アークスOP
ドラマは、RPGを覚醒させる…!
アルカサス王国…かつて人間は、この地において精霊達と
信仰による約定を結び、その力『魔法』で自然を自由に操り、
文明を築き、栄えていた。
しかし、己の欲のために先住部族達を追い払い、戦いのために
魔法の力を使った人間に精霊たちは怒り、人間からいっさいの力
を奪い去るため、アルカサスの国を見捨てた。
精霊の加護を失った王国は自然の調和を失い、天候の異常が続き、
いたるところで土地が荒れていった…。
精霊信仰はすたれ、人々の心はすさみ、土地をめぐって部族間の
争いが絶えなかった。
そして今、この王国のどこかから、かつてなく大きな異変が
始まろうとしていた・・・!
その頃、ひとりの若者が旅立とうとしていた。
木こりの息子ジェダ・チャフは、たった今、自らの手で埋葬を
終えたばかりの父の墓前でその決意を語るのだった。
『父さん…俺、旅に出るよ。独りぼっちになっちゃたしね。
当分ここへは帰らない。騎士になるんだ。父さんがなぜ
騎士を捨てたのかは知らないけど…それは俺がなってみれば
わかると思う。…そうだ、屋根裏に隠してあった剣と鎧を
借りていくよ。いつか騎士になった時返しにくるさ。
…じゃあ、もう行くよ。さようなら、父さん。』
だが、父の墓は何も答えず、山を降りていく息子の背を黙って
いつまでも見送っていた…。
騎士を目指し、功名を求める気ままな旅のはずだった。
だがその歩みがすでに、大きな運命の流れの中にあろうとは、
ジェダ自身気付くはずもなかった…!