり身体を休めるがいい。わしはバトル訓練士だ……。試合の前に不安になったり、また特訓を受けたくなったら、いつでも訪ねてくるがよい。

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